メガベンチャー3社(サイバーエージェント・GREE・DeNA)のミッション・ビジョン・バリューと事業内容の違い分析してみよう!【MVVクイズ】

しろくま先生

メガベンチャー3社(サイバーエージェント、GREE、DeNA)のビジョンのうち、サイバーエージェントのビジョンはどれでしょう?
  1. インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける
  2. 毎日を楽しく幸せに、社会を自由で効率的に。新しいサービスをより早く、多くの人へ。素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。
  3. 21世紀を代表する会社を創る

ヒント!!

HINT

サイバーエージェント
 →インターネット広告事業、ゲーム事業、メディア事業、投資育成事業を運営


GREE
 →ゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業を運営

DeNA
 →ゲーム事業をメインにヘルスケア、スポーツ、エンターテインメント、AI関連事業を運営

答えは、、、

答え
  1. インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける
    ➡DeNA
  2. 毎日を楽しく幸せに、社会を自由で効率的に。新しいサービスをより早く、多くの人へ。素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。
    ➡GREE
  3. 21世紀を代表する会社を創る
    ➡サイバーエージェント

しろくま先生

サイバーエージェントのビジョンは③の「21世紀を代表する会社を創る」でした。
では、それぞれのミッション・ビジョン・バリューと事業内容の違いについて解説していきます!

ミッション・ビジョン・バリュー」について詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください!

サイバーエージェント

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)

サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、インターネットを軸にインターネット広告事業、ゲーム事業、メディア事業、投資育成事業を運営しています。

ビジョンは抽象的ですが、あえて絞らないことで変化に対応し、会社の視野を狭めないことを重要視しているそうです。インターネット産業という軸をぶらさずその周辺の関連する分野には積極的に参加し、最終的には世界に通用するインターネットサービスを開発しグローバル企業になることを目標としています。

創業者

サイバーエージェント創業者の経歴

サイバーエージェントの創業者藤田晋さんは、高校時代に起業に興味があったが大学に入り自分の将来の目標に自信持てずにいたそうです。しかし、名著「ビジョナリー・カンパニー」を読み感銘を受け「21世紀を代表する会社を創る」という目標ができたそうです。

MEMO

ビジョナリー・カンパニー

100年以上続く会社の特徴とし「緻密な戦略を立てるのではなく、変化に適応できるよう偶然を活かして事業展開を行う」と記載

創業から100年以上続くようにという思いを込めて「21世紀を代表する会社」というビジョンを作った?

インターネットを軸にインターネット広告事業・ゲーム事業・メディア事業・その他周辺事業・新規事業と広く積極的に取り組んでいる

ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

大学卒業後新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、1年後24歳でサイバーエージェントを設立。クリック保証型広告で順調に売上を伸ばし、1999年のネットバブルの追い風もあり、最年少、創業2年でマザーズに上場。しかし、2000年にネットバブルが崩壊し時価総額が急落。メディア事業立ち上げに奮闘し、売上は伸びていたものの株価は伸びず解散や売却の危機に見舞われたが楽天との資本提携により黒字転換。ビジョンはこの危機を乗り越えたあとの2004年に役員合宿で明確にされました。

事業内容

サイバーエージェントのビジネスモデル
画像参照元:https://d2utiq8et4vl56.cloudfront.net/files/user/pdf/ir/library/annual/cyberagent_IR_2020_jpn.pdf?v=1610611424
  • メディア事業
    • ブログサービス”アメーバブログ
    • テレビ&ビデオエンターテイメント”Abema
    • マッチングアプリ”タップル
  • ゲーム事業
    • 本格スマホRPG、カードバトルなど主力タイトル8本を含む約50本のスマートフォン向けゲームを提供
  • 広告事業
    • Google、Facebook、Yahoo、LINEなどに掲載される広告販売

現在はABEMAを中長期の柱とすべく先行投資をしており、ゲーム原作のアニメをABEMAで放送したり、ABEMAの広告を販売したりと相互に事業シナジーを生み出す取り組みをしています。

また、「世界に通用するインターネットサービスを開発し、グローバル企業になる」とミッションステートメントに掲げているように広告事業において海外7拠点(ニューヨーク、サンフランシスコ、北京、韓国、台湾、ベトナム、シンガポール)に支社をもっています。

しろくま先生

サイバーエージェントでは、100年以上世界で輝き続ける企業を目指し、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げているのではないでしょうか?そして、ビジョンを達成するためにインターネットを軸に時代に合わせたサービスを創り出し、事業シナジーを生み出す取り組みを行っているのではないでしょうか?

サイバーエージェントの事業内容についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を御覧ください。

サイバーエージェントの創業背景・ミッション・ビジョン(企業理念)と事業内容・ビジネスモデル【企業分析】

GREE

Screenshot of corp.gree.net

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)

GREEは、「インターネットを通じて、世界をより良くする」というミッションを掲げ、ゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業を運営するインターネット企業です。

ミッションの「より良く」は、ビジョンで書かれている「楽しく幸せに」「自由で効率的に」を意味しているのではないでしょうか?そして、インターネットを軸に主力のゲーム事業に限らず様々な事業に挑戦しているようですね。

創業者

GREEの創業者田中良和さんは、楽天在籍中に新しいコミュニケーションやコミュニティで、世の中をちょっとでもより良くしたいという気持ちで趣味としてオンラインコミュニティ”GREE”を開発しました。

利用者が10万人を超え、資金的にも時間的にも個人でできる範囲を超えていき、2004年にグリー株式会社を設立しました。

田中さんの創業ストーリーにはシリコンバレーとインターネットとの出会いが深く関わっているそうです。シリコンバレーの「インターネットで人々の毎日を良くしていくんだ」という熱い思いを持って未来の社会のためにビジネスを生み出すことにチームで全力で取り組むという価値観に感銘を受けたそうです。

シリコンバレーとインターネットとの出会い
  • 未来の社会を自ら創造する、そのために努力や挑戦をいとわない
  • 新しい技術を生み出したり、革新的な製品を普及させていくことで、人間一人一人の可能性を広げて、社会を効率的にしたり、人々の毎日を豊かに楽しく変えていくことができる
  • チームで新しい何かに挑戦する、諦めずに挑戦し続ける

そして、個人の趣味から始まったYahoo!やGoogleに影響を受けて田中さんも趣味としてGREEを始めたそうです。

利用者が増えて独りでは立ち行かなくなったとき、シリコンバレーから学んだことに影響を受け、サービスを続けてほしいと思ってくれているユーザーのために会社設立の決断をしたそうです。

シリコンバレーで生まれる新しい技術や製品は、誰かが一人で生み出している訳ではありません。会社としてチームを作り、多くの人で長い時間をかけ生み出される物です。それと同じように、自分もチームを作り、新しい何かを生み出すことを選択しなければと思ったのです。

http://corp.gree.net/jp/ja/corporate/vision/

こういったシリコンバレーの哲学や価値観がGREEのミッション「インターネットを通じて、世界をより良くする」の根底にあります。

インターネットが全てを変えていく、その入り口に我々はいます。僕は、その変化を傍観者のように受け入れ、観客として通り過ぎるのではなく、自らで新しい時代のあり方を考え、その実現に行動する人間でありたい

未来の社会を自ら創造する、そういう歴史を作ってきた人たちから学んだように、「インターネットを通じて、世界をより良くする」ことで、社会や世の中に貢献していきたいと思っています。

http://corp.gree.net/jp/ja/corporate/vision/

事業内容

GREEの事業内容
画像参照元:https://corp.gree.net/jp/ja/business/

事業内容はインターネットを軸にゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業の運営を行っています。

  • ゲーム事業
    • アプリゲーム
    • ブラウザゲーム
    • メッセンジャーゲーム
    • コミュニティ事業
  • ライブエンターテイメント事業
    • プラットフォーム事業(スマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリ)
    • XRエンターテインメント事業(VTuberプロヂュースなど)
  • 広告事業
    • エージェンシー事業
    • マーケティングプロダクト事業(広告ツールなど)
  • メディア事業
    • 情報メディア
  • 投資事業

ゲーム事業では、2007年に公開した世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」などの有名タイトルをGREE Platform、App Store、Google Play™などを通じて国内およびグローバルに配信しています。

ライブエンターテイメント事業では、アバターの姿になってライブ配信やゲーム、コミュニケーションを楽しむことができるプラットフォーム”REALITY”を中心にGREEのクリエイティブ・技術を活用したサービスを提供しています。

メディア事業では、おでかけ情報やグルメ情報メディア”aumo”や美容メディア”ARINE”など女性をメインターゲットとしたメディアを運営しています。

今後も引き続きゲーム事業、ライブエンターテイメント事業、広告・メディア事業の3本の事業柱を強化していくようです。

GREEの今後の事業
画像参照元:https://ssl4.eir-parts.net/doc/3632/ir_material_for_fiscal_ym12/88263/00.pdf

しろくま先生

GREEでは、シリコンバレーのスタートアップのようにインターネットを通じて世界を「楽しく幸せに」「自由で効率的に」するため全力で新しいことに挑戦していくことを大切にしているのではないでしょうか?今後もどんな新しいサービスを展開していくのか楽しみですね。

DeNA

Screenshot of dena.com

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)

DeNAは、「世界に喜びと驚きを」というミッションを掲げ、ゲーム事業をメインにヘルスケア、スポーツ、エンターテインメント、AI関連事業を運営しています。

ミッションの「Delight(喜び)」は時代の変化によって変化するものだと考えられています。

これから起こるであろうAI技術の劇的な進化により、人間社会は加速度的に変化・発展していきます。その中で我々が提供すべき「Delight」も常に変化していくものと思います

その変化や流れを確実に汲み取り、より多くの方々にDelightを届ける事業、サービスを提供していきたいと考えています。

そして、「Delight」だけではなく「Impact」、どれだけの大きな価値を世の中に提供できるのかということにこだわりながら、事業活動に取り組んでいきます。

https://dena.com/jp/company/message.html#message-tomoko-namba

ビジョンとして掲げている「永久ベンチャー」は、「常に新しい価値の提供に挑戦し続ける組織であるということ。そのためには、世の中に貢献し歓迎されて初めて可能になる」と考えているそうです。

創業者

DeNAの創業者

DeNAの創業者である南場智子さんは、大学卒業後マッキンゼーに就職し、MBA取得後同社の役員に就任しました。そして、コンサルタントとしてクライアントに熱心に提案した際に起業を勧められたのが創業のきっかけです。

当時、私はマッキンゼーのコンサルタントで、同社のパートナーになっていました。普及が進んでいた携帯電話でオークションサイトをやったら面白いんじゃないかというアイデアを思いついて、コンサルタントとして他社の知り合いに熱心に勧めたのです。するとその人から「君がやればいいじゃない」と言われた。私は他人にアドバイスするのが仕事でしたから、自分がやるという発想がありませんでした。一瞬、「え?」って思ったけれど、次の瞬間から「わーっ」と情熱がわいてきたのです。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45996320S9A610C1000000/?page=3

しろくま先生

DeNA創業者の南場智子さんの自叙伝「不格好経営―チームDeNAの挑戦」は今メガベンチャーとなるまでの成長を遂げたDeNAの創業ストーリーが満載でオススメの一冊です!
興味があればこちら↓をどうぞ!

不格好経営―チームDeNAの挑戦

事業内容

2012年に「Delight and Impact the World(世界に喜びと驚きを)」というミッションを掲げて以来、主力事業であったEコマース、コミュニティー、ゲームだけでなくヘルスケア、オートモーティブ事業への参入、スポーツ事業の拡大を行っているそうです。

DeNAの事業の一部を以下のようにまとめました。これまでのBtoCサービスの開発ノウハウや技術を生かし他事業展開で新しいサービスに挑戦しています。

  • ゲーム事業
    • モバイル端末ゲーム
    • Mobage(ゲーム、コミュニティ、ニュースなどを楽しめるゲームプラットフォーム)
  • Eコマース事業
    • モバオク(スマホで出品・落札ができるオークションサイト)
  • スポーツ事業
    • 横浜DeNAベイスターズ
  • ライブストリーミング
    • SHOWROOM(インターネット上でアイドルやタレントなどのライブパフォーマンスを配信する仮想ライブ空間)
    • Pococha(いつでも誰でも気軽に動画配信と視聴ができるソーシャルライブコミュニティ)
  • ヘルスケア事業
    • DeNA HEALTHCARE(ヘルスケアサービス提供・各種研究機関と共同で研究開発)
  • AI関連事業
    • Coopel(クラウド型のRPAサービス。)
    • AI技術研究開発
  • オートモーティブ事業
    • SOMPOホールディングス・日産と共同運営・開発

売上収益の65%を占めるゲームでは英語、韓国語、中国語など多言語対応しており世界中で利用されています。

しろくま先生

DeNAでは、時代の変化に合わせてDelight (喜び)、「Impact (驚き)」を世界に与えることを目指しており、オートモーティブ事業やAI関連事業など新しい事業に挑戦しているようですね。

まとめ

メガベンチャーで規模が大きいがゆえに、ゲーム事業、メディア事業、、ヘルスケア事業、ライブエンターテインメント事業など近い事業領域でビジネス展開を行っている3社ですが、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を見てみると、それぞれ創業者やビジネス展開からくるアプローチ・考え方の違いが見えて来て面白いですね!

下記にて各社のMVV、創業者、事業内容を改めてまとめましたので参考にしていただければと思います!

MEMO

サイバーエージェント

ミッションステートメント
インターネットという成長産業から軸足はぶらさない。ただし連動する分野にはどんどん参入していく。オールウェイズFRESH!能力の高さより一緒に働きたい人を集める。採用には全力をつくす。若手の台頭を喜ぶ組織で、年功序列は禁止。スケールデメリットは徹底排除。迷ったら率直に言う。有能な社員が長期にわたって働き続けられる環境を実現。法令順守を徹底したモラルの高い会社に。ライブドア事件を忘れるな。挑戦した敗者にはセカンドチャンスを。クリエイティブで勝負する。「チーム・サイバーエージェント」の意識を忘れない。世界に通用するインターネットサービスを開発し、グローバル企業になる。
ビジョン
21世紀を代表する会社を創る
創業者
藤田晋
事業内容
インターネット広告事業・ゲーム事業・メディア事業・その他周辺事業・新規事業

GREE

ミッション
インターネットを通じて、世界をより良くする。
ビジョン
毎日を楽しく幸せに、社会を自由で効率的に。
新しいサービスをより早く、多くの人へ。
素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。
バリュー
ロジカル×クリエイティブ×スピード
現状に甘んじない。さらに高い目標をめざす。 
常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。 
一流の仲間を集め一流のチームを作る。
人に、社会に、仕事にまじめ。
創業者
田中良和
事業内容
ゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業

DeNA

ミッション
世界に喜びと驚きを
ビジョン
インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける
バリュー
「こと」に向かう
全力コミット
2ランクアップ
透明性
発言責任
事業内容
Eコマース、コミュニティー、ゲームだけでなくヘルスケア、オートモーティブ事業への参入、スポーツ事業

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