採用動画を作る前に知っておくべき8つのポイント

採用動画とは、採用向けの会社紹介、仕事紹介のコンテンツを含む動画のことです。

スマートフォンやYouTubeが普及したことにより、採用活動に動画を活用する企業が増えています。かっこいい動画で求職者に良い印象付けをしたり、自社のブランドイメージの向上を図ることができます。

これから採用動画を作ろうと考えている人事・広報担当者・経営者の方も多いのではないでしょうか?そこで、この記事では採用動画を作るにあたって知っておくべき8つの情報をまとめてご紹介します。

採用動画を作る理由・目的

採用動画を作る目的は、会社の魅力を伝え学生や求職者の応募・入社時の判断材料となり、求める人物の採用につなげることです。

新卒向け就職エージェント「career ticket (キャリアチケット)」と動画マーケティングのコンサルティングを行う株式会社プルークスが合同で就職活動生を対象に行った「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」によると

約5割の学生がYouTubeで採用動画を視聴し、

採用動画視聴により8割の就活生が志望度上昇

「採用動画があったほうがいい」と回答する学生は9割を超えた

というアンケート結果が出ています。

参考 約5割の学生が「You tube」で採用動画を視聴、就活時の採用動画視聴で7割が志望度アップレバレジーズ公式ホームページ

企業の魅力を伝える効果の高い動画をうまく活用すれば、志望度を上げ、応募や内定承諾に繋げることができます。

採用動画の種類

  1. ブランドムービー・コンセプトムービー
  2. 会社説明動画
  3. インタビュー動画

ブランドムービー・コンセプトムービー

ブランドコンセプトムービーでは、会社のミッション・ビジョンやサービスに込めた想いといった抽象的な概念(コンセプト)を表現します。

抽象的で文章では伝えにくいコンセプトを映像やナレーションで伝えることができます。

会社説明動画

会社説明動画は、会社説明会で話すような事業内容・仕事内容・カルチャーなどを説明します。会社説明動画を公開することによって会社説明会を開催する必要がなくなり、座談会や選考に時間と工数を割く事ができます。自社について理解し、興味をもってくれた人と密なコミュニケーションを取ることができるので、効率よく求める人物を採用することができます

実際にサイバーエージェントやサイボウズでは会社説明会動画を採用ページ、YouTubeで公開しており、会社説明会を開催しない代わりに座談会や選考でコミュニケーションを取る機会を設けています。

インタビュー動画

社員インタビューを動画にすることで、社員の話し方や話す内容から人柄や会社の雰囲気をより丁寧に伝えることができます。また、魅力的な人材を動画に登場させることで会社のファンを作ることも可能です

採用動画のメリット・デメリット

メリット
  • 見てもらいやすい
  • 複雑な内容や会社の雰囲気を伝えやすい
  • 候補者の志望度を上げることができる
  • 求める人物からの応募が増える
  • 応募時・入社後のミスマッチを防ぐことができる

動画は聞き流すだけでも情報が入りやすく、読んだり調べたりするよりもハードルが低いため、見てもらいやすい傾向があります。また、動画では文章では表現しにくい抽象的で複雑な内容を分かりやすく伝えることができたり、話す人の見た目や話し方、オフィスでの普段の様子から働く人の印象や会社の雰囲気を効果的に伝えることができます。

動画をうまく活用すれば会社や仕事について的確に伝えたりかっこいい動画で候補者を惹きつけ、志望度を上げたりすることができます。その結果求める人物からの応募や内定承諾が増えたり、応募時・入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります

デメリット
  • 制作にコスト・工数がかかる
  • 自社で制作する際、カメラ、動画編集ソフトが必要
  • 制作しただけでは見てもらえない

動画のクオリティにもよりますが、外注したり凝ったものを制作する場合は20万円〜100万円ほどかかり、企画や撮影などに工数がかかります。自社で制作する歳はカメラや動画編集ソフトが必要になります。

また、動画を制作するだけでは求職者に届かないため、求人媒体や採用ページを利用することが前提となります。なので、動画制作費だけでなく広告費・採用サイト運用費も考慮に入れて検討する必要があります。さらに、社員インタビュー動画などを作成する場合は人事担当者だけでなく社員を巻き込んだコンテンツ作成が必要となり、工数がかかってしまいます。

そもそも求職者にリーチしていないのであれば求人広告にコスト・工数をかけ、求職者を惹きつけたいのであれば採用サイトを、採用サイトに加えてさらに効果的に魅力を伝えたいのであれば動画を制作すると良いでしょう

採用動画を外注する際のおすすめ外注先・相場

採用動画制作を外注する際は、採用動画の種類や動画の長さやクオリティに合わせて検討してみてください。

LOCUS

Screenshot of www.locus-inc.co.jp

MEMO

【おすすめポイント】

  1. 取引社数1600社以上で動画制作実績が豊富
  2. 厳選採用された動画クリエイター・技術スタッフが担当
  3. キャスティング、スタジオやロケ地選定、イラストデザイン制作、スケジュール管理、ご予算管理、品質管理など完成までの過程を任せられる

【料金】
要お問い合わせ

ビットセンス

Screenshot of www.bitsense.co.jp

MEMO

【おすすめポイント】

  1. 会社紹介動画・新卒採用・中途採用動画など目的に合わせた動画の制作が可能
  2. シナリオ制作から撮影、編集までワンストップで任せられる
  3. 採用動画パッケージがあり安価・短納期で製作可能

【料金】
10万円〜

採用動画の作り方

ステップ1|検討

まず、そもそも採用動画を作るかどうか、作るならどういうものにするか考えます。

「コンセプト動画」「会社紹介動画」「インタビュー動画」のうちどれにするか

自社で制作するとしたらどれぐらいの期間でどんなものを作るのか

外注するならクオリティ・予算はどれぐらいか

採用動画を作る目的やコストや工数を調べた上で採用動画を作るメリットが有るか、予算や人時に余裕があるかを検討しましょう。

ステップ2|計画

採用動画を作る意思決定ができたら具体的な計画を立てます。

担当・外注先・スケジュール・予算などを決めます。

ステップ3|コンセプトの決定

動画のターゲット、会社の求める人物像などを明確にし、動画で誰に何を伝えるか決定します。どういう人を惹きつけたいかによって動画の雰囲気や強調する内容が変わってきます。

ステップ4|情報・コンテンツの決定

求職者がどんな情報を求めているか、どんなところをアピールしたいか、その情報をどう表現するのか書きだし、優先順位を決めます。

MEMO

コンテンツの例

  • ミッション・ビジョン・バリュー
  • 業界の課題
  • 事業内容
  • 仕事内容
  • 社員インタビュー
  • プロジェクト・お客様事例
  • 職種ごとの一日の流れ
  • キャリアステップ
  • 数字で見る〇〇
  • 福利厚生・研修制度
  • 募集職種
  • 選考ステップ

動画では内容を更新することが難しいため、イベント情報といった短期間で更新が必要な情報は載せないほうがいいでしょう。

ステップ5|表現方法・構成の企画

コンセプト動画なら

「どういう映像が必要か」「どんなナレーションにするか」

会社説明動画なら

「どんなアジェンダにするか」「何を伝えるか」

インタビューなら

「誰にどんな質問をするか」

といった表現方法・構成を決定してきます。

ステップ6|撮影

企画通りに撮影をしていきます。特に重要な箇所は何度も取り直して納得がいくようにすると失敗がないでしょう。

当日は服装などの身だしなみ、社外秘のものが映らないか注意しましょう。

ステップ7|編集

カット、BGM、テロップなど動画の編集をしていきます。

会社の雰囲気や動画のコンセプトに合わせてBGMや使用するカラーを選択するといいでしょう。

ステップ8|テスト・公開

動画を確認し、YouTubeで公開したり求人媒体、採用ページ上に載せ、求職者に向けて発信しましょう。

いい採用動画を作るには

演出のポイント

MEMO
  • ターゲットやコンセプトに合ったBGM、配色を工夫する
  • 撮影場所の明るさ・構図を確認する
  • 聞きやすい速さを意識する
  • 音を出せない場面でも視聴できるよう、見やすいテロップをつける

かっこいい動画・面白い動画・シンプルで理解しやすい動画など、ターゲットやコンセプトにあわせて使用するBGM、カラーを工夫するとより効果的になります。

動画を撮影する際は撮影場所の明るさや光の向き、構図を注意しなければなりません。特に曇りや雨の日は暗くなってしまうのでなるべく晴れた日に撮影したりカメラで調節するようにしましょう。撮影する箇所に余計なものが入らないようにしたりいろんな角度から撮影するといった構図の工夫も必要です。

聞きやすい速さで話したり音が出せない環境でも視聴できるようテロップをつけると良いでしょう。また、テロップをつけたとしても映像のカラーと同化して見えにくくならないよう注意しましょう。

コンテンツのポイント

POINT
  • 社員インタビューでは、具体的な事例を通して仕事のやりがいや自社のカルチャーを伝える
  • 競合他社との違い・自社の強みを伝える
  • マイナスな情報も誤解のない程度に載せる

学生は働いたことがないので仕事の内容ややりがいについてイメージしにくいため、社員インタビューやプロジェクト事例などを通して具体的に説明することが重要です。

特に会社説明動画の場合は競合他社の違い・自社の強みをアピールするようにしましょう。たくさんの企業がある中で他の企業との差別化ポイントを伝え、印象づけるのに動画は効果的です。

マイナスな情報もあえて誤解のない程度で伝えるようにするとミスマッチを防ぎ、欲しい人材を効率的に採用することに繋がります。

参考になる!おすすめの採用動画

コンセプトムービー|Sansan

名刺管理ツールSansanを運営するSansanのコンセプトムービー。一分半程度の海外映画の予告のようなかっこいい映像、ナレーションで実現したい世界観を表現しています。

MEMO
  • 会社として何を目指しているのかコンセプトが伝わる
  • 映像とナレーションが映画の予告動画のようでかっこいい

会社説明動画|サイバーエージェント

広告事業・メディア事業・ゲーム事業を運営するサイバーエージェントの会社説明会動画。事業内容や社内制度、カルチャー、求める人物像といった会社の基本的な情報を理解することができます。サイバーエージェントでは会社説明会を開催しておらず、座談会や選考過程で会社や働く社員、仕事内容について理解を深めることができるようになっています。

MEMO
  • 事業内容や社内制度・カルチャー・求める人物像について知ることができる
  • サービスやイベントなどの様子を写した映像があり、イメージしやすい

インタビュー動画|花王

花王の社員インタビュー動画。いろんな社員のインタビューから会社の魅力や仕事のやりがいについて知ることができます。また、普段の仕事の様子や社員の自然な笑顔を写すことで会社の雰囲気を視覚的に伝えています。

MEMO
  • 社員がそれぞれどんな思いで働いているのか知ることができる
  • 普段の仕事の風景を写している

しろくま先生

ベンチャーの採用動画を活用したYouTubeチャンネル事例も下記リンクにまとめているので参考にしてみてください!

採用に活かす!企業公式YouTubeチャンネル事例5選(ベンチャー編)

よくある質問・Q&A

動画の長さやクオリティにもよりますが、2週間〜1ヶ月半ほどかかります。
動画の内容にもよりますが、コンセプト動画なら1〜2分、会社説明動画なら5〜30分、インタビュー動画は3〜15分程度がいいのではないでしょうか。短すぎると得られる情報が少なく、長すぎると飽きて離脱しまうので内容に合わせて調節してみてください。
動画をYouTube で公開した場合、YouTubeアナリティクスという解析ツールでアクセス状況を確認することが可能です。

まとめ

採用動画を作るメリット・デメリット、外注する際の費用、制作手順などを理解できましたか?

これらの情報を元に採用動画を制作するか検討してみてください。