「中途採用にはどんな方法があるの?」
「それぞれの方法のメリット・デメリットは?」
「どんなサービスがあるの?」
といった疑問にお答えします!
採用方法
中途採用の採用方法には、以下のようなものがあります。
- 求人広告(就職サイト・転職サイト)
- 人材紹介(エージェント)
- ダイレクトリクルーティング
- リファラル採用(社員の紹介)
- オウンドメディアリクルーティング(自社公式ホームページ)
- ソーシャルリクルーティング(自社公式SNS)
- 転職フェア・合同会社説明会
- 学校求人(求人票、学内合同企業説明会、推薦など)
- ハローワーク求人
では、それぞれの採用方法について詳しく説明していきます。
求人広告
転職サイトなどの求人媒体に募集情報を掲載し、サイトを通じて応募を受け付ける方法です。
一度に他職種で募集をかけることができる総合型の求人サイトと職種や業界、会社の規模や求職者の特性に特化しいた特化型の求人サイトがあります。
転職したいと思った人のほとんどが求人サイトに登録し、閲覧するので効率的に求職者にアピールすることができます。
料金は、成果報酬型のものや月額制のものなどサービスによって様々です。
- 求職者に効率的にアピールすることができる
- 自社について知らない求職者との接点となる
- 掲載数が多いと埋もれてしまう
- 媒体によっては採用につながっていないのにコストがかかる場合もある
人材紹介
人材紹介とは、人材紹介サービス・エージェントサービスを利用して自社にぴったりの人材を紹介してもらう採用方法です。
登録した求職者はエージェントと面談を行うので、求職者の希望と自社の求める人物像がマッチした人材を選抜して紹介してくれます。
料金は成果報酬型で採用した人の年収の30%程度が相場です。
- 人材紹介会社やエージェントサービスの面接を通して自社にマッチした人材を紹介してもらえるので効率がいい
- 採用まで費用がかからない
- 料金が年収に比例し、優秀な人材であるほどコストがかかる
人材紹介サービス例
【2021年度最新版】ハイクラス人材採用するために付き合っておくべき人材紹介会社12選
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、企業から求職者に直接アプローチする採用手法です。
応募や紹介を待つのではなく、企業から積極的に自社にマッチしそうな人にアプローチするので、上手く使えば効率よく採用することができます。
主にスカウトサービスやSNSやミートアップやセミナーなどのイベントを利用して自社の求める人材像に合いそうな人に直接連絡をとります。
- 欲しいと思った人材にアプローチできるのでマッチ度が高く効率がいい
- 使いこなせば採用コストを抑えることができる
- 転職潜在層にもアプローチできる
- 自社内で採用ノウハウが溜まる
- 工数がかかる
- 採用ノウハウが必要
- 長期的になる可能性もある
参考記事:ダイレクトリクルーティングを始めるには?実施ステップ・メリット・デメリットを解説!
リファラル採用
リファラル採用とは、自社の社員の紹介によって採用を行う方法で、ダイレクトリクルーティングにも含まれます。
紹介した社員に報酬を与えるなどのインセンティブや気軽に友人を招待できるイベントの開催など、制度を浸透させるための施策が必要です。
掲載費や他社への紹介料の支払いが発生しないため、コストを抑えることができる上に、社員が友人などに会社の魅力について伝えることで社員のモチベーションアップにも繋がります。
- 入社後のギャップが起きにくい
- 社員から候補者の人柄について詳しく聞くことができる
- 潜在的な転職希望者を採用することができる
- 社員のモチベーションを上げることにも繋がる
- 採用コストを削減することができる
- 人間関係に配慮が必要
- 社員が会社の求める人物像を理解していないとミスマッチが起きる
- 大量に採用することができない
参考記事:リファラル採用を取り入れる手順・推進するための制度について解説!
リファラル採用導入企業例
- メルカリ
- ビズリーチ
- レバレジーズ
- サイバーエージェント
オウンドメディアリクルーティング
オウンドメディアリクルーティングとは、自社のホームページを使って企業の魅力や募集要項を掲載し、応募へとつなげる方法です。
求人サイトなどで会社について興味を持った求職者がホームページに‘訪れることがほとんどなので、採用情報用のページは作っておくのがおすすめです。
求職者の目に触れる機会が薄いため、この手法だけで採用を行うのは難しいので、求人サイトや人材紹介などの他の手法と併用するのがおすすめです。
- 動画や記事を使った会社説明や社員インタビューなどで会社の魅力を伝えるとより効果的です。
- 自社で作成するので自由に掲載できる
- ホームページを訪れた人により自社について知ってもらうことができる
- ホームページを持っていれば無料でできる
- 検索上位に上がるまでに時間がかかる
- 他の手段で求職者にアプローチしないと検索・閲覧されにくい
企業のオウンドメディア事例
自社の事業内容やカルチャーや制度などを説明するのにコーポレートサイトの採用ページ、採用サイト、採用ピッチ資料、採用オウンドメディア、採用動画を活用している企業もたくさんあります。
以下の記事に採用ページ、採用サイト、採用ピッチ資料の事例をまとめているので参考にしてみてください!
採用ページ・採用サイト
【厳選10選】デザイン・コンテンツを真似したい大手企業の採用ページ事例【2021年度最新版】
採用オウンドメディア
採用に活きるオウンドメディア|メガベンチャー事例8選[2021年最新版]
採用に活きるオウンドメディア|ベンチャー事例8選[2021年度最新版]
採用動画
ベンチャー企業のかっこいい採用動画事例6選【2021年最新版】
大手企業の採用動画(会社紹介・コンセプト・インタビュー)事例【2021年度最新版】
ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングとは、自社のFacebook、Twitter、 Instagram、YoutubeなどのSNSを利用して企業の魅力や募集要項を掲載し、採用へとつなげる方法です。
オウンドメディアのように発信だけをする場合もありますが、候補者とコミュニケーションをとって直接アプローチするダイレクトリクルーティングの一環として行う場合もあります。
企業の公式SNSとは別に採用アカウントを作成して発信している企業が多くみられます。特に大量採用したい新卒採用でインターンシップや選考のお知らせ、企業の魅力を伝える記事の紹介などを行なっているようです。
- 動画や記事を利用した投稿だけでなく、SNS独自の投票機能なども利用できる。
- 拡散性がある
- 無料で始められる
- 炎上する可能性がある
- 定期的に更新が必要
企業の採用アカウント事例
ツイッターやインスタグラム、フェイスブック、YouTubeといったSNSを採用に活用する企業も増えています。就活生・求職者がSNSで情報収集をすることが多くなったことから、公式SNSを運用し、採用に活用している企業があります。その事例をまとめた記事があるのでぜひ読んでみてください。
企業のツイッター、YouTubeアカウントの事例を以下の記事にまとめているので参考にしてみてください
採用に活かす!フォローしておくべきTwitterの企業アカウント事例11選(大企業編)
採用に活かす!フォローしておくべきTwitterの企業アカウント事例8選(メガベンチャー編)
YouTube
採用に活かす!企業公式YouTubeチャンネル事例5選(ベンチャー編)
採用に活きる!企業公式YouTubeチャンネル事例厳選3選(メガベンチャー編)
転職フェア・合同会社説明会
合同会社説明会は、複数の会社が同じ会場でブースを設置し、求職者に会社説明や気軽な面談を行うことができるイベントです。
料金は出展する日数やブースの広さ、エリアによって変わりますが、出展料はだいたい東京開催で一般サイズのブースで60万円〜70万円が相場です。
サービスによって出展料+パンフレットやサイトへの広告費がかかるところもあります。
- 一度に多数の候補者に出会える
- 候補者と直接話すことができる
- その場で面接設定することもできる
- 準備・当日対応に人員と工数がかかる
doda転職フェア
<https://www.saiyo-doda.jp/service/fair>
マイナビ転職フェア
<https://tenshoku.mynavi.jp/publish_inquire/>
typeエンジニア転職フェア
<https://type.jp/keisai/event/>
オンラインを活用して会社説明会もあるので以下の記事を参考にしてみてください
[採用担当者必見]オンライン会社説明会の種類・メリット・デメリットを解説!ポイントを押さえて満足度を上げよう!
採用に活かす!YouTubeで公開されている会社説明動画事例5選
学校求人
大学のキャリアセンター・就活支援センターと連携し、学校の掲示板などに求人情報を掲載してもらったり、学校で会社説明会などを開いたりして応募に繋げることもできます。
費用がかからない上に欲しい人材がいる学校・学部に的を絞ってアプローチできるため、効率的です。
- 欲しい人材がいる学校・学部にアプローチすることができる
- 紹介料や掲載費などのコストが発生しない
- 学校と関係を構築するのに労力がかかる
ハローワーク求人
ハローワークは、各都道府県の労働局が運用する公共職業安定所で、ハローワーク内の求人情報を検索できる端末に、求人情報を無料で掲載することができます。
無料で掲載できる反面自社で求人票の作成を行わないといけないため、工数がかかります。
- 無料で掲載できる
- 地域での求人に強い
- 求人票の作成などに工数がかかる
- 写真などを掲載できないので会社の雰囲気を伝えることができない
まとめ
経験やスキル・カルチャーマッチを重視する中途採用の手法には、それぞれコストや工数などのメリット・デメリットがあります。
それぞれの手法のメリット・デメリットを考慮して組み合わせて採用活動を効率化してみてください。