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- 説明が上手い人ってどんな特徴があるの?
- 説明が上手くなるにはどうすればいいの?
と思っていませんか?
この記事では、アナウンス講師・日本語教師として活動する筆者が、説明が上手い人の5つの特徴と話し方の改善法について解説します。
相手に伝わりやすい話し方を身につけたい方は、ぜひ読んでみてください。
説明が上手い人の特徴1:【たくさん失敗をしている…実は】
失敗は成功の元!!
実は、芸能人、アスリート、ニュースキャスター、経営者や大学教授も、有名人も、どこかで失敗を重ねています。
「わかりにくい」「何を言っているのか伝わらない」
お客さんや会社でクレームやダメ出しをもらい・・・反省し、それを次に必ず生かしています。失敗は恥ずかしいことではないので、どんどん失敗して、経験の財産を増やしていきましょう!
アプリのボイスレコーダーに自分の声を録音したり、ZOOMでのオンライ録画を振り返るなど、フィードバックをしてみましょう。
説明が上手い人の特徴2:【結論から話す!】
言わずもがな、一言でわかりやすい結論を話せる人が説明がうまい人です。
文章でも、理由をだらだら述べるよりは、まずは一文目の頭に「〇〇〇〇です!」と、ズバッとシンプルなタイトルから入りましょう。
人を引き付けられる最初の言葉が言えれば、80~90%近くは成功したと言えるでしょう。
内容はその後、じっくり話せばよいのです。
日本人の性格や日本語の文法の構造上、結論からすぐ述べるのは、難しいですが、いつも簡単な一言で表現できるように、ことばの「引き出し」を持っておきましょう!
説明が上手い人の特徴3:【恋愛・友達作るのが上手】
プレゼンテーション能力がある人は、もちろん友人や恋人関係をつくるのが上手です♪
自分の良さがわかってないと自己アピールもできないですし、相手の好みを知らないと、デートプランのエスコートもできませんからね。
メールや電話のやりとりも、長すぎず、相手がどんなことが好きなのか?どうやったら一緒に楽しめるのか?と、考えたり。人間関係づくりは、説明の連続です!
相手と一緒に楽しみながら話すので、どんどん説明がうまくなっていきます。
説明が上手い人の特徴4:【人のいいところをすぐに見つけられる】
これは、大事な要素ですね。人をほめられることは、自分のためにもなります。
「○○さんは、○○いいところが○○ですね」と、家族や職場、友人など、普段付き合っている相手のよいところを3~5つすぐあげてみましょう。
久しぶりに会って、「髪型変わった?」「優しい雰囲気だね」とさりげない変化も気がついて、ポジティブな言葉を使うようにするとGoodです★
説明が上手い人の特徴5:【相手を自分の世界に導くのがうまい】
飲み会や会議で、最初はあまり発言もしない、会場に後から入ってきたのに…
あれ?だけど、いつの間にか会話の中心になっている人はいませんか?
その人は、なぜか人を自分の会話の土俵(ボクシングで言うとリング)に引き込むのが得意。しかも楽しさや説得力もある。
「人気がある」=人の「気」を集めるのが上手いのも、説明が上手な人の特徴です。
目標にしたいモデルがいれば、ぜひその身近な人から真似してみてはいかがでしょうか。
説明上手くなるためのアドバイス
「よし!いきなり上手に話すぞ~」とは、行きません。
一番は、「自分の言葉を受け止める、相手のことを想像しながら話しましょう」
言葉は、自分が投げっぱなしのボールだけでは成立しません。
それを受け止めてキャッチしてくれる相手がいからこそ、
「会話」「説明」は成立するのです。タイミングや間を計ることも大切ですし、相手が今、何を求めているのかを察する力も必要になってきます。
ここで、有名な言葉を紹介しましょう。
「離見の見(りけんのかい)」
約600年前の室町時代に能楽を完成させた世阿弥。世阿弥が能楽論書「花鏡」の中で述べた言葉です。演者が自らの身体を離れた「客観的」な目線を持ち、自身の演技を見る意識の大切さを解いています。
反対に、自己中心的な狭い見方は「我見(がけん)」といい、これによって自己満足に陥ることを厳しく戒めています。現在でも、舞台役者の間でもワークショップや演技理論を学ぶ際に、使われる言葉です。
これは、一般の私たちにも言えるでしょう。スピーチやプレゼンテーション、面接時などで、ありとあらゆる場面で「演者」になることがあります。
その時は、自分の事だけを考えるのでなく、俯瞰して見ることが大切です。
説明が上手くなりたい方は、自分ひとりで話し方を練習するのではなく、プロに話し方のアドバイスをもらいながら練習するのもおすすめです!