知らないと失敗する?!転職先選びで見るべき3つのポイント

転職業界20年のプロ、オブリージュ代表の大川章さんに、はじめて転職する人に向けて「転職活動のやり方」を解説していただくコラム。第11回は「転職先選びのポイント」についてです。転職先選びで失敗しないための3つのポイントについてお話しいただきました。

大川章

ベンチャー企業、外資系企業を中心としたサーチエージェントであるオブリージュ株式会社の代表。テクノブレーン株式会社、ジェイエイシージャパン(現ジェイエイシーリクルートメント)、オムロン系の人材会社等を経て現職。 千葉県在住。

    (※本インタビューはZoomで実施し、写真撮影時のみマスクを外しています)

    まず避けるべき企業の3つの特徴

    ー転職先を選ぶときに、まず避けるべき企業ってどんな特徴がありますか?

    ブラック企業、リストラ企業、斜陽産業の3つは避けるべきだと思います。

    ブラック企業とリストラ企業ってどう違うんですか?

    ブラック企業というのは、年間の休日が100日以下で働かせてばかりの会社とか。あとは、1年以上ずっと求人を出している会社だと僕は認識しています。

    それは、人が辞めるのが前提でずっと求人を出しているブラック企業の可能性があります。

    普通だったら求人の掲載期限とかありますよね

    期限はありますね。あるいは、多少求人の内容を変えると思うんですけど、人が辞めていくのを前提としているから求人を出し続けているんだと思います。

    あとは、厚生労働省のホームページを見ると何らかの法令違反を犯した企業が公開されているので、そこは絶対に避けていくべきだと思います。

    そういう法令に違反している労働環境の会社を僕はブラック企業として認識しています。

    一方で、リストラ企業っていうのは、今後の売り上げが伸び悩み、人員削減をしたいっていう企業さんだから、まだ伸びる可能性はあるかもしれないですけど。

    ただ、リストラ企業っていうのは、経営者の思惑通りにいかないことが多くて、中高年の方を対象に解雇しているんだけど、それを見た若手の社員も辞めていってしまうんです。

    優秀な人ほど先に辞めていってしまうことが多いので、リストラ企業も避けた方がいいかなと思います。

    3つ目の斜陽産業っていうのは、長期的に需要の落ち込みが続くであろう産業を指します。

    例えば、どんどん需要がなくなってきている、紙媒体の出版、新聞、テレビ業界、パチンコ、タバコ、ビールなどがあります。

    ーたしかに、転職するなら今後のことも考えてなるべく将来性のある業種を選んだ方がいいですよね

    転職先選びで見るべき3つのポイント

    転職先選びで気をつけた方がいいことはありますか?

    市場価値が上がりそうか、働きやすい環境か、活躍の可能性がありそうかの3つを見て選ぶべきかなと思います。

    一つ目の「市場価値が上がりそうか」というのは要するに、その会社に入社することで自分の市場価値を上げることができると、次の転職で有利に働くということがあるんです。

    例えば、優秀な社員が切磋琢磨している企業さんとか、そこで何年か働いていると力をつけられる会社とかは市場価値が上がりやすい会社と言えますよね。

    その中で活躍できないと辛いと思うんですけど、活躍できる可能性があれば転職先として選ぶのはありですよね。

    活躍の可能性があるっていうのは、これまでの業務経験が活かせるということですか

    そうですね。

    あとは、若手の場合、若手でも活躍できる環境なのかを調べてみるといいと思います。

    ホームページとか求人サイトとかで自分と同世代の人がどんな経歴でどんな活躍をしているのかを見られる場合もあるので、そこで自分が活躍できそうか見極められるし、

    口コミサイトとかでもいろいろ調べてみて、若い人でも活躍できそうだと感じられるところがあればいいと思います。

    未経験でもこれから市場価値をつけられる、おすすめの職種とかってありますか?

    人当たりが良くて、2〜3年以上の社会人経験がある方で、目指す仕事が足りないなっていう人におすすめなのが、CS(カスタマーサクセス)です。

    カスタマーサクセスっていうのは、SaaSプロダクトの導入をサポートしたり機能の使い方を教えてあげたりすることで、ユーザーがそのサービスを使いこなせるようになり、継続的に利用してもらえるようにする仕事です。

    ユーザーと一緒に並走していく立場なので、営業力はもちろん、調整力やITスキルもつくし、いろんな分野に跨がる仕事なので、意外に生き残る仕事なんじゃないかなって思います。

    営業職よりも仕事の幅が広いイメージですか

    そうですね。

    営業って売ってしまうと終わりにはなりますけど、CSってツールの導入をサポートする仕事もあるし、新興営業的なところもあって、新しい機能の提案とかもするのでコンサル的な能力を磨けるのでおすすめですね。

    CSっていろんな職種の方がなっているので、接客業の方でも量販店とか店舗で営業をやっていた人とかでもCSへのキャリアチェンジはおすすめですね。

    接客とか販売職で身についた傾聴力もCSの仕事に活かせると思います。

    あとは、ITが好きだったら社内SEとかもおすすめです

    社内SEの仕事は、社内システムの開発とか保守運用がメインですけど、ユーザーサポートみたいに社内の人のパソコンの準備をしたりフリーズしたのを直したりする仕事もあって、何でも屋さんみたいなところもありますけど無くなりそうで無くならない仕事かなと思います。

    もちろんネットワークとかITについて勉強はしないといけないですけど、そこそこの知識でも十分なので若ければ未経験でもなりやすい職種ではありますね。

    社内のパソコンのセットアップとかトラブルに対処したりするのは、ネットとか夜間の学校の講座を受けるだけでも十分なので、そういう勉強をして目指すのもありかもしれないです。

    あとは、例えばマーケティングツールを導入するときに、営業の方と打ち合わせしてデータを入力していかないといけないんですけど、そのツールを使ったことがないとなかなか難しいと思うので、今の会社でマーケティングツールを使ったことがある人とかにもチャンスはありますね。

    だから開発とかではなくて、あくまでもユーザーサポートとしてのキャリアを積んでいくっていう手もあると思います。

    転職先は自分に合った会社を選ぶのがおすすめ

    転職先選びは自分にとって成長できる会社や働きやすい会社、活躍できる会社を選ぶことが重要なんですね。

    そうですね。まずはブラック企業は避けることはもちろん、成長している会社を選ぶことが前提で、

    その上で、自分の市場価値が上がるかどうかや、自分にとって働きやすいか、活躍できる場があるかを見てもらえばいいと思います。

    自分に合った会社は人によって変わってくると思うので、自己分析やキャリアの棚卸しをしっかり行った上で転職先を選んで欲しいと思います。

    転職先の選び方についてよく分かった気がします。ありがとうございました。

    大川さんへのご相談はLinkedinからどうぞ
    Linkedin URL:https://jp.linkedin.com/in/章-大川-1ab087114/ja

    オブリージュの取組みについては下記URLをご確認ください
    ホームページ URL:http://www.oblige-jpn.com/