2023年7月にリリースされた、建築業界のニュースを紹介します。
建築業界の新規サービスや最近の動向を紹介するので、建築業界に興味がある方は是非読んで見てください。
今回の建築関連のニュースの内訳は以下の通りです。
新規サービス・新機能リリース(5件)
モバイルで提出。ミライ工事、指定エクセルレイアウトの新機能を実装
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000085266.html
クラウド工事写真アプリ「ミライ工事」を提供する株式会社ミライ工事が、ミライ工事アプリ内のサービス、カスタムエクセル台帳作成機能をリニューアルしました。
建設業において写真報告書のレイアウトは多岐に渡り、下請工事では元請や施主が指定するレイアウトやエクセルファイルでの提出が求められることが多く、その場合にはパソコンでの手作業が発生していました。
ミライ工事(https://www.miraikoji.com/company/ )が提供するカスタムエクセル台帳では、エクセルレイアウトをユーザー自身が作成でき、現場毎に無制限で登録可能です。
現在、ミライ工事の法人プランの機能として提供しているが、スマートデバイスの操作でもエクセルファイルを作成、保存できるようにアップデートされました。
今回のアップデートでは、カスタムエクセル台帳がサーバーで作成される仕様に切り替えたことにより、マクロ操作が不要となり事前準備が簡易になりました。
現場作業後もパソコン作業が不要となるため、モバイル操作でカスタムエクセル台帳を作成、ダウンロード、提出できるようになり、現場の生産性向上に繋がります。
株式会社ミライ工事:https://www.miraikoji.com
建設工事業15年間の経験を活かし、建設業に特化した人材紹介と人材派遣を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093600.html
株式会社エルラインが、「建設現場での専門人材不足の解消と職人のセカンドキャリア」をデザインするために株式会社レバキャリを2023年6月1日に設立しました。
エルラインは足場工事の専門工事会社として2008年に設立以来、『仲間が働く現場をよりよくしたい』、『お客さまの期待に応えたい』という二つの思いで全国各地への拠点設置やM&Aで事業展開しています。
株式会社エルライン代表取締役社長である浅野勝人氏は設業の課題として慢性的に後継者不足と人材不足が増加していると感じています。
その社会課題の解決のきっかけにレバキャリを設立しました。
レバキャリはエルラインの理念である「現場革命を牽引する」のもと建設現場に熟知している株式会社エルラインだからこそできるサービスとして、建設業特化型人材派遣・人材紹介会社としてスタートしました。
レバキャリの4つの事業
・技術者支援:
有資格者やN2レベル高度外国人材・異業種から転職紹介・派遣支援
・有料職業紹介:
建設派遣における、紹介予定派遣を提案。新しい採用の価値を変革
・海外技術者派遣:
ベトナムの大学機関と業務提携。BIMを始めとした海外派遣拡充予定
・ワンストップサービス:
工事も人材手配もレバキャリとエルライングループにまとめてお任せできる建設サービス
株式会社レバキャリ:https://lc.lline-group.co.jp
株式会社SHO-CASE、建設業の2024年問題の解決に向けて、施工現場の労務安全管理SaaS「SHO-CASE(ショーケース)」正式版を提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000124942.html
株式会社SHO-CASEが、短期間の内装工事や展示会工事向けの、労務安全管理SaaS「SHO-CASE」の正式版を2023年7月11日(火)より提供開始しました。
「SHO-CASE」(https://sho-case.jp)とは、元現場監督が開発した、施工現場の労務安全管理に関する課題をテクノロジーのチカラを使って解決するために立ち上げたクラウドサービスです。
SHO-CASEでは施工現場において全ての項目をスマホやタブレットで一元管理することが可能になりました。
これにより、短工期の現場でこれまで疎かになりがちだった労務安全管理を簡単に、スマートに実施することができます。
株式会社SHO-CASE:https://www.sho-case.net/
ChatGPTと画像生成AIを組み合わせて、建築プランナーのインタビューとパース作成を自動化したソリューションをリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000100410.html
株式会社mignが、2023年7月、生成AIによって建築プランナーのインタビューとパース作成を自動化したソリューションを公開(期間限定)しました。プランナーのインタビューとデザイナーの手間を削減することが期待できます。
建築やランドスケープなどの設計プロセスにおいては、まず設計者がクライアントのインタビューをして、それを踏まえて、イメージ画像やパースなどを作成し、その後、クライアントのフィードバックを受けて、さらに修正を重ねるという流れが一般的です。
コミュニケーションは主に言葉で行われることで、それが可視化されたイメージと異なる場合は、手戻りが発生します。
今回、公開したソリューション(https://chatgpt-design20230512.onrender.com/)は、そのインタビューからイメージ作成の一連のプロセスをChatGPTや画像生成などの生成AIによって置き換えることで、設計者側のコストの削減が期待できます。
ソリューションの使い方
①どのような住宅がほしいのか入力します。(日本語入力可能。例:木造住宅をつくりたいです)
②プランナーの質問(規模、デザインなど)に合わせて、条件を回答します。
③インタビューが一通り終わると、インタビューの内容に合わせて画像が出力されます。
株式会社mign:https://www.mign.io/
「店舗設計施工.com」が新たにマッチングプラットフォームをリリース、店舗開業・改装を目指す方々と内装建築関連のプロフェッショナルをつなげる機会を提供します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000099591.html
住宅設備販売・リフォームのEC事業を18年間運営してきた株式会社ライフワンが、施主とデザイン設計・施工会社との出会いを簡単・安心・スピーディーに実現する『店舗設計施工.com』マッチングプラットフォームを2023年7月14日(金)にリリースしました。
魅力的な空間を顧客に提供するためにそのためには、素晴らしいデザインや効率的なレイアウトが必要となります。しかし、それを実現するためには優れたデザイン設計・施工会社の力が必要になります。
そこで、株式会社ライフワンは、店舗開業・改装に必要なデザイン設計・施工会社とのマッチングを、簡単かつ安心・スピーディーに実現するマッチングプラットフォームの店舗設計施工.com(https://www.shop-reform.com/)をリリースしました。
株式会社ライフワン:https://www.lifeone.jp/
参加報告(1件)
【2023年7月25日 10時】BIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp」、国土交通省 BIMモデル事業 成果報告会に参加
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000019866.html
建設DXに取り組む野原グループ株式会社が、国土交通省主催「令和4年度 BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業 成果報告会」に、報告事業者として参加しました。
野原グループ株式会社は、生産性向上と環境負荷軽減(廃材・CO2の削減)、働く場所としても魅力のある業界にアップデートするため、BIMを活用したデータ連携による自動化で、建設プロセス及びサプライチェーン変革を実現する「BuildApp」を推奨しています。
「BuildApp(ビルドアップ)」(https://build-app.jp/)は、設計事務所やゼネコンが作成したBIM設計データをより詳細なデータにし、各建設工程で必要なデータとして利活用し建設工程全体の生産性向上を実現するクラウドサービスです。
設計積算から製造・流通・施工管理・維持管理までをBIMでつなぐ複数のサービスにより、各プレイヤーに合わせたサービスを提供します。
設計・施工の手間・手戻りをなくし、製造・流通を最適化して、コスト削減と廃棄物・CO2削減に貢献します。
野原グループ株式会社:http://nohara-inc.co.jp/
導入実績(1件)
建設業向け請求書処理業務DXサービス「Digital Billder/デジタルビルダー」がリリース1年で導入総合建設業者100社突破。また同シリーズから発注・経費精算サービスのリリース予定を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000083531.html
最先端技術を用いた建設DXに挑む東京大学/松尾研究室発AIスタートアップ 燈株式会社が提供する、建設業向け請求書処理業務DXサービス「Digital Billder/デジタルビルダー」がサービスリリース1年で導入総合建設業者100社を突破しました。
燈は、「日本を照らす燈となる」という使命を掲げ、産業が抱える課題を起点に、AIを中心とする最先端テクノロジーによって未来を実装する東京大学/松尾研究室発のAIスタートアップ企業です。
022年6月末から一般提供を開始した「Digital Billder/デジタルビルダー」(https://www.lp.digitalbillder.com/)は、日本各地の建設会社に爆発的な勢いで広がり、サービスリリース1年で導入総合建設業者が100社・36都道府県を突破しました。
建設業向けに特化した電子化サービスは希少で、工事ごとの処理、工種ごとの管理、出来高・査定・相殺などの処理、各社の指定書式への対応など、建設業独特の請求書処理の電子化を実現できるサービスはなかなか存在しません。
Digital Billder/デジタルビルダーは建設業独特の請求書処理に全て対応できるため、多くの建設会社に選ばれています。
燈はDigital Billderシリーズによって請求書処理業務のみならず発注業務や経費精算業務など、建設業の管理業務全体のDXを実現していくそうです。
燈株式会社:https://akariinc.co.jp/
今回のHRtech NEWS for Constructionは以上です。
気になったサービス、面白いサービスがあれば是非利用してみてください。