
この記事は
- 電気工事士に必要な資格を知りたい
- 電気工事士になるための方法を知りたい

以上のような方に向けて、電気設備関連の業務経験者である筆者が、電気工事士に必要な資格、電気工事士になるための方法を紹介します。電気工事士の仕事に興味のある方は読んでみてください。


一本槍 満滋
総合建築を行う会社で電気設備・空調設備に関する設計、施工を10年以上担当。その後、公共事業などを多く担当する会社に転職。監理技術者として電気設備における施工管理業務を行う。現在は個人事業主として独立し、電気・空調設備の設計をメイン業務に、工事受注、店舗等の省電力化を図るコンサルタントなども行なっている。また、専門的な見解を踏まえた建築・電気設備に関するライター活動なども行なっている。保有資格:電気工事士2種、電験3種、電気工事施工管理技士1級、建築設備士、建築士2級
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電気工事士の仕事に資格は必要?
電気工事は感電事故や転落事故、漏電火災など様々な事故の危険性があるため、資格なしで電気工事を行うことはできません。電気工事士の仕事をするには、まずは「第二種電気工事士」の資格を取得する必要があります。
ただし、資格なし・未経験でも応募できる補助の仕事はあるので、社会人で未経験から電気工事士になりたい方でも、働きながら資格の取得を目指すことが可能です。

一本槍 満滋さんのコメント
二種電気工事士の計算問題は、中学生の頃の理科の授業を思い出しながら勉強すれば問題ありません。
しかし、二種電気工事士の仕事は危険との隣り合わせです。配線計画を練る際に誤配線での設計・工事をすればその回路はショート状態などをおこして、火災や取り付けた機械を壊してしまうことにも繋がります。
そのため、電気工事の資格は各分野において細かく分類されています。

電気工事士の仕事内容ややりがいについて詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
あわせて読む:電気工事士とは?仕事内容・向いている人を解説
電気工事士になる方法
無資格・未経験から就職して働きながら資格取得を目指す
電気工事士は無資格・未経験からでも求人を募集している会社が多いです。また、 資格取得支援制度がある会社も珍しくありません。そのため、まずは、見習いの電気工事士として働きながら、実務経験を積み、資格習得を目指すことができます。
初めは、手元作業と呼ばれる先輩の補助作業から仕事をスタートします。その業務の中で先輩から知識や技術を学び、実戦で使用する技能を身に付けていきます。
経験年数によっては資格試験の科目が免除されることもあります。
学校に通って資格取得する
電気工事士になるためには、電気を扱う電気科や工学科のある高校や大学、専門学校などに通い基礎や専門知識を学ぶ方法があります。
また、カリキュラムによっては電気工事士の資格取得が授業に組み込まれていることもあるため、在学中に資格を取得して就職に活かせる学校も多いようです。

一本槍 満滋さんのコメント
工業系の学校を出ている方であれば、電気工事士の資格を取得している人は大勢いらっしゃると思います。
しかし、電気工事士は何歳になってからでも始められる職業です。
多くの経験、見解を持っているという点では年齢を重ねるという事は決して不利に働きません。
やってみたいという気持ちがあれば、いつでも目指せるのが電気工事士です。
電気工事士に必要な資格
第二種電気工事士
第二種電気工事士は、一般的に住宅、ビル、工場、店舗などの工事において600V以下で受電する電気設備の工事が行える資格です。主に配線工事、保安装置工事、通信工事、コンピュータネットワーク工事、照明工事などを行います。
電力会社からの供給電力を受ける電気設備の工事は、一般住宅の引き込み配線の住宅側などは、第二種電気工事士から工事可能になります。
また、第二種電気工事士の取得には、実務経験は必要無く学科試験、と実技試験にそれぞれ合格する必要があります。
第一種電気工事士
第一種電気工事士は、第二種電気工事士の際に扱えなかった600V以上の電気工事に対応できる様になります。
一般住宅から主に工場、発電所、ビル、ショッピングセンター、病院、大型商業施設などの電気工事を行います。
また、電力会社からの高圧電力を受電するキュービクルなどの電気工事、設計、施工監理、点検・保守、修理を担当するだけでなく、電気工事を行う現場において、安全管理や技術指導を行うことができます。
第一種電気工事士の取得には、実務経験が必要になりますので、まず第二種電気工事士の資格を取得します。第二種電気工事士を取得してから三年の経験を積むことで第一種電気工事士の受験資格を得る事ができます。
このように第一種電気工事士の方が工事可能な範囲が広く、第二種電気工事士の上位資格として位置づけられています。

一本槍 満滋さんのコメント
電気工事士は年々減少しています。若い世代から取得可能な第二種電気工事士に比べて、第一種電気工事士は高齢化に伴い2020年から減少の勢いが増す一方です。
第一種電気工事士は二種の免許に比べて扱える作業範囲が多くなります。その分、大電圧や大容量の電気工事に従事するため怪我や死につながる可能性が高くなります。
第一種電気工事士の取得には、実務経験が必要になりますので、まず第二種電気工事士の資格を取得します。
第二種電気工事士を取得してから三年の経験を積むことで第一種電気工事士の受験資格を得る事ができます。
第一種電気工事士は第二種電気工事士を取得してから三年の実務経験を経て取得できるようになります。”石の上にも三年”と言いますが、電気工事士の世界もそれにあたりますね。
電気工事士資格を活かせる転職先
電気工事士の資格は転職に有利に働く場合があります。電気工事会社などへの転職は勿論のこと、設備会社、空調工事会社等の建築系の会社や工場のラインを整備点検するような工務への転職にも有利に働きます。
より精密な機械や、製造工程を扱うようになる現代では今後も電気工事士の資格は必要な資格になってきます。
また、電気工事といっても、仕事の分類は多く、一般住宅などの電気工事、工場やオフィスビルなどをメインとする電気工事。電気通信工事、外線工事、鉄道における電気工事などに分けられます。

電気工事はこれらの職業へ派生する可能性を持った有益な資格の一つと言えます。

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