- 金融業界の転職先にはどんなところがあるの？
- 転職先を選ぶ時のポイントは？
金融業界での勤務経験を持つグローバルキャリアカウンセラーの筆者が、金融業界の転職先や選ぶ時のポイントについて解説します！ぜひ最後までご覧ください。
上川秋葉
佐賀県出身。高校卒業後、ニューヨーク州立大学へ留学。会計学を専攻し大手監査法人（ニューヨーク支店）へ就職。キャリア変更し、東京で外資系企業の人事を経験し、大手人材会社へと転職。現在は、ニューヨークで、2児の子育てしながらフリーランサーとして活動中。趣味はランニング、登山。富士山3回登頂。2022年にフィラデルフィアで初マラソンへ挑戦予定。資格：英検1級、TOEIC 910点、グローバルキャリアカウンセラー
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金融業界の転職先10選
金融業界の転職先には、以下のようなものがあります。
- 銀行
- 証券会社
- 保険会社
- クレジットカード会社
- 信販会社
- 政府系金融機関
- 不動産
- アセットマネジメント
- ベンチャーキャピタル
- FinTech
では、それぞれの転職先の特徴やどんな人におすすめか説明します。
金融業界の転職先1：銀行
金融業界で一番認知が高い業界が銀行です。銀行は安定しているイメージで、福利厚生なども充実しているので、転職先として人気が高いです。銀行でもメガバンク、地方銀行、信用金庫など規模もさまざまです。
銀行では、投資の知識や、経営サポート業務、顧客への金融商品の販売など、多くのことを学べるのが利点で、将来的にも役にたつスキルを積むことができます。
個人でも、金融リテラシーの向上を目指している人材にはとても良い環境と言えます。
金融業界の転職先2：証券会社
証券会社では株主の株式や投資信託の購入サポートをする、ブローカー業務です。顧客の投資のリターンを創出することがやりがいにもつながりますが、大きな金額が動くことでプレッシャーも大きい業界です。
個人の人となりが信頼関係に多大な影響を与えるため、顧客を安心させるだけの知識やノウハウがあり、ストレス耐性が強い人材が求められます。また、日々更新される株式の動向にも精通している必要があります。
金融業界の転職先3：保険会社
保険会社は生命保険と損害保険の２種類に分かれます。
特に、生命保険は顧客の人生プランを考えて、一人ひとりと向き合う真摯な人材が求められます。ファイナンシャルアドバイザーの資格を持っている人材には適職といえるでしょう。人とのコミュニケーションが得意な人や、フットワークの軽い人に向いている職種です。
営業職では給与は基本給と歩合制というケースもあり、成績次第で高収入も見込めます。
金融業界の転職先4：クレジットカード会社
クレジットカード会社では福利厚生も充実していて、働きやすい環境が整っています。ワークライフバランスを目指す転職者にはお勧めの業種です。
日本ではクレジットの普及は先進国の中でも遅れているので、これからも成長産業として、電子決済などの様々なサービス展開が見込まれます。
クレジット会社はカスタマーサービスも主力の業務としている企業も多く、未経験からでも転職しやすいことも魅力です。
金融業界の転職先5：信販会社
信販会社は業務内容が信用取引のため、企業内のコンプライアンスもしっかりしている会社が多いです。大手企業の子会社である場合も多く、勤務形態や福利厚生が充実して、産休や育休が取りやすく、女性にも人気の高い業界です。
また、必要な資格もなく、未経験でも転職しやすい業界となります。
コミュニケーション能力が高く、営業の他にも資料作成や調べ物が得意な人材に向いている業種です。
金融業界の転職先6：政府系金融機関
政府系金融機関の業務は銀行と同じですが、地方再生や中小企業支援を目的として設立されているので、主な顧客は中小企業や地域に根差した企業となることがほとんどです。
日本経済にとってはなくてはならない存在で、民間ではできない大型のプロジェクトに関わることができるチャンスがある、やりがいの大きな業種です。
全国および海外への転勤もあるので、英語力があれば転職がしやすいでしょう。
金融業界の転職先7：不動産
不動産では、接客や営業スキルが高く評価されます。人と話すのが好きで接客が得意な人であれば、不動産の営業に向いています。金融関係の実務経験がなくとも営業スキルが高いと転職にはとても有利です。
宅地建物取引士や管理業務主任者などの資格があると、転職に有利です。また、不動産業界で働きたいという意欲を伝えることや、忍耐力があることをアピールすることも大事です。
また、実力次第では高い給与を得ることができるのも不動産業へ転職するメリットです。
金融業界の転職先8：アセットマネジメント
アセットマネジメントは資産運用の代行をする金融のスペシャリストです。少数精鋭のチームで高いレベルの専門性が求められるため、財務スキルや証券アナリストなどの高度な資格が求められるケースもあります。
金融関連やコンサルティングの実務経験があり、数字に強く、チームとの連携が取れる人材が求められます。
また、給与のレンジは1000万からの職種も多く、金融業界の中でも高い傾向にあります。
金融業界の転職先9：ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルは年収が金融業界の中でもトップクラスにあり、転職も狭き門です。高いファイナンス知識があり、法人営業経験が数年必須という企業も少なくありません。
稀にポテンシャル採用などの求人もありますが、非公開求人も多く転職エージェントを活用するのは必須と言えます。
また、他業種との関わりがあり、さまざまな起業家へのリーチができる人脈があることは転職する際のアピールとなります。
金融業界の転職先10：FinTech
急速なスマートフォンの普及により、アプリによる決済や送金など、金融とITを融合するFinTech業界は注目を浴びています。
従来の銀行の在り方から大きく変革をする業界として成長が見込めます。従来のやり方に疑問を持ち、新しいことを実現したいと思う人材には向いている業種です。
日々進化を遂げているAIやブロックチェーンに深い知見があると、金融関連の実務経験がなくても、転職で強みになります。
金融業界の転職先選びのポイント
金融業界の転職先選びのポイント1：経験やスキルが活かせる
金融業界で転職をする際に一番に重要になるのは、自分が即戦力になる人材かどうかです。
今まで培った経験やスキルが活かせる業種や職種を選ぶ事が、転職を成功させる一番の近道です。自分の強みが発揮できる職種や企業を選ぶ事は、転職先を選ぶ上でとても重要な鍵となります。
ただし、目指す業種が未経験の場合でも、高い営業スキルや職種に関係のある資格を持っていると、転職の際にはアピールポイントになります。
金融業界の転職先選びのポイント2：年収とキャリアパス
転職する際に、一時的に年収が下がる事がよくあります。ですが、その後のキャリアパスで年収が倍増する業種や職種もあります。
目の前の数字だけにとらわれずに、しっかりと自分にあったキャリアパスや労働環境を見極めて、転職先を選ぶことは、転職を成功させて、長く働きキャリアを積むためにとても重要となります。
金融業界の転職先選びのポイント3：やりがいのある仕事ができるか
転職をする際には、明確なビジョンを持ち、自分が実現したいキャリアパスと見合う転職先を見つけることは、年収よりも大事だと言えます。
転職はできたけれど、自分のやりたいことと違えば、また離職をしないといけないケースも多々あります。職を転々としている印象を与えるため、次の転職活動への影響ははかりしれません。自分のやりたいことや志望動機を明確に伝えられるようにしましょう。
また、自分にあった社風や職場環境であることもとても大事になってきます。
金融業界の中でも自分に合った転職先を見つけるには、金融業界に精通したコンサルタントが在籍する、金融業界特化の転職エージェントに相談するのがおすすめです！
次は、金融業界に強いおすすめの転職エージェントを紹介します。
金融業界に強いおすすめの転職エージェント
金融業界に特化した転職エージェント
- コトラ
金融業界（銀行・証券・保険・VC・PEファンド）に詳しいコンサルタントがサポート - IFA転職
IFA専門の転職エージェント！証券会社勤務の方の転職支援に特化 - ヤマトヒューマンキャピタル
M&A・PEファンド・VC・投資銀行事業再生・経営企画に強い！ - マイナビ金融Agent
金融業界専門のコンサルタントがサポート！
金融業界に強いおすすめの転職エージェント1：コトラ
コトラは、金融業界やコンサルなど、ハイクラス向けの転職支援に特化した転職エージェントです。
金融業界の実務経験者が、経験を活かせるマッチ度が高い求人の提案をしてくれます。
また、わかりやすく魅力的な職務経歴書を書くためのアドバイス、企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた上で面接アドバイスをしてくれるため、希望する会社から内定を獲得できる確率が高まります。
- 金融・保険業界に詳しいコンサルタントにサポートしてほしい
- 選考対策までしっかりサポートしてほしい
| 特徴 | 金融・保険業界に特化した転職エージェント |
| 求人数 | 金融：公開求人2,915件 ※2022年10月14日時点 |
| エリア | 全国 |
- 金融・保険業界の実務経験者がサポート！
- コンサルタントが選考対策までしっかりサポート！
- わかりやすく魅力的な職務経歴書を書くためのアドバイスや企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた上で面接アドバイスをしてくれる！
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コトラは、ハイクラスの転職に強く年収800万円以上の方が登録しているようです！
金融業界に強いおすすめの転職エージェント2：IFA転職
IFA転職は、証券会社勤務の方の転職支援に特化した、IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）専門の転職エージェントです。
大手証券会社出身でIFA業界に精通したアドバイザーがサポートしてくれるので、業界や企業、ポジションについての詳しい情報や、選考対策での的確なアドバイスがもらえます。
特化型だからこその独占・非公開求人も保有しているので、IFAへの転職を考えている方は相談してみてください。
- 証券会社出身でIFAヘの転職を考えている人におすすめ
- IFA業界の転職市場に詳しいアドバイザーにサポートしてもらいたい人におすすめ
- IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）の転職に強い！
- 証券会社出身でIFA業界の転職支援実績が豊富なアドバイザーがサポート
- 特化型だからこその独占・非公開求人も見つかる
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金融業界に強いおすすめの転職エージェント3：ヤマトヒューマンキャピタル
ヤマトヒューマンキャピタルは、M&A・PEファンド・VC・投資銀行事業再生・経営企画の転職に強い、経営×ファイナンス領域特化型の転職エージェントです。
未経験可の求人も豊富なので、これまでの経験を活かして新しい領域にチャレンジしたいという方にもおすすめです。
金融機関出身のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、業界や企業、ポジションについての詳しい情報や、選考対策での的確なアドバイスがもらえます。
- M&A・PEファンド・VC・投資銀行事業再生・経営企画への転職を考えている
- 金融業界出身者にサポートしてもらいたい
- 経営×ファイナンス領域に強い！
- 金融機関出身のキャリアアドバイザーがサポート
- M&A・PEファンド・VC・投資銀行事業再生・経営企画の「未経験可」の求人が豊富
公式サイトはこちら
金融業界に強いおすすめの転職エージェント4：マイナビ金融エージェント
マイナビ金融Agentは、金融業界に特化した転職エージェントです。
金融業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者をサポートしてくれるため、マッチング精度の高い求人の提案や企業に魅力が伝わるアピール方法をアドバイスしてもらうことができます。
大手なので登録者も多く、たくさんの人の金融業界での転職を支援して蓄積されたノウハウや選考情報をもとにサポートしてもらえるのが魅力です。
- 金融・保険業界に詳しいコンサルタントにサポートしてほしい
- 選考対策までしっかりサポートしてほしい
| 求人数 | 金融系営業職：公開求人1,029件、非公開求人120件 金融専門職：公開求人387件、非公開求人176件 ※2022年10月14日時点 |
| エリア | 全国 |
- 金融・保険業界の実務経験者がサポート！
- コンサルタントが選考対策までしっかりサポート！
- わかりやすく魅力的な職務経歴書を書くためのアドバイスや企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた上で面接アドバイスをしてくれる！
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（引用元：HRtable独自のアンケートより）
※HRtableが実施したアンケートの一部を掲載しています。
金融業界の転職先は転職エージェントに相談してみよう！
この記事では、金融業界での勤務経験を持つグローバルキャリアカウンセラーの筆者が金融業界の転職先10選と転職先選びのポイントについて解説しました。
金融業界の転職先では、経験やスキルが活かせるか、給与などの条件、やりがいがあるかやキャリアアップにつながるかなど、多様な条件で見ていく必要があります。
転職先選びでは、情報収集が重要になるため、企業について詳しい情報を得ている転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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