「薬剤師の向き不向きを知りたい!」
「私の性格・キャラって薬剤師に向いているのかな?」
このような方に向けてこの記事では、実際に薬剤師としての就業経験を持つ筆者が、薬剤師に向いている、向いていないを性格・キャラから解説していきます。
石井康博
宮城県在住。私立薬科大学を卒業後、宮城県内に20店舗ある調剤薬局に入社 。2年目にはラウンダー薬剤師に任命され実務経験を積み、1日200枚の処方箋を応需する店舗で3年間の管理薬剤師を経験。大手調剤薬局によるM&Aをきっかけに転職。管理薬剤師を続けながら、WEBライターとしても活動している薬剤師歴10年目。「薬剤師の悩みを解決したい!」という思いが強くなり、メディア「yasublog」を立ち上げる。【保有資格】薬剤師、認定薬剤師
薬剤師に向いている性格・キャラ
薬剤師に向いている人は、下記の通りです。
- コツコツ努力ができる人
- コミュニケーションが得意な人
- 責任感の強い人
それぞれわかりやすく説明します!
薬剤師に向いている性格・キャラ1:コツコツ努力ができる人
主体性をもってコツコツ努力できる人は、薬剤師に向いています。なぜなら薬剤師は、勉強しないとリスクの高い職種だからです。
- 薬の特徴や効果
- 薬理学
- 製剤学
- 薬物動態
- 病態
学ばなければいけない分野は、ざっと挙げてもこれくらいあります。たった1日の勉強だけでは、知識がつきません。現場で使える知識をもつためには、地道な努力が必要になります。
したがって、医療人の自覚をもってコツコツ努力ができる人は、薬剤師に向いています。
どんな分野でもコツコツ継続できれば、成果が目に見えてくるはずです。継続のコツは習慣化すること。朝の30分を勉強時間に充てるなど、工夫をしてみてください!
薬剤師に向いている性格・キャラ2:コミュニケーションが得意な人
薬剤師は患者様だけではなく、チーム内の薬剤師や他の医療職の方ともコミュニケーションを密にとらなければいけません。よって、コミュニケーションが得意な人は、薬剤師に向いています。
患者様とコミュニケーションを上手にとれると、薬の適正使用にもつながりますし、何より満足度の高い投薬につなげることができます。また、医療職同士で細かなコミュニケーションをとることは、よりよい医療の提供にもつながります。
このように、知識を伝える手段としてコミュニケーションスキルはとても重要です。
薬剤師に向いている性格・キャラ3:責任感の強い人
薬剤師には責任感の強さが求められます。薬の飲み合わせや、量のミスによって大きな健康被害が出ることもあるからです。
「絶対にミスはしないぞ!」
「みんなの健康を守るんだ!」
そういった強い責任感が必要です。患者様に細かくヒアリングをしたり、医師へ疑義照会をしたり、安全を守るために丁寧な仕事が求められます。
薬剤師/石井康博さんのコメント
責任感が強くて努力家で、周りをよくみている薬剤師は優秀な方が多いですね。知識があればいいという問題ではなく、チームの雰囲気を良くしたり、前向きに仕事をしている人は周りのスタッフからも信頼されています。
薬剤師に向いていない性格・キャラ
逆に薬剤師に向いていない人は下記の通りです。
- 協調性がない人
- 問題解決能力が低い人
- 適当な人
それぞれ深掘りしていきます!
薬剤師に向いていない性格・キャラ1:協調性がない人
協調性のない人は薬剤師には向いていません。というのも、チームスタッフや関係各所のスタッフとのコミュニケーションが必須の職業だからです。
薬剤師の仕事は「個人戦」ではなく「団体戦」です。協力する気持ちがないと、風通しの悪い環境になり、気持ちよく働けません。働きにくい環境だと、ミスが起こりやすいです。ミスは健康被害につながりますので、協調性のない人は薬剤師に向きません。
自分の考えを曲げられなかったり、意見に耳を貸さない人はチームの和を乱します。
薬剤師に向いていない性格・キャラ2:問題解決能力が低い人
仕事をしてると、なにかしらの問題が出てきます。それらの問題に対し、解決能力の低い人は薬剤師に向いていません。ここで言う問題とは下記のようなものです。
- ヒューマンエラー
- クレーム
- 在庫の欠品
様々な問題に対し、何も対応策を考えられない人は薬剤師に向いていないでしょう。薬の知識だけあれば立派な薬剤師になれるわけではありません。
たとえば、健康被害にならないような小さなミスをしたとしましょう。問題解決能力のある人なら、小さなミスとはいえ、大きなミスにつながらないように対策を打つはずです。
一方、問題解決能力の低い人だと対策を考えず、同じようなミスを繰り返すでしょう。
小さなミスが積み上がって、大きなミスにつながることが多いです。薬剤師にとって、問題解決能力はとても大切なスキルです。
薬剤師に向いていない性格・キャラ3:適当な人
いわずもがな適当な人は薬剤師に向いていません。なぜなら薬剤師は細かい作業が多く、気配りが必要な職業だからです。
- 薬の量に間違いがないか
- 飲み合わせは大丈夫
- 副作用が出たことはないか
- 医師の処方に記載漏れはないか
- これから飲む薬に対して不安を感じてないか
上記のような細かいチェック、気配りが必要です。「薬の量は大体でいいか」とか、「薬の説明も適当でいいか」などと片付けてはいけません。薬は一歩間違うと「毒」にもなりえますので、細やかなチェック・気配りが重要です。
薬剤師/石井康博さんのコメント
薬剤師は細かい作業が求められるので、適当に仕事をしていると信頼を失います。また、ミスが命とりになる職業なので「石橋を叩いて渡る」くらいがちょうどいいと感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では薬剤師に向き不向きの性格・キャラをまとめました。ここでの情報が、自己分析の際の一助になれば幸いです。
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