「薬剤師の求人ってどんな特徴があるのかな？」
「薬剤師の求人について知りたい！」
このような方に向けてこの記事では、実際に薬剤師としての就業経験、転職経験を持つ筆者が、薬剤師の求人の特徴について解説します。
石井康博
宮城県在住。私立薬科大学を卒業後、宮城県内に20店舗ある調剤薬局に入社 。2年目にはラウンダー薬剤師に任命され実務経験を積み、1日200枚の処方箋を応需する店舗で3年間の管理薬剤師を経験。大手調剤薬局によるM&Aをきっかけに転職。管理薬剤師を続けながら、WEBライターとしても活動している薬剤師歴10年目。「薬剤師の悩みを解決したい！」という思いが強くなり、メディア「yasublog」を立ち上げる。【保有資格】薬剤師、認定薬剤師
薬剤師で転職を考えている方には、東証プライム上場企業が運営するファルマスタッフに登録をして求人を探すのをおすすめします。
2023年6
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薬剤師の求人の特徴
- 調剤薬局の募集が多い
- 正社員雇用が多い
- 「日祝日」の休みが多い
- 派遣薬剤師の求人もある
薬剤師の求人の特徴１：調剤薬局の募集が多い
薬剤師の求人の特徴として、調剤薬局の募集が多いということが挙げられます。その理由は、調剤薬局の数がドラッグストアや病院、製薬会社よりも圧倒的に多いからです。
薬剤師の求人の特徴２：正社員雇用が多い
雇用形態は正社員の案件が多いのも特徴です。
薬剤師は「女性：男性＝6：4」であり、結婚による転職や、産休・育休で現場を離れる薬剤師がいるということが理由です。求人数を見る限りでは、まだまだ薬剤師の数は足りてないのが現状です。
正社員の月給はおよそ30万〜50万が相場です。管理職の募集や、地方の求人では高い傾向にあります。パートの時給は、調剤薬局では2,000円前後です。ドラッグストアは調剤薬局よりも高く、2500円前後のところがよく見られました。
極端な話、沖縄に行こうが、北海道に行こうが、薬局やドラッグストア、病院があれば働けます。これは、国家資格の強みでもあります。
薬剤師の求人の特徴３：「日祝日」の休みが多い
求人企業の多くは「日祝日」の休みが多いです。シフト制で週休2日制としている企業が多く見受けられました。フレックス制を導入し、残業が出ないように工夫している企業もあります。
薬剤師の求人の特徴４：派遣薬剤師の求人もある
正社員やパートの求人数よりは少ないですが、派遣薬剤師の求人もあります。派遣の特徴は、時給が3,000円前後と高い傾向にあるところです。
薬剤師/石井康博さんのコメント
薬剤師業界は他の業界と比べて、求められるスキルがほとんど一緒です。IT系の場合、動画編集スキルが必要なのか、デザインが必要なのか、はたまたプログラミングスキルが必要なのか、企業によって異なります。しかし、薬剤師の場合は大きく仕事内容が変わることはありません。経験・知識があれば、どこでも勤務は可能です。
薬剤師の良い求人の条件と探すポイント
良い求人を探すポイントは下記の通りです。
- 残業時間が短い
- 離職率が低い
- 社員間の風通しが良い
薬剤師のいい求人の条件１：残業時間が短い
残業がすべて悪とは言いませんが、残業時間が短いほうが働きやすい環境と言えるでしょう。プライベートの時間を大事にできますし、職場の雰囲気も良くなる傾向にあるからです。残業の少ない会社は、業務の効率化に力を入れていたり、社員を大切にしてる可能性が高いです。
薬剤師のいい求人の条件２：離職率が低い
離職率はとても大事な指標です。社員の定着しない会社は、必ず何か問題があります。
厚生労働省の調査では、令和2年度の新規大卒の離職率は「31.2%」です。医療職の離職率はこの数字よりも高い傾向ですが、40%を超えたら注意が必要でしょう。
薬剤師のいい求人の条件３：社員間の風通しが良い
社員間の風通しの良さも、求人を探すときのポイントになります。
仕事をするにあたって、やはり社員とのコミュニケーションは円滑に行えた方がいいと言えます。そして、それは全てが自分の努力でどうにかできる要素ではありません。ネットの求人だけで判断するのは難しいので、現場を見学してみましょう。
現場で働いているスタッフが楽しそうに、生き生きと働いているなら、働きやすい職場だと思われます！
薬剤師の悪い求人の注意点
一方で悪い求人には下記のような特徴があります。
- ずっと募集がかかっている
- 他の企業に比べて年収が高い
薬剤師の悪い求人の特徴１：ずっと募集がかかっている
年中、ずっと募集のかかってる企業には注意が必要です。なぜなら、社員が定着しない理由があるから。
残業が多かったり、ハラスメントが横行している企業だと社員は定着しません。過度なプレッシャーを与えたり、高いノルマを強制されることもあるので、離職率が高い傾向にあります。
薬剤師の悪い求人の特徴２：他の企業に比べて年収が高い
年収が高すぎる企業にも気をつけたほうがいいでしょう。業界が一緒であれば、大体同じくらいの年収に落ち着くはずです。それでも年収を高くしてるということは、なにか原因があるはずだと推測できます。
薬剤師/石井康博さんのコメント
年収を高くする要因として考えられるものの中で、1番多いのは「固定残業代」です。固定残業代を採用してる企業では、どんなに残業しても給料は上がりません。とんでもなく残業が多い会社だと、時給が安くなるケースがあります。管理職の場合は手当がついてるので、固定残業代になっている企業が多いです。しかし、管理職でもない限り、固定残業代の記載がある場合はリスクが高いです。
これで薬剤師の求人の特徴は以上です。いかがでしたでしょうか！
まとめ
この記事では、薬剤師の求人の特徴についてまとめました。ここでの情報が求人票を見るときの一助になれば幸いです。
薬剤師として転職を考えている方には東証プライム上場企業が運営するファルマスタッフに登録をして求人を探すのをおすすめします。
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