- 調剤薬局の薬剤師ってどんな仕事をしているの?
- 調剤薬局勤務の大変なところは?
調剤薬局の管理薬剤師として勤務していた筆者が、調剤薬局勤務の薬剤師の仕事内容について体験談をもとに解説しますのでぜひご覧ください!
長岡志帆
大学卒業後は調剤薬局チェーンに入社。新人研修から退職時まで同じ店舗に配属となり、恩師となる管理薬剤師より薬剤師業務や接遇を学ぶ。健康サポート薬局の健康サポート薬剤師として認定され、地域医療、かかりつけ薬剤師としての責務を果たす。出産育児を機に転職し、調剤薬局の管理薬剤師として勤務。恩師の教えを活かし、薬局兼小規模卸の管理薬剤師として管理及び医療機関や企業との交渉を行う。オンライン診療における緊急避妊ピル対応薬剤師やスポーツファーマシストとして認定も受け、対応薬局とした。 現在では、医療ベンチャー企業で勤務の傍ら、ライターとして活動中。 【保有資格】薬剤師、認定スポーツファーマシスト、健康食品管理士
調剤薬局での仕事内容
調剤薬局勤務の薬剤師の業務は大きく7つに分けられます。
調剤薬局での仕事内容1:調剤業務
調剤薬局では、患者様が持参された処方箋をもとに調剤を行います。患者様にとって薬の安全性の観点からも問題ない適切な処方内容であるか、処方監査も行います。内容に疑義がある場合、処方医に必ず疑義照会をします。
調剤薬局での仕事内容2:服薬指導
調剤業務の他には、患者様へ処方された薬の服用方法や注意点、アドバイス、健康相談を行います。患者様の症状や心身の悩みを聞いたり、血圧や血糖値などの情報を共有してもらい、処方内容が患者様に問題ないかの最終判断も行います。
他の病院からの薬と重複投与や相互作用の可能性、禁忌などの有無は、患者様との会話の中で得た情報から判断することもあります。
調剤薬局での仕事内容3:薬歴管理
薬歴とは「薬剤服用管理簿」の略で、服薬指導時に患者様に関する全ての内容をまとめます。
患者様のお話、血圧や併用薬などの情報、薬剤師が情報から考察した内容、患者さんへの指導内容、特殊な薬の使い方の説明実施などをまとめ、次の服薬指導時への引継ぎを残します。とても重要な作業です。
調剤薬局での仕事内容4:服薬フォロー
調剤した薬剤の適正な使用のため、必要があると認める場合には、患者の薬剤の使用の状況を把握すること、情報提供や薬学的知見に基づく指導を行うことが義務付けられています。
そのため、投薬後数日経ってから患者様に健康状態やトラブルがないかご連絡をします。場合によっては医師へ情報提供することもあります。
参考記事:「薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き」について|日本薬剤師会
調剤薬局での仕事内容5:在宅業務
調剤薬局の薬剤師は、個人宅または老健施設などへ主治医から処方されたお薬を届けると同時に服薬指導と管理指導を行います。地域医療として多職種連携が求められる業務です。地域連携の会などに出席することもあります。
調剤薬局での仕事内容6:OTC販売
調剤薬局では、健康食品やOTC医薬品を販売しています。サポーターや血圧計などの医療機器も販売することもあります。
調剤薬局での仕事内容7:医薬品在庫管理
薬局を利用される患者様に必要な薬が不足しないよう、医薬品在庫管理をすることも調剤薬局の薬剤師の仕事に含まれます。また不動在庫による廃棄ロスがないか分析して管理します。
職場についての筆者体験談コメント
入社後のギャップ
学生時代の実務実習先でお世話になった調剤薬局に入社しました。実習時に仕事の内容や社風、患者層を把握したうえで入社を決めたので、入社後のギャップはそれほどありませんでした。
実習時では経験しなかった利用される患者様が多いことによる残業や、地域医療への参加については最初は驚くこともありましたが、地域医療、健康サポート薬局としては重要な責務なのだと勉強になりました。
大変な点と課題点
私が勤務していた薬局では、小さいお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方が利用されており、様々な科目の処方内容を経験しました。先輩薬剤師によって服薬指導の内容が違うので、学生時代に先輩の後ろに立って聞いていたことを現在仕事に活かしています。
また、薬剤師として日々研鑽と調剤報酬への理解は大切で、特に今後は地域医療に積極的に取り組まなければなりません。
私も健康サポート薬剤師として在宅医療や多職種連携の場に参加するようになり、在宅医療の現状と今後の求めるべき姿を様々な業種の方から教わりました。
今後は薬剤師として調剤薬局に留まらず、積極的に行動をしていかなければならないと感じています。
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次は、調剤薬局に強い転職エージェントを紹介します。
調剤薬局に強い転職エージェントおすすめ3選
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