- 設備設計からの転職先にはどんな選択肢があるの?
- 設備設計からの転職後のキャリアについて知りたい
以上のような疑問を持つ方に向けて、この記事では、建設業界・設備業界での転職経験を持つ筆者が、設備設計の転職先3パターンと設備設計としての転職先について解説します。
設備設計からの転職先を考えている方はぜひ読んでみてください。
一本槍 満滋
総合建築を行う会社で電気設備・空調設備に関する設計、施工を10年以上担当。その後、公共事業などを多く担当する会社に転職。監理技術者として電気設備における施工管理業務を行う。現在は個人事業主として独立し、電気・空調設備の設計をメイン業務に、工事受注、店舗等の省電力化を図るコンサルタントなども行なっている。また、専門的な見解を踏まえた建築・電気設備に関するライター活動なども行なっている。保有資格:電気工事士2種、電験3種、電気工事施工管理技士1級、建築設備士、建築士2級
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設備設計の転職先3パターン
設備設計の転職先パターン1:設備会社やビル管理会社への転職
設備設計は設計業務の中でも技術屋と呼ばれる仕事にあたります。そのため、設備会社やビル管理会社に転職をして新築物件の設備設計や施工管理を行なったり、経験を活かした修繕改修の提案を行い、建物環境を整えてゆくなど多岐に渡る転職が可能になります。
そのため、在職中から未来を見据えて、電気設備や給水設備など複合する設備の領域の中で、スペシャリストとして生きてゆくのか?それとも平均的に何でもこなすオールラウンダーを目指すのか?選択してゆく事が好条件の転職先に巡り合うポイントになります。
設備設計の転職先パターン2:設備設計から土木設計への転職
建物を建てる上で設備は必ず必要なピースになります。そのため設備設計から土木設計の業務に転職する事も考えられます。
そもそも、土木設計をする際には排水や給水をどのように処理してゆくのか?電気設備の設置箇所、設置方法などを検討する上でも土木設計と設備設計は共通の課題を共に思案しながら建設を進めていきます。
今後は一人の働き手が多くの分野の面倒を見る時代になってきます。設備設計者は土木分野や造園分野など複合する経験を得る事で、一歩先へ抜きん出た存在になっていく事でしょう。
設備設計の転職先パターン3:不動産業界への転職
設備設計の専門家が不動産業に転職した場合、企業にとってはビルや共同住宅などの改修工事の際に設備設計を自ら行う事ができるメリットがあります。そのため転職は比較的容易にかなう場合があります。
働き始めは土地活用や売買に関して基礎的な知識を学ぶ上で営業活動を行いながら、自らの得意分野を活かす事ができるタイミングで自分の存在をアピールして行く事が、転職後のより良いポジションを獲得する上で大切になってきます。
設備設計としての転職先
設備設計としての転職先1:組織設計事務所の設備設計部門
組織系設計事務所は特に規模の大きな建築設計事務所を表します。企業の大きさ故か、アトリエ系の設備設計部門との違いは設計の自由度と建築物の規模です。
組織設計事務所は公共工事や大きなビルなど堅実で大きな建物に関する設計を行います。そのため個人住宅の設計などには消極的なイメージがあります。
ベースとなる経験、知識、仕事方法が学べるため、どのような方でも向き不向きが少ないのが組織系かと思います。その反面独創的で自由なスタイルを求める方にはやや不向きになるかもしれません。
設備設計としての転職先2:設備設計事務所
設備設計事務所は仕事の内容が多岐に渡るという利点があります。ビルや公共案件などのRC造の建物から、一般住宅などの木造工事まで様々な建物に対する知見と工法を学ぶ事ができます。
働き方は組織設計事務所やゼネコンに比べるとやや自由な部分があります。しかし近年の人手不足によるところから個人にかかる負担は高めにあります。
その反面一つの現場が終了した時の達成感は計り知れないものがあります。自分の力を存分に発揮したい方には向いていると言えます。
設備設計としての転職先3:ゼネコンの設備設計部門
ゼネコンでの設備設計部門は中程度から大規模な建物の設備設計がメインになります。
品質とコスト(ライフサイクルコストから工事単価まで)を考慮して機能的且つ過ごしやすい室内環境を作っていきます。
設備設計事務所との大きな違いはチームで一つの作業を完了へと導いてゆく事が多いという事です。
社交的で一人で行動するよりチームでの作業が得意な方はゼネコンやサブコンなどへの転職がお勧めです。
一本槍 満滋さんのコメント
設計事務所やゼネコンだと、同じ建築業界からの転職の場合、前職が外での仕事が中心であった方にはオフィスワークに慣れるまで時間がかかるかもしれません。
しかし、長い目でみると老齢になっても働いていける知識や経験が得られるので、自分の向き不向きを確かめるつもりで最低でも2年は勤めてみてください。
私自身も、現場作業が好きな方であるのでデスクワークはストレスでしたが、期間を重ねると意外な面白さにも出会えます。
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次は、設備設計に強い転職エージェントおすすめ3選を紹介します。
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求人数 | 設備設計:485件 ※2022年9月時点 |
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