理学療法士の業務内容とは?理学療法の手順や勤務先などを理学療法士が徹底解説!

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この記事では理学療法士の業務内容や勤務先がどのようなものか理解を深めたい人に向けて、現役の理学療法士である筆者が解説をしていきます。

転職活動をしている方の参考になるかと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

この記事を書いたのは

山口 祐弥

2014年理学療法士資格取得。理学療法士として働き始めて9年目。2014年より地方の総合病院にて勤務開始。2019年には、理学療法士の学会にて奨励賞授与。2021年に大学院を卒業し保健学修士取得。臨床業務と研究活動を実施。2022年に都内の自費リハビリを提供する会社へ転職。勤務の傍ら、Webライター専門としても活動を開始し、理学療法士の経験を生かした医療・健康分野や趣味のアウトドアについての情報を発信している。 保有資格:修士号(保健学)、認定理学療法士

    理学療法士の業務内容

    理学療法士の業務は、身体に不自由のある方に対して、座る・立つ・歩くといった基本動作の回復をサポートする職業です。医師の指示のもとに運動や物理療法(温熱、電気を使用する)をします。

    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    理学療法士はリハビリテーションの一部を担っています。

    理学療法の対象はどういった方々かと言うと、障がいを抱えた人に加えて、けがや病気の予防を目的とした健康な人も含まれます。

    在宅の対象者、もしくは入院中の対象者は自宅でいかに自立して生活できるかが重要になってきます。ですから「家屋訪問」として、生活環境を確認することも仕事の一部です。

    また、理学療法士の中には「理学療法学」という学問を発展させるために研究を行う方もいます。

    ここでの、研究の目的は「病態を解明をする」「より良い検査や評価、治療ができるようにする」ことです。

    そして、その成果を学会や論文で発表することも必要です。

    理学療法の手順

    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    では、理学療法士の業務についてよりイメージをしやすくするために、理学療法の一般的なプロセスを紹介しますね!

    理学療法は、次のような一連の手順をたどります。

    STEP.1
    検査測定と評価
    対象者の体の状況や動きについて検査で状態を確認し、症状の原因を探ります。
    STEP.2
    目標設定
    対象者の希望や社会的な背景、評価結果、他職種との意見交換のもと、治療の目標を設定します。
    STEP.3
    治療プログラムの立案
    治療の目標に沿ったプログラムを立案して、対象者と共有します。
    STEP.4
    治療
    治療プログラムをもとに、運動・物理療法を行います。
    STEP.5
    再評価
    治療を行った後の効果を確認し、再評価したうえで次の治療プログラムの再検討を行います。

    このようにリハビリテーションを行う上では理学療法士の働きだけでは完結できません。

    医師や看護師、ソーシャルワーカーなど、多職種での連携が必要です。

    多職種で対象者の状態について協議をしますが、これを「カンファレンス」といいます。

    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    理学療法士の業務では、多職種間でのコミュニケーションはとても重要です。

    理学療法士になるには?

    理学療法士になるためには、理学療法士専門の学校で学び、国家試験に合格する必要があります。

    学校の種類は、大学(4年制)・短期大学(3年制)・専門学校(3〜4年制)の3種類です。

    学生のうちから理学療法士の業務について実践的に学び、資格を取得した後に早く仕事ができるようにします。そのために「実習」があります。

    実習は大きく分けて次の3つに分かれており、それぞれで期間が異なります。

    理学療法士の実習
    1. 見学実習(3日から1週間程度)
      理学療法士の業務を見学してイメージを深めます。患者さんと会話することもあります。
    2. 評価測定実習(4週間程度)
      患者さんを評価し、その方の全体像を把握します。
    3. 臨床実習(6〜10週間程度 × 2回)
      評価結果をもとに目標設定と理学療法プログラムを立てるという、理学療法士の実務と変わらない内容

    それぞれの実習での合格基準を満たすと、国家試験の受験資格を授与されます。

    理学療法士の国家試験

    ・国家試験は年に1回、毎年2月に開催
    ・理学療法士国家試験は200問で構成され、実地問題と一般問題がある
    ・実地問題は40問で1問3点、一般問題は160問で1問1点
    ・合計280点のうち、6割以上の点数が合格基準

    過去5年間の理学療法士国家試験の合格率は80%前後で推移しています。

    厚生労働省が発表している第57回理学療法士国家試験(令和4年2月20日(日)実施)の合格発表によると受験者数が12,685人、合格者数10,096人、合格率は79.6%という結果でした。

    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    理学療法士の学生にとって、この合格率は高いと感じるかもしれませんね。

    私が受験したときも、試験内容がとても難しいとは思いませんでした。

    授業の内容や実習で学んだことをしっかり復習することが大事です。

    これから受ける方はぜひ頑張ってくださいね!

    理学療法士の主な勤務先5選

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    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    では、次に理学療法士の国家資格を取ったあとに、どのような勤務先があるのか解説します。

    一番に最初に思い浮かべるのは病院ではないでしょうか。

    病院にも色々な種類があります。総合病院、整形外科、脳神経内科など、その病院の特色にあった形で理学療法業務をします。

    他には、介護老人保健施設やデイサービスなどの介護施設もあります。

    また、こういった施設だけではなく大学や専門学校の講師として勤務し、後世の教育もします。教育の傍ら、研究活動を行うこともあります。

    そして、研究に特化した研究施設に勤務することもできます。

    最近では企業に勤務し、理学療法士の知識を活かした商品開発(機器、補装具など)を行うこともできます。

    理学療法士 / 山口 祐弥
    理学療法士 / 山口 祐弥

    このように、一概に「理学療法士」といっても多種多様な勤務先があります!

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    理学療法士のキャリアとは

    理学療法士の仕事はリハビリテーションの内容が主です。

    目の前の患者さんの生活がよりよくなるように、しっかりとサポートをしていきます。

    年数と経験を重ねていくと、管理職に就いてマネジメントを行うことも仕事に含まれていきます。仕事内容としては、チームの仕事状況を確認して、コミュニケーションを図り、生産性を高めることをしていけるように仕組みづくりをしていくことになります。

    その職場で更に成果を出して周りに信頼されていくと、部長(科長)としてリーダーとなり組織を引っ張っていく立場になります。

    まとめ

    ここまでご紹介してきたように、理学療法士の業務内容や勤務先も実は様々です。

    最後に、業務内容と勤務先を振り返っておきましょう。

    理学療法士の業務内容
    • 身体に不自由のある方に対して、座る・立つ・歩くといった基本動作の回復をサポートする職業
    • 理学療法学という学問を発展させるために研究
    理学療法士の勤務先5選
    1. 病院
    2. 介護施設
      • 介護老人保健施設
      • デイサービス
    3. 大学や専門学校の講師
    4. 研究に特化した研究施設
    5. 一般企業に勤務し、理学療法士の知識を活かした商品開発

    このようにかなり様々な選択肢があるため、この記事を転職活動の参考にしてもらえれば幸いです。

    HRtable編集部
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