本記事では理学療法士の方で転職を考えている方に向けて、
・履歴書への志望動機の書き方
・転職理由の書き方
この2点について、理学療法士で転職経験がある筆者が、書き方のポイントや具体的な例文を紹介しながら解説させていただきます。
この記事を読むことで、どう履歴書の志望動機を書けば良いかのイメージが湧くと思います。
山口 祐弥
2014年理学療法士資格取得。理学療法士として働き始めて9年目。2014年より地方の総合病院にて勤務開始。2019年には、理学療法士の学会にて奨励賞授与。2021年に大学院を卒業し保健学修士取得。臨床業務と研究活動を実施。2022年に都内の自費リハビリを提供する会社へ転職。勤務の傍ら、Webライター専門としても活動を開始し、理学療法士の経験を生かした医療・健康分野や趣味のアウトドアについての情報を発信している。 保有資格:修士号(保健学)、認定理学療法士
河野裕也
国家資格である理学療法士として、約10年間整形外科クリニックで一般の患者様からスポーツ選手の身体のケアを行う。その後、理学療法士の養成校の教員として身体の仕組み、治療技術などについて学生に講義を行っています。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科にて修士取得。【保有資格】理学療法士、修士号(スポーツ科学)
理学療法士が転職するなら、【リハのお仕事】 がおすすめです。
リハビリ職専門の求人情報に特化した転職サイトですので、まずは無料相談してみてください!
【転職】理学療法士の志望動機の書き方の3つのポイント
転職の志望動機書き方ポイント1:前職での活動実績や経験した理学療法分野をアピールする
職場側は中途採用者に対して、入職後に即戦力として働いてほしいという希望があります。
ですから、前職でどのような経験をしてきたかを伝えることで、採用者側もその経験が採用後の仕事にどう影響するかイメージしやすくなります。
その経験の中でも、転職先の職場の分野や業務内容に関係する経験を書くことでより良い評価を得られるでしょう。
転職の志望動機の書き方ポイント2:前向きな転職理由を盛り込む
志望動機に盛り込むべき前向きな転職理由は「スキルアップ」「ライフスタイルの変化」です。
志望動機に盛り込むべき、私のおすすめの前向きな転職理由はこの2つです。
志望動機に盛り込む転職理由例1:スキルアップしたい
転職することで身に着けたいと考えているスキルを志望動機について盛り込むことで「意欲がある人だ」と好印象を持ってもらえることがあります。
転職・退職理由がスキルアップであれば、前向きな印象を与えることが出来ます。
志望動機に盛り込む転職理由例2:ライフスタイルの変化
また、ライフスタイルの変化も相手が理解を示しやすい転職理由なので、上手く志望動機に盛り込むと良いでしょう。
これは例えば、「結婚をした」「子どもが産まれた」などの内容です。
ライフスタイルの変化を志望動機に入れた上で採用してくれるならば、そこに理解がある柔軟な職場なので働きやすい職場の可能性があります。
入職後も必要な配慮をしてくれる可能性が高まるでしょう。
転職の志望動機の書き方ポイント3:「なぜその職場を希望したのか」を明確にする
それぞれの病院、施設ごとに特徴や理念があります。
ホームページなどで事前に確認したうえで自分がなぜ志望をしたのかを伝えましょう。
たとえば、ある病院では特徴について「地域のために様々な催しを開き、地域へ貢献できるよう運営をしています。」としています。
こういった場合は、自身が地域に対してどのような活動をしていきたいかを書くといいでしょう。
志望動機では、自分が伝えたいことではなくて、相手に採用したいと思ってもらえるような内容を書くことが重要です。
以上のように転職先の立場になって、どういった人材を欲しいと思っているかをイメージしながら志望動機を書くようにしましょう。その上で、自身の希望も上手く添えられると、良い志望動機と言えるかと思います。
理学療法士 河野裕也さんのコメント
志望動機の書き方において、気を付けるポイントは具体性のある文章にすることです。抽象的な文章では読み手はイメージすることが難しくなります。理学療法士としてどんなことができるのか、将来どんな理学療法士になりたいのかなどを抽象的な表現ではなく具体的なエピソードを入れることで、採用者が採用するメリットなどをより具体的にイメージすることができます。実際の経験や実績を入れることで内容に具体性をもたせることができます。
理学療法士の志望動機例文
理学療法士が転職を志望する動機で一番多いのはどういったものでしょうか?
私の周りにおいて、多い志望動機は「もっと違う分野について学んでみたい!」という内容です。
理学療法士になりたての頃は業務を覚えることで精一杯の日々ですが、仕事に慣れてくると徐々に業務効率も高まり余裕が出てきます。
そこで、自分のスキルアップにも目を向けるようになり転職を考える人が多いと感じます。
そういったスキルアップしたいということを自己中心的な印象を与えずに会社へ伝えることが重要です。具体的な志望動機の例文を3つ紹介します!
理学療法士の志望動機例文1:回復期リハビリテーション病院 → 急性期病院
私が貴院を志望した理由は、脳卒中の患者様のリハビリテーションを早期から実施している点に惹かれたからです。私はこれまで、回復期の脳卒中患者様を多く担当してきました。身体の状態が良い患者様もいれば、関節拘縮や極端な筋力低下を起こしてしまっている方もいました。そういった経験から、すべての患者様の予後をよりよくするために、早期から適切なアプローチがしたいと思っています。一日も早く貴院の戦力となれるよう、一生懸命頑張ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
理学療法士の志望動機例文2:急性期病院 → 介護施設
私が貴施設を志望した理由は、利用者様が主体的に日常生活を送れるような取り組みをしている点にとても感銘を受けたからです。施設に入所しても、その方らしい生活を送るためにどうしていけばよいか、本人や家族と積極的に話合った上でケアをしていることをお聴きしました。そのような取り組みに合わせ、私の急性期で働いてきた経験から、二次的な機能低下をいかに起こさずにケアをしていけるか、常に考えながら仕事をしていきたいと考えています。
理学療法士の志望動機例文3:総合病院 → 訪問リハビリテーション事業所
私が貴社を志望した理由は「利用者の皆様が住み慣れた地域・家庭で安らぎのある充実した生活が続けられるように全力でサポートします」という理念に共感したからです。わたし自身、総合病院で主に入院患者様を多く担当してきました。その際に「在宅生活を十分にサポートできているか?」と疑問を持っていました。貴社の訪問リハビリテーションでは利用者様一人一人をとても大切にサポートされており、私も貴社へ入職し目の前の利用者様の在宅生活をしっかりとサポートしたいと思っております。
その会社の理念や特徴をしっかりと調べて志望動機に盛り込むことは書類選考の面でも重要ですし、自分自身が納得できる転職先を決めるためにも理念に共感できるかどうかは大切なことです。
転職相談できる理学療法士に強い転職サイト
志望動機は求人に合わせて内容を変えることになるため、求人紹介や無料相談に乗ってくれる転職サイトへの複数登録をおすすめします!
理学療法士に強い転職サイト1:リハのお仕事
【リハのお仕事】はその名の通りリハビリ職専門の求人情報に特化した転職サイトです。
キャリアコンサルタントが無料で転職相談に乗ってくれ、今後のキャリアについてのアドバイスや過去事例なども紹介してくれます。
また、転職活動中も面接の予定調整、待遇面の交渉など、様々な面でサポートしてもらえます。
理学療法士で転職を考えている人は、まずここに無料相談してみることをおすすめします!
無料転職相談してみよう!
理学療法士に強い転職サイト2:PTOTキャリアナビ
PTOTキャリアナビはPT・OTに特化したリハビリ職専門の転職サイトです。
PTは理学療法士の略で、OTは作業療法士の略であり、理学療法士の方へ向けた転職サイトとなっています。
介護、看護、医療分野で10年以上の経験を持ったベテランのコンサルタントが在籍しており、転職サポートを受けることが出来ます。
PTOTキャリアナビの情報 | |
運営会社 | 株式会社ヒトイキ |
求人数 | 非公開 |
対応地域 | 関東及び関西 |
特徴 | 電話・メールのみならず、LINEでも気軽に転職相談出来る |
無料かんたん登録はこちら
理学療法士に強い転職サイト3:WellCrewAgent
ウェルクルーエージェントは、介護業界に特化した転職支援サービスです。
サイトへの無料をすれば、業界に特化したアドバイザーが求職者の転職活動支援をしてくれます。
保有資格に応じた求人を紹介してもらえるので、しっかりと理学療法士を選択しましょう。
ウェルクルーエージェントの情報 | |
運営会社 | 株式会社クラピス |
求人数 | 非公開 |
対応地域 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、愛知、大阪、兵庫、山口、福岡 |
特徴 | 20代から50代までの幅広い年代にあった求人を保有 |
無料登録はこちら!
まずはこの中から自分に合ったサイトで無料相談してみましょう!
【リハのお仕事】|キャリアコンサルタントが無料で転職相談に乗ってくれますよ!
PTOTキャリアナビ|リハビリ職専門の転職サイト、電話・LINEで転職相談
ウェルクルーエージェント|介護業界に特化した転職支援サービス
あわせて読む:理学療法士に強い転職サイトおすすめ6選
理学療法士の志望動機・転職理由の書き方のまとめ
以上で理学療法士の志望動機・転職理由の書き方の解説となります。
理学療法士の志望動機・転職理由の書き方のポイントを最後振り返っておきましょう!
- 前職での活動実績や経験した理学療法分野をアピールする
- 前向きな転職理由を盛り込む
- 「なぜその職場を希望したのか」を明確にする
この3点をこの記事で紹介した例文を参考にしながら志望動機を書くことをおすすめします。
- スキルアップしたい
- ライフスタイルの変化
また、おすすめの転職理由としてはこの2点をご紹介させていただきました。
みなさんの転職活動にこの記事が参考になれば幸いです!
まずはこの中から自分に合ったサイトで無料相談してみましょう!
【リハのお仕事】|キャリアコンサルタントが無料で転職相談に乗ってくれますよ!
PTOTキャリアナビ|リハビリ職専門の転職サイト、電話・LINEで転職相談
ウェルクルーエージェント|介護業界に特化した転職支援サービス
理学療法士で転職を考えている人は、まずここに無料相談してみることをおすすめします!
無料転職相談してみよう!
あわせて読む:理学療法士(PT)に強い転職サイトおすすめ7選