採用ピッチ資料を作成するベンチャー・スタートアップが増えてきていますが、いざ「作成しよう!」となったときにどのような内容・コンテンツを入れれば良いのか分からないという方、多いのではないでしょうか。
この記事においては、盛り込むべき項目・コンテンツをまとめましたので、ぜひこちらを読んでいただき、自社の採用スライド、採用ピッチにどのような要素を盛り込むか件等してもらえればと思います!
採用ピッチ資料に盛り込むべき25項目
会社紹介
- 会社概要
- 創業者紹介
- 沿革
- 経営陣、主要メンバー紹介
- 社員数(全社・職種毎)・年齢構成・男女比
- MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
- 事業概要
1:会社概要
- 会社名
- 設立年月日
- 資本金
- 代表者名
- 住所
- 事業内容
- 株主
- 顧問
会社概要にはこういった内容が書かれることが多いです。
株主については書かない会社も多い感覚はありますが、著名なVCや上場企業の出資がある場合は信用力を高めるために記載している印象があります。
2:創業者紹介
創業者の経歴のみならず、創業ストーリーを記載することもあります。
創業者が魅力的なキャリアを歩んでいる場合、この部分が会社の魅力たり得る場合もあります。
3:経営陣、主要メンバー紹介
こちらも「2:創業者紹介」と同様に経営陣や主要メンバーが立派なキャリアを歩んでる場合は会社の魅力になります。求職者に対して優秀なメンバーが揃っている会社だと感じさせることが出来るのであれば、それは志望度UPに大きく貢献するでしょう。
キャディ社の事例
4:社員数(全社・職種毎)・年齢構成・男女比
どれくらいの社員がいるのか、職種毎の人員構成はどうなっているかは会社のステージやどういった部署を中心にその組織が回っているのかを暗に伝えることができます。また、どんな属性の人間が働いているかは、会社を理解する上ですごく重要です。そういった意味では年齢構成や男女比はそれを図る参考になります。
5:沿革
沿革を記載することで会社の成長性を伝えられるかもしれません。
例えば、売上高・顧客数の変遷や従業員数、オフィスの変遷を沿革に記載することで、短期間の間にどれだけ数字が伸びたかを伝えることができます。
多くの人は成長性のある会社で働きたいと思っているので、会社が魅力的であることのアピールができるでしょう。
6:MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は、会社の目指す姿やそのために必要な行動を示したものです。採用においてミッション・ビジョン・バリューを伝えることは、ミッション・ビジョン・バリューを浸透させる上で極めて重要です。
7:事業概要
どういったビジネスを営んでいるかについて一覧で紹介すると、会社の全体像を理解が進みます。複数の事業を行っているようであればロゴを並べるなどの方法で分かりやすく求職者に伝えることができます。
ラクスル社の事例
事業内容
8:事業詳細
- 事業概要
- 事業沿革
- 事業が解決する課題
- 事業内容
- 導入企業
- ユーザーの声
HRBrain社の事例:事業概要
HRBrain社の事例:事業沿革
HRBrain社の事例:事業が解決する課題
HRBrain社の事例:導入実績
導入実績として名前を聞いたことがある有名企業、大手企業を掲載することが出来れば、自社の信用力向上にもなり、それが採用力の向上にも繋がります。
HRBrain社の事例:お客さまの声
9:ビジネスモデル
事業内容の紹介だけだとイメージがつきづらい部分をビジネスモデルにまで深堀をしたり、図解をすることで求職者がより事業イメージをつけられるようにします。
ラクスル社の事例
10:業績
業績を求職者に知ってもらい安心感を持ってもらうために会社の売上高の推移を採用ピッチ資料に載せるベンチャー企業は多いです。利益水準やキャッシュポジションを公開している会社はほとんど見たことないものの、今後こういった情報も未上場企業、ベンチャーにおいて信頼性を持ってもらうために開示していく会社も出てくるのではないかと思います。
GAテクノロジーズ社の事例
人事制度・組織カルチャー
- オフィスの風景(写真)
- 組織カルチャー
- 従業員インタビュー
- 人事ポリシー
- 給与テーブル・等級制度
- 評価制度
- 昇給・インセンティブプラン
- 福利厚生制度
- 特徴的な人事制度詳細
11:オフィスの風景(写真)
会社・オフィスの日常風景が分かるような写真を載せることで、日頃の社内の雰囲気を伝えることができます。
12:組織カルチャー
ドクターズプライム社の事例
13:従業員インタビュー
会社の雰囲気、どんな人が働いているかを伝える方法として従業員インタビューを載せるのもひとつの手です。従業員目線で見たときの会社がどういった場所・組織かを伝える形を取るため、より理解が深まります。また、(優秀な)従業員の経歴を併記することで、会社への安心感・信頼感は高まるはずです。
モノグサ社の事例
14:人事ポリシー
人事ポリシー・HRポリシーとは、会社の「人」に対する考え方です。どういう人を採用しているか、何を評価しているかを示します。
成果主義や能力主義など、会社によってそれぞれ異なります。
15:給与テーブル・等級制度
給与制度・等級制度についてオープンにしている企業もあります。
LAPRAS社の事例
16:評価制度
評価制度に関する考え方やロジックを伝えることも会社がどんなことを大切にしているか伝えることの一助になります。また、このあたりがしっかりと整理されている会社は組織に対して考える機会を持っている会社・組織だということも伝わるかも知れません。
10X社の事例
17:昇給・インセンティブプラン
昇給やインセンティブプランのロジックについても、大まかながらも公開している会社もあります。給与関係はセンティブな情報であるので社内はもちろん社外への公開に対しては慎重になる会社が多いですが、最近では少しずつながらも、そして公開出来る範囲で採用ピッチに記載をしている会社が出てきています。その先駆けであり、代表的な企業が下記のSmartHR社です。
SmartHR社の事例
18:福利厚生制度
どんな福利厚生制度があるのかという一覧を可視化することで、どういったことを会社として大切にしているかを伝えることができます。
ミラティブ社の事例
19:特徴的な人事制度
特徴的な人事制度についてPICK UPして取り上げることで、その背景にある人事ポリシーを伝えることができますし、求職者の印象に自社のことを残すことができます。
求人内容
- 組織図
- 募集ポジション
- ジョブディスクリプション
- 会社に合う人材、合わない人材
- 採用プロセス
- 会社からのコメント
20:組織図
ビザスク社の事例
21:募集ポジション
iCARE社の事例
22:ジョブディスクリプション
ジョブディスクリプションとは、職種・等級ごとに必要とされる能力などの基準を表したものです。採用する際の評価基準にもなります。ジョブディスクリプションを公開することで求める能力を持った人からの応募を集めることができます。
23:会社に合う人材、合わない人材
ユニラボ社の事例
BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」を提供するユニラボ社のこちらのスライドは会社として求める人物像を明確にしており参考になります。相性が良い人材のみならずBad Timingとして(今の)会社に合わない人物も併記していることに特徴があります。このように記載することで、自分がカルチャーマッチしないと考える人は自然と志望度が下がるような設計になっています。
24:採用プロセス
HERP社の事例
25:会社からのコメント
まとめ
採用ピッチ資料のコンテンツ・いかがでしたでしょうか?
会社によってまだ人事制度が整えられていないから盛り込めないな、、、
だとか
盛り込める内容・盛り込めない内容あるかもしれません。
ただ、
合う人材、合わない人材、会社カルチャー等を伝えることで、採用のミスマッチを防いだり、会社の魅力を伝えることで志望度が上がったりします。
ぜひこちらを参考に採用ピッチ資料、作成してみてください!