- 保険業界の仕事のやりがいって?
- 保険業界に向いている人はどんな人?
こういった疑問にお答えして、大手損害保険会社、生命保険会社での勤務経験のある筆者が、保険業界の仕事のやりがいや保険業界に向いている人・向いていない人の特徴について解説します。
東山福太郎
慶應義塾大学 経済学部を卒業。新卒で大手損害保険会社に入社して8年間勤務。ここでの生命保険子会社設立業務の経験を活かし、FP系出版社に転職して生命保険に関する執筆・校閲を担当(7年間勤務)。その後、生命保険会社に転職して14年間勤務(主に募集資料作成、研修資料作成、募集コンプライアンスを担当)。現在はファイナンシャル・プランナーとして活動中。約30年に渡って保険業界に関わる業務に従事。保有資格:CFP、公的保険アドバイザー等。
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保険業界の仕事のやりがい
保険業界の仕事のやりがい1:困っている人の役に立つことができる
保険は相互扶助の精神で成り立っています。
同じリスクを抱える人たちがお金を出し合い、そのリスクに遭遇してしまった人を、経済的な面からみんなで支えるという仕組みです。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、困っている人を助けてあげることができます。その仕組み作りや運営を担っているのが保険会社です。
保険業界の仕事のやりがい2:若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる
困っている人を助けるための仕組み作りや運営を担っている保険会社には、たくさんの業務があります。
多数ある保険会社の中からお客様に選ばれるためには、よりよいサービスを提供していく必要があります。
そのためには社員ひとりひとりが前面に立って、積極的に仕事を行って行くという意識が不可欠です。
若い社員でも、どんどん責任ある仕事を任されます。
保険業界の仕事のやりがい3:収入面が恵まれている
お客様からお預かりしたお金(保険料)を管理し、困っている人を助けるという使命を背負っているため、仕事はハードです。そのため他の業界に比べて、収入面に恵まれています。
「高い給料がもらえれば、仕事に対するモチベーションも上がる」というのは自然な感覚ですよね。
保険という公共性のある仕事をしていくためには、仕事のモチベーションを高めて、質の高い仕事をすることが求められます。
保険業界の各部門の仕事内容
生命保険会社(代理店チャネル)にはどのような仕事があるのでしょうか?主な仕事内容についてご説明します。
保険業界の部門1:営業部門
保険商品の募集を行っています。
保険業界の部門2:営業企画推進部門
営業部門が保険商品の募集を行うにあたって、方針や目標などを企画しています。
パンフレットなどの募集資料や募集に関連する営業ツール、研修資料などの作成・管理も行っています。
保険業界の部門3:商品開発部門
保険商品の新規開発、改定などを行っています。
保険業界の部門4:運用部門
契約者から保険料として預かったお金を運用しています。
保険業界の部門5:リスク管理部門
会社のキャパシティからみて、限界を超える量の契約の引受けを行っていないか、保険金を支払えるかなどの会社としての危機管理を行っています。
保険業界の部門6:引受査定部門
保険の申込みに対して、会社として引受けをするか否かの判断を行っています。
保険業界の部門7:保険金支払部門
保険金や給付金の支払いを行っています。
保険業界の部門8:総合企画部門
会社全体の総合的な企画・管理を行っています。会社の経営に関する規程や方針などを企画・管理しています。
株主総会や取締役会などの運営も行っています。会社の代表窓口になります。
保険業界の部門9:総務部門
会社全体の事務業務をとりまとめています。
保険業界の部門10:人事部門
社員の採用、評価、研修、部署異動、福利厚生などをとりまとめています。
保険業界の部門11:経理部門
会社全体の経理をとりまとめています。財務分析も行っています。
保険業界の部門12:コンプライアンス部門
社員、委託先代理店のコンプライアンスをとりまとめています。
また、営業部門が募集活動で使用する募集資料の管理も行っています。コンプライアンス部門が承認した募集資料でなければ使用することはできません。
保険業界の部門13:監査部門
各部門が法律や社内規程に則って業務を行っているかをチェックしています。委託先代理店の業務遂行状況についてもチェックを行っています。
保険業界の部門14:システム部門
会社内のシステムの開発や管理を行っています。
保険業界に向いている人の3つの特徴
保険業界に向いている人の特徴1:タフな人
保険会社の仕事は、ハードです。公共性のある仕事をしているということもありますが、競合他社が多いということもその理由です。
現在、生命保険会社であれば42社もあります。これだけ競合他社が多いと、生存競争が激しくなります。
新商品の開発、営業、保険金支払などのあらゆる分野で他社との競争が生じます。
精神的にも肉体的にもタフさが求められます。
保険業界に向いている人の特徴2:チャレンジ精神が旺盛な人
競争の激しい業界なので、生き残るために、常に新しいことにチャレンジしていくことが求められます。
他社にない新商品の開発、新しいマーケットの開発、新しいサービスなど。現状維持は衰退を意味します。
失敗したとしても、次々と新しいことにチャレンジできる人に向いている業界と言えます。
保険業界に向いている人の特徴3:人と接することが好きな人
保険という商品は目にすることができません。
営業パーソンがパンフレットや保険設計書などを使って説明するのですが、お客様に商品内容を理解してもらうためには、お客様に合わせた説明をすることが求められます。
お客様にはいろいろなタイプの人がいます。どのような人にでも丁寧に接することができる人に向いている業界です。
保険業界に向いていない人の3つの特徴
保険業界は職場異動が多いので、環境が変わっても、なじんでいける順応性や協調性が必要です。そして、会社に入ってからもたくさんのことを勉強させられます。また、文字や数字を取り扱うことも多いので、細かいことがあまりにも苦手な人にとっては居ずらい業界です。
保険業界に向いていない人の特徴1:順応性のない人、協調性のない人
保険業界は職場異動の多い業界です。一般的には、3から4年ごとに職場異動があります。
新しい環境になじめないと、そのたびにつらい思いをします。転居をともなう職場異動であればなおさらです。
仕事をしていくためには、いろいろなタイプの人と上手くやっていかなければなりません。
「自分から積極的に新しい環境になじんでいく」という姿勢が必要になります。
保険業界に向いていない人の特徴2:向学心がない人
保険に携わっていくためには、保険のことだけでなく、社会情勢のこと、経済のこと、法律のこと、関連業界のことなど、学ばなければならないことがたくさんあります。
保険会社内の社員教育でも学ぶ場は準備されていますが、それ以外にも自ら積極的に学んでいく姿勢が必要です。
「こんなに勉強することが多いのは嫌だ」と、学んでいくことに抵抗がある人には向かない業界です。
保険業界に向いていない人の特徴3:細かいことがあまりにも苦手な人
保険契約の内容を取り決めている「約款」というものがあります。
どのようなときに保険金が支払われて、どのようなときに支払われないかなど重要なことが細かく規定されています。
約款を解釈できなければ保険を取り扱うことはできません。また、「保険料」を間違えると大変なことになりますので、数字が苦手な人にも向かない業界です。
保険業界の将来性
民間の保険の役割は、国の公的保険を補完することです。国の公的保険は毎年のように改定が行われていますが、それでも保障が十分ではありません。
それを補完するために、民間の保険の役割は、今後もますます重要になっていくことでしょう。
生命保険でいえば、ライフステージに応じて保障の見直しを行うということはなくなるものではありません。お客様によりよいサービスを提供していくために、保険会社で働く社員には、より一層のレベルアップが求められます。
新商品の開発、ニーズにあったプランの提案、迅速な保険金支払など、多方面にわたる取り組むべき課題をクリアしていく必要があります。
保険業界は公共性のある仕事なので、やりがいがあるとともに責任も重大です。収入面では恵まれていますが、仕事はハードです。
そして競争がとても激しい業界です。多数ある保険会社の中からお客様に選ばれるために、生き残りをかけて必死です。そこで仕事をしていくためには、タフであること、チャレンジ精神が旺盛であることが求められます。
ハードな仕事ではありますが、「人の役に立っているのだ」という誇りを持って続けていける仕事です。
生命保険会社は現在42社もあります。今後は統廃合などが進むと思われますが、どこの保険会社に行っても生き残っていけるだけの経験やスキルを身に付けておくことが大切です。
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