人材紹介営業の仕事がつらくて辞めたいと思っていませんか?
一見すると企業と転職希望者をつなげる、というかっこいい仕事に見えますが、実態はとても地味で、ハードな業務が多いです。未経験からでも挑戦しやすい一方で、退職率が高い業務であることも事実です。
私自身、約8年務めた人材紹介営業を辞めて、現在はあるSaaS企業でインサイドセールスとして働いています。
人材紹介営業の仕事が辛い、転職を考えているという方は読んでみてください。
ホンキ
某人材紹介会社でキャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーとして8年半勤務。1000名以上の転職支援、100名以上の採用決定実績。現在はSaaS企業でインサイドセールスとして勤務中。
人材紹介営業を辞めたい理由5選
- 労働時間が長い
- KPIの達成が難しい
- 求職者に裏切られること
- 顧客から理不尽なクレームが入ること
- キャリアに行き詰まる
人材紹介営業を辞めたいと感じる理由1:労働時間が長い
人材紹介営業を辞めたいと感じる理由としてもっとも多いのは、労働時間が長いということではないでしょうか。
人材紹介営業は労働時間が長くなりがちです。求職者の仕事終わりに転職面談が入ったりするので、夜遅くまで残業することはよくあります。
仕事を頑張るのはいいことですが、体調に影響を及ぼすほど頑張らなければならないとなると、辞めることも考えてしまいますね。
KPIの達成が難しいというのも人材紹介営業を辞めたい理由として多く挙げられる理由のひとつでしょう。 人材紹介会社では、企業への応募数や面接数などの数値をKPIとして設定していることが多いと思いますが、これらの指標を達成し続けるのはとても大変です。 私自身も上司から理不尽なまでに高い目標を設定されたときは、納得がいかずモチベーションが下がってしまった、なんていうこともありました…。
人材紹介営業の面白いところでもあるのですが、やはり「人の心」を扱う仕事は、上手くいかないこともたくさんあります。 最初の転職面談のタイミングで時間をかけて対応し、求職者と信頼関係が構築できたと思っても、その後音信不通に…、なんてこともしばしば。 選考が進んでいる求職者と急に連絡が取れなくなったり、求職者から「他社で内定が出たのですべての選考を辞退します」とメールが来て、その後こちらからの連絡には一切応じていただけないというようなケースもあり、このような時には人材紹介営業の厳しさを感じていました。
人材紹介営業は採用企業と求職者の間に立つので、板挟みになることがよくあります。 例えば、求職者が面接に無断で欠席するような場合です。企業の採用担当からは「せっかく役員のスケジュールを押さえたのに面接できないなんて何事だ!」とお𠮟りを受けることもありました。 そんな理不尽を受けると、頑張ろうと思うモチベーションが下がってしまいますね…。
人材紹介会社で働いているとぶつかる壁だと思いますが、キャリアに行き詰ってしまうことがあります。 上のポストが詰まっていて、成果を出しても役職を与えてもらえず、先が見えない。そんなときに「このまま続けていいのだろうか」と悩むことがあります。 人材紹介営業に限ったことではありませんが、ハードな仕事をしている分、見返りを求めてしまいます…。
私も人材紹介営業をやめましたが、私が辞めた理由は今伸びているSaaS業界で働いてみたいと思ったからです。 SaaS企業の中でも人材紹介営業で担当していた業界や職種がターゲットとなる商材であれば早期に戦力になれると考えていました。 実際に転職してみて、様々な業種や職種の求職者の悩みを聞いてきたことによって、現職でもお客さんが悩んでいることや困っていることがわかるので、やはり親和性が高いと感じました。これは営業にとっては、ですが、とても大きなメリットだと思います。 人材紹介営業経験者は転職市場において評価されることも多いので、自分がどのような評価を受けるのか知るためにも転職活動を行ってみるのはいかがでしょうか。
今流行りのSaaS企業の営業は人材紹介営業出身者が多くおすすめです。 人材紹介営業で担当していた業界や職種がターゲットとなる商材であれば、評価されやすいです。 特に人事周りのSaaSツールを提供している企業では、人材紹介営業経験を採用用件にしていることもあり、こういった企業は親和性が高いと言えるでしょう。
採用担当は、人材紹介営業からのキャリアのステップとしておすすめです。 顧客である企業の採用をサポートしていることもあり、採用担当者とのコミュニケーションも多いため、経験が生かせる職種です。 実際に、担当している顧客から「ウチで採用として働いてよ」と引き抜かれるような形で入社するケースも少なくありません。
先ほどは採用担当に限定していましたが、人事業務全般の担当として転職することもおすすめです。 中小企業など、人事の業務が細分化されていない企業では人事業務全般を任されることがあります。 人材紹介営業出身者としては少しハードルが高い転職先ですが、人事業務全般の経験を積めば、その先はどんな企業でも活躍できるスキルが身につくでしょう。
もう営業はしたくない、という方はソフトウェアエンジニアもおすすめです。 最近は無料のエンジニアスクールのサービスを備えた人材紹介会社などもあり、未経験からでもチャレンジができる環境があります。 ただし、20代限定という採用企業も多く、30代になると一気にハードルが上がるため30代の方は注意が必要です。
人材紹介営業の経験があれば独立もしやすいです。 人材紹介という仕事は「PCと電話があれば仕事ができる」、「在庫を持たない」という特徴があるので、独立して自分で人材紹介会社を設立する人も少なくありません。 「転職はしたいけど、人材紹介営業は続けたい」は選択を視野に入れてみてもいいかもしれません。
もしも今、人材紹介営業から転職したいと少しでも考えているのであれば、まずは行動してみるのがおすすめです。 私は、「自分自身が人材紹介会社に面談に行ったらどんな求人を紹介されるのか」ということに興味があったので、まずは面談に行ってみることにしました。 そこで実際に自分が客観的にどう見られているのか、話が聞けたことをきっかけに具体的に転職活動を進めることにしたのを覚えています。 人材紹介営業経験者であれば、求人情報を得られる機会も多いでしょうし、チェックすべきポイントも心得ているかと思いますので、あとは行動だけです。 人材紹介営業をしていると転職活動のハードルになるのは時間の捻出だと思います。現職中の方は、転職活動を行う時間がないという悩みを持っているかもしれません。 在宅勤務があればそのタイミングで面接を進めることができますし、私は駅などに備え付けられているブース型のシェアオフィスを使って面接を進めていました。
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人材紹介営業を辞めたいと感じる理由2:KPIの達成が難しい
人材紹介営業を辞めたいと感じる理由3:求職者に裏切られること
人材紹介営業を辞めたいと感じる理由4:顧客から理不尽なクレームが入ること
人材紹介営業を辞めたいと感じる理由5:キャリアに行き詰まる
人材紹介営業を辞めて良かった?
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先5選
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先1:SaaS営業
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先2:採用担当
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先3:人事(全般)
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先4:ソフトウェアエンジニア
人材紹介営業からの転職におすすめの転職先5:独立
人材紹介営業を辞めるべき?
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