- 施工管理の求人が多いのはなぜ?
- 転職エージェントで施工管理ばかり紹介されるのはなぜ?
こういった方に向けて、建設業界の採用・定着支援を行なった経験を持つ筆者が、施工管理は転職しやすいのか、求人が多い理由や転職エージェントで紹介される理由、施工管理の転職に有利なタイミングについて解説するので、最後まで読んでみてください。
杉橋 綾太
人材派遣会社にて建設技術者を中心とした採用、定着支援、企業への人材コンサルタント業務を約20年経験。働かれる従業員の方々に意欲を持って活き活きと仕事をしてもらいたい。そのような環境を経営者の方々と一緒に作り上げていきたいとの思いから「働くを楽しく」を理念に大阪府で中小企業を中心に採用、教育、定着の支援をしているキャリアコンサルタントです。ワークスコンサルタント代表(https://worksconsul.com/)
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施工管理の求人が多い理由
- 建設業界の社員の高齢化が進んでいる
- 3Kのイメージを払拭しきれていない
施工管理の求人が多い理由1:建設業界の社員の高齢化が進んでいる
施工管理の求人が多い背景として、特に社員の高齢化が進んでいることがあげられます。
社員が年齢を重ねても新しく若い社員が入社すれば社内は循環していきますが、少子化による若年者の減少に加え、産業構造の変化に伴う職業の多様化により建設業ではない仕事を選ぶ若者が増えたことが背景にあります。
厚生労働省が公開している以下のデータからも分かるとおり、平成7年をピークに新規学卒者の建設業への就職者数は減っており、平成26年の就職者数のうち建設業に就職した人の割合は5.8%でした。
施工管理の求人が多い理由2:3Kのイメージを払拭しきれていない
さらに、残業や休日数の少なさ、仕事の忙しさなどの業界のイメージを払しょくしきれていないこと、過去より続く建設業界の多重構造などにより建設業界自体を避ける若者が多くいることから、社員が高齢になっても次を担う若者が入社してこないという背景が施工管理の求人が多い理由の一つとなっています。
国土交通政策研究所が全国の工業高校の土木建築系学科の3年生を対象に行った建設業に対するイメージに関する調査では、建設業に触れる機会がない学生からは、「物をつくる喜びがある」という回答以外に、「肉体労働・汚れ作業等が多い」「危険作業や事故が多い」という回答が多く集まりました。
また、このような人手不足の背景から人材派遣会社や人材紹介会社などの人材サービス会社に施工管理技術者の紹介を依頼する建設会社も多く、依頼された側の人材サービス会社からも求人を多数出すという構造も相まって施工管理の求人が多くなっています。
建設業界は、このように若手人材が不足していることから求人が多い傾向があります。
建設業界は労働環境が悪いイメージが持たれているかもしれませんが、近年建設業従事者の安全や「長時間労働の是正」「給与・社会保険」「生産性向上」への取り組みが進められています。
参考:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定~官民一体となって建設業の働き方改革を加速~
施工管理職で転職を考えている方は、こうった取り組みに積極的な企業を探してみるといいでしょう。
施工管理の求人が多い時期
一般的に2月~3月の新年度前や、8月~9月の下半期前にあたる時期は特に施工管理の求人数が増えていく時期です。
建設業は10月~3月末頃が繁忙期で忙しいため2月~3月に採用し閑散期である4月~新入社員の教育を行ったり、繁忙期になる前に新入社員を雇い下期の繁忙期に備えたりします。
そのためこれらの時期は、他の時期よりも求人数が多いので沢山の選択肢の中から自分に見合った求人を選ぶことができます。
施工管理は転職しやすい?
施工管理は慢性的な人材不足の背景から、他業種に比べ比較的転職しやすいといえます。
施工管理を含む建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の2023年2月の有効求人倍率は6.99倍でした。(参考:厚生労働省|一般職業紹介状況(令和5年2月分)について)
このことから、求職者に対して建設業の求人数が多いことから、建設業全体の傾向として転職しやすいといえます。
施工管理経験者は今までの経験を活かすことができる転職先であれば尚、転職しやすく数ある転職先から自分の条件に合った会社を選ぶことができます。
未経験者であっても若年者であれば人材サービス会社や地域の建設会社では転職できることが多く転職しやすいといえます。反面、未経験者かつ中高齢者である場合は一定の経験やスキルが無い場合転職が難しく転職しにくいといえるでしょう。
施工管理の求人を探すなら、建設業界に精通したキャリアアドバイザーが、無料で求人の紹介や選考対策を行ってくれる、転職エージェントを活用するのがおすすめです!
次は施工管理に強い転職エージェントおすすめ3選を紹介します。
施工管理に強い転職エージェントおすすめ3選
- 建設・設備求人データベース
建設業経験者におすすめ!建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - ベスキャリ建設
施工管理の派遣求人に強い! - セコカンNEXT
未経験から施工管理への就職・転職におすすめ!
施工管理に強い転職エージェントおすすめ1:建設・設備求人データベース
建設・設備求人データベースは建設業の求人数が豊富な転職サイトです。
また、建設業界に特化しているからこそ業界や企業に詳しく、待遇・福利厚生の詳細、求人企業の業界内での立ち位置や強み・弱み、経営状況、社風や配属部署の雰囲気といった、他では手に入らない具体的な情報も提供してくれます。
企業ごとに好まれる人物像、評価される経験、過去の面接での質問傾向や面接官の人柄なども把握した、建設業界の転職支援実績豊富なコンサルタントがサポートしてくれるので、選考にも通過しやすくなります。
こんな人におすすめ | ・豊富な求人の中から自分に合ったものを探したい ・資格を活かして転職したい |
求人数 | 建築施工管理:3093件 (※2023年4月28日時点) |
求人エリア | 全国 |
運営開始時期 | 2011年(参考) |
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あわせて読む:建設・設備求人データベースの口コミ・評判はどう?
施工管理に強い転職エージェントおすすめ2:ベスキャリ建設
ベスキャリ建設は、東証プライム上場グループのコプロ・エンジニアードが運営する、建設・プラント業界に特化した転職エージェントです。
建設業界に詳しいキャリアアドバイザーが希望条件にマッチする求人を提案してくれます。
また、経験・スキルに合わせて担当者が給与交渉も行ってくれるため、年収を上げたい方にもおすすめです。
こんな人におすすめ | ・建設・プラント業界の豊富な求人の中から選びたい ・建設・プラント業界の転職・仕事について詳しいコンサルタントに相談したい |
求人数 | 建築施工管理:4,743件 ※2023年4月28日時点 |
求人エリア | 全国 |
- 建設・プラント業界に特化!
- 東証プライム上場企業のグループ会社が運営!
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施工管理に強い転職エージェントおすすめ3:セコカンNEXT
セコカンNEXTは、施工管理を中心とした建設業界の求人に特化した転職エージェントです。
セコカンNEXTは、未経験から施工管理に就職したい方向けの求人を多数保有しており、施工管理の業務を理解したコンサルタントがサポートしてくれるため、マッチ度の高い求人を提案してもらえます。
未経験から施工管理への就職・転職を考えている方は無料登録してみてください。
こんな人におすすめ | ・施工管理の豊富な求人の中から選びたい ・施工管理の転職・仕事について詳しいコンサルタントに相談したい |
求人数 | 建築施工管理:10,258件 ※2023年4月28日時点 |
求人エリア | 全国 |
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施工管理の転職は自分に合った転職先を選ぼう
この記事では、施工管理の転職先選びのポイント、求人選びでチェックすべきポイントについて解説しました。
今回紹介したポイントを意識して、自分に合った転職先を選んでみてください。
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施工管理の派遣求人に強い! - セコカンNEXT
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