- 理学療法士のボーナスはどれぐらいが平均なの?
- 理学療法士の待遇はいいの?
と思っていませんか?
この記事では、理学療法士の筆者が、理学療法士の賞与事情について解説していきます。
河野裕也
国家資格である理学療法士として、約10年間整形外科クリニックで一般の患者様からスポーツ選手の身体のケアを行う。その後、理学療法士の養成校の教員として身体の仕組み、治療技術などについて学生に講義を行っています。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科にて修士取得。【保有資格】理学療法士、修士号(スポーツ科学)
年代別による賞与平均
年間賞与その他特別給与額 (単位:千円) | |
~ 19歳 | – |
20 ~ 24歳 | 428.7 |
25 ~ 29歳 | 669.7 |
30 ~ 34歳 | 734.4 |
35 ~ 39歳 | 880.4 |
40 ~ 44歳 | 882.8 |
45 ~ 49歳 | 971.9 |
50 ~ 54歳 | 1150.4 |
55 ~ 59歳 | 860.2 |
60 ~ 64歳 | 657.6 |
65 ~ 69歳 | 488.8 |
70歳~ | 40 |
厚生労働省が公表している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると理学療法士(作業療法士、言語聴覚士含む)の年代別の賞与は年齢とともに徐々に増加していき、20代前半(42万8,700円)と40代前半(88万400円)ではおよそ2倍となり、50代前半が最も多い115万400円となります。
50代後半からは徐々に減少傾向にあり、60代前半(65万7,600円)では20代後半(66万9,700円)とほぼ同額となります。これは定年後再雇用により所定内給与が定年前と比べて減額される影響が考えられます。
経験年数による賞与平均
経験年数別の賞与は経験年数0年(1年未満)が所定内給与額(残業など時間外手当以外のもの)の25%程度(6万3,900円)、1〜4年が所定内給与額の2.7倍(67万5,800円)、5〜9年は2.5倍(70万1,000円)、10〜14年が2.7倍(87万6,700円)、15年以上が2.6倍(98万6,400円)でした。
経験年数による賞与の倍率にはあまり差がなく、所定内給与の上昇率は10年を過ぎたあたりから上がる傾向にあるため賞与額も大きくなると考えられます。10年を超えると平均額(74万5,700円)より多くなる傾向にあります。
まとめ
理学療法士は他職種への転職が少ない傾向にあるため、年齢が上がるにつれて経験年数も上がっていき、経験年数10年以上になると管理職や役職につく割合が多くなります。昇進により賞与の額も増加することが考えられます。
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