- キャリアコーチングとは何?
- キャリアコーチングを受けることでどんなメリットがあるの?
と思っていませんか?
この記事では、GCS認定コーチの筆者が、キャリアコーチングとは何か、やり方や受けるメリットについて解説するので、最後まで読んでみてください。
キャリアコーチングとは?
キャリアコーチングとは、仕事上の悩み(就職・異動・転職・マネジメント等)に対し、コーチと相談者が1対1の対話を通し、相談者の自分らしさ・ありたい姿を発見し、その悩みを解決へと導く事を指します。
また、仕事とプライベートは切っても切れない所があるため、仕事を含めた人生全般の悩みについて、コーチが伴走者となり、一緒にキャリア設計をしていきます。
利用するサービスによっても異なりますが、転職市場を熟知したコーチであれば、ノウハウの伝授、具体的な転職・就職活動を支援してくれる所もあります。
キャリアコーチングの内容
キャリアプランの主な内容は、「自己分析・キャリアの棚卸し」、「目標・キャリアプラン設計」「アクションプランの設計」「転職・アフターサポート」です。
ほとんどのキャリアコーチングサービスでは、「自己分析〜アクションプランの設計」のコースと「自己分析〜転職・アフターサポート」の2つのコースがあります。
キャリアコーチングと転職エージェントの違い
転職エージェントは求人紹介をし、転職が成立したら手数料として企業から成果報酬を受け取るため、求職者は無料で利用することができます。
一方、キャリアコーチングは企業と提携しておらず、利用者はサービス料を支払う代わりに転職以外の選択肢を含めたキャリア相談や、転職を成功させるための手厚いサポート・アドバイスが受けられます。
なので、キャリアコーチングは転職するか迷っている段階の人や、転職以外の選択肢を含めてじっくり自分のキャリアについて考えたいという人におすすめです。
キャリアコーチングは相談者の自己分析を行い、ありたい姿を明確にし、課題を解決する事に注力します。転職以外の仕事全般の悩み解決にも効果的です。
また相談者の100%の味方であるコーチが相談に乗ってくれるため、利害関係を気にすることなく相談できます。
転職エージェントは転職前提のサービスのため、雇用条件・経歴・スキル等優先で転職先を紹介されるケースが多いです。
求人のみ紹介して欲しい場合は、転職エージェントを使った方が良いでしょう。
キャリアコーチングとキャリアコンサルティングの違い
コーチングでは、目標を明確にし、目標の達成に必要な行動を話し手(クライアント)から引き出し、行動を促します。一方、キャリアコンサルティングは、話し手から聞き出した情報を元にアドバイスをします。
一方、キャリアコンサルティングは、話し手から聞き出した情報を元にアドバイスをします。
そのため、キャリアコーチングは自分の中から答えを引き出すので時間がかかってしまいますが、じっくり考えられるので納得できたり、自発的に考えることによってモチベーションがあがったりします。
キャリアコーチングを受ける3つのメリット
では、それぞれ具体的に説明していきます!
キャリアコーチングを受けるメリット1:理想のキャリア・目標が明確になる
キャリアコーチングでは、自分の目標とのギャップや自分のやりたいこと、ありたい姿などをコーチからの質問によって引き出されます。
理想のキャリアを明確にすることで、現職を辞めるべきなのかや、現職を辞めてどんな仕事、環境で働きたいのか方向性やアクションプランがはっきりします。
相談者の視点を変えるコーチの質問について深く考えることで、今まで気づけなかった新たな自分を発見し、将来ありたい自分の姿を見つけることができます。不透明な世界が明瞭になり、前向きに行動したいという活力が湧き出てきます。
キャリアコーチングを受けるメリット2:利害関係なしに客観的な意見がもらえる
キャリアコーチングを受けるメリットの2つ目は、利害関係なしに客観的な意見がもらえることです。
転職エージェントは、転職が前提で相談を受けたり、自社が保有する求人以外はおすすめできないので、必ずしもベストなアドバイスがもらえるとは限りません。
一方、キャリアコーチングは、求人紹介を行っていないため、転職以外の選択肢も含めたキャリアの選択肢や、他社の求人媒体を見ながら企業選びのアドバイスがもらえます。
そのため、キャリアコーチングは、利害関係なしにいろんな選択肢、求人を考慮に入れて率直な意見がもらえるので、信頼できますよ。
「転職エージェントに相談した時は、条件ありきで何だかスッキリしませんでしたが、コーチングを受けた時、コーチが親身に話を聴いてくれ、背中を押してくれたことにとても安心感を感じました」といったお声も実際に頂きます。
キャリアコーチングを受けるメリット3:選考の通過率が上がる
キャリアコーチングで自分の強み・弱み、ありたい姿が明確になったり、書類選考や面接の対策を行ってもらうことで、選考の通過率が上がります。
転職エージェントでは、じっくり時間をかけて自己分析をしたり、職務経歴書の添削や面接対策を満足いくまで行ってもらえないことが多いです。
しかし、キャリアコーチングは有料である分、しっかりとサポートしてくれるので、自分の力だけでは書類選考にすら通過しない企業から内定がもらえる可能性もありますよ!
キャリアコーチングでは相談者の自己分析を深め、相談者が納得してキャリア選択ができるため、面接時の説得力にも繋がってきます。また個々に合わせたサポートをするため、相談者の要望を反映させやすく、苦手部分も手厚くフォローしてくれるでしょう。
以上のように、キャリアコーチングを受けると、自分の強み・弱みやキャリアの方向性が明確になったり、転職成功率が上がりやすくなるといったメリットがあります。
無料体験を受けるだけでも方向性が明確になり、悩みを解消できるかもしれないので、まずは無料体験に申し込んでみましょう!
以下の記事では、おすすめのキャリアコーチングサービスを紹介しているので、あわせて読んでみてください。
あわせて読む:キャリアコーチングおすすめ12選|比較画像つきで特徴を解説!
キャリアコーチングのやり方
キャリアコーチングは、以下のような流れで行われます。
キャリアコーチングのやり方1:自己分析・キャリアの棚卸し
最初に、幼少期からの振り返りやキャリアの棚卸し、現職での悩みを話していく中で、相談者の興味・関心、強み・弱みを言語化し、整理していきます(ワークや理論、独自の診断に基づいて整理することもあります)。
相談者が行ってきた選択の関連性や経験への意味づけを行うことで、自分では気づけなかった強み・価値観・自己概念を見出すことができるようになります。
もし思い浮かばない場合でも、コーチからの質問により、紐解くことができます。
キャリアコーチングのやり方2:目標・キャリアプラン設計
自己分析・キャリアの棚卸を踏まえた上で、自分は何をやりたいのか、将来どうありたいかを詳細に描けるくらいに言語化していきます(長期的な視点から短期的視点に視点を移し、焦点を絞ります)。
ありたい姿を明確にした後、その理想の姿と比較し、現状自分はどの位置にいるか把握していきます。そして、その差を埋めるためには、何が必要なのか、今使えるスキルやリソースも洗い出していきます。
キャリアコーチングのやり方3:アクションプランの設計/転職活動
スキルやリソースを把握した後、理想の姿に近づくために必要な、今できる具体的なアクションを思いつくまま複数個あげていきます。
その中で相談者は自ら優先順位をつけ、最優先事項をいつ・どこで・どのように実施するか具体的に決めます。
コーチングは相手の中から答えを引き出すのが基本形ですが、サービスによっては、転職市場に詳しいコーチが、情報提供や企業分析、職務経歴書作成等の支援を行ってくれる所もあります。
キャリアコーチングのやり方4:転職・振り返り
実際に起こしたアクションはどんな影響があったか(できなかった場合はどんな要因でできなかったか)、次のアクションに活かせるように振り返りを行います。
自ら計画を立て、コーチと約束し、アクションを起こし、コーチと定期的に振り返る。このサイクルを回すことでモチベーションを維持したまま、理想に向けて邁進できるようになります。
また、転職活動が終わった後もキャリアプラン達成に向け、ライフコーチとして相談を継続することもできます。
次は、キャリアコーチングの注意点をお伝えします。
キャリアコーチングの注意点
キャリアコーチングを受ける時の注意点は以下の2点です!
注意点1:複数社の無料体験を受けるべき
キャリアコーチングを受けるなら、複数社の無料体験を受けてみましょう。
なぜなら、担当者との相性が合わないことや、担当者によっては知りたい業界・職種の知識の量が少ないことがあるからです。
複数社の無料体験を受けることによって、経歴や転職サポートの経験が異なる人から、それぞれ違った情報を得られます。
サービスを比較するためにも複数無料相談してみて、申込むかどうか比較・検討することをおすすめします!
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40代〜50代向けのキャリア自律スクール!副業を考えいる人におすすめ - 【きづく。転職相談】
強みを活かしたキャリア設計ができる!
注意点2:求人紹介はしてもらえない
キャリアコーチングサービスでは、求人紹介を行っていません。
なぜなら、キャリアコーチングサービスは、求人紹介を行う転職エージェントとビジネスモデルが異なるからです。
転職エージェントは無料で求人紹介をし、転職が成立したら手数料として企業から成果報酬を受け取ります。
つまり、転職エージェントは自社が提携する企業への転職が決まると報酬が発生します。
一方、キャリアコーチングサービスは企業と提携しておらず、利用者はサービス料を支払う代わりに転職以外の選択肢を含めたキャリア相談や、転職を成功させるための手厚いサポート・アドバイスが受けられます。
キャリアコーチングは、企業との間で利害関係が発生しないため、自社が持つ求人に縛られず、転職以外の選択肢も含めた客観的な意見をもらうことができます。
さらに、転職エージェントよりも面談回数が多く、企業選びや職務経歴書の添削や面接対策など、しっかりサポートしてくれるので、転職の成功確率がアップします。
なので、求人紹介をしてもらいたいなら、転職エージェントに相談するか、転職エージェントとキャリアコーチングを併用することをおすすめします。
転職エージェントに相談したい方は、以下の記事でおすすめの転職エージェントを紹介しているので、あわせて読んでみてください。
あわせて読む:転職エージェントおすすめ20選|求人数・特徴を徹底比較
キャリアコーチングはこんな人におすすめ!
この記事では、キャリアコーチングとは何か、内容や転職エージェントとの違い、メリットを解説しました。
- 1人で自己分析をするのに限界を感じている
- 自分に合った企業や職種についてアドバイスをもらいたい
- 転職するか迷っていて、プロに相談したい
- 後悔しないキャリア選択がしたい
- 選考で強みを上手くアピール出来るようにしたい
- 手厚い選考対策サポートを受けて、転職を成功させたい