フリーランスコンサルタントの年収はどれぐらい?在籍時よりも稼げる?

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間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
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この記事では、コンサルファームでの勤務経験がある筆者が、フリーランスコンサルタントの年収事情や職種別の年収相場について解説します。

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間瀬尚哉

大手IT企業とコンサルファームの2社経験。新卒でIT企業のBiz Devに入社。現場経験を経て人事部に異動し、新卒採用・中途採用担当と社内研修を担当。その後、コンサルファームに転職。コンサルタントと採用に従事。新卒入社した会社で業務と並行しながらキャリアコンサルタントを取得し、就活生や転職希望者に対して、就職・転職支援を行う。これまで500名以上の支援。2022年2月退職し、3月よりフリーランス活動開始。【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント(JCDA)

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フリーランスコンサルタントの年収事情

フリーランスコンサルタントの年収は、在籍時と比較して高くなることがあります。フリーランスでは、自身でクライアントとの契約を結び、プロジェクトごとの報酬を直接受け取ることができるため、在籍時よりも高い報酬を期待できます。

また、需要と供給のバランスが重要であり、需要の高い領域や専門的なスキルを持つコンサルタントは、高額な報酬を得ることが可能です。さらに、経験や実績の積み重ねによって評価が高まり、報酬も上昇する傾向があります。

ただし、フリーランスとして働くためには、クライアントの獲得やプロジェクトの管理、リスク管理などの業務も必要であり、それに伴う責任や労力も考慮する必要があります。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

フリーランスコンサルタントの年収は、個人のスキルや経験、市場の需要と供給、案件の特性などによって大きく異なりますが、一部の成功したフリーランスコンサルタントは年収数百万円から数千万円以上を得ることも可能になっています。

フリーランスコンサルタントの報酬体系

フリーランスコンサルタントの報酬体系1:稼働時間制

稼働時間制は、稼働した時間数によって報酬が変わる報酬体系になっています。

具体的にいうと、「稼働率100% 月額報酬100万円」だった場合、1日8時間程度、週5日の勤務で約月4週ということで160時間をベースにした稼働時間に対して報酬がもらえるという意味です。

案件によっては、「希望稼働率 20%」となっている場合があります。その場合は「週8時間程度の稼働」をベースにする案件ということです。そのため、報酬も月額報酬の20%、月額報酬100万円なら「手にできる報酬は20万円」となります。

フリーランスエージェントや案件紹介サイトに掲載されている案件の多くは稼働時間制で、長期の契約になりやすいという特徴があります。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

フリーランスコンサルタントとして駆け出しの頃は、稼働時間制の案件に参画するのが一般的です。

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フリーランスコンサルタントの報酬体系2:プロジェクト制

プロジェクト制は、参画するプロジェクト毎に報酬が支払われるという案件となっています。実際の稼働率や稼働時間に関わらず、参画する案件によって報酬が決まっています。スポットの案件や期間が定められているプロジェクトに多い報酬形態です。

クライアント企業が想定する稼働率やプロジェクト規模、プロジェクトチーム内のポジションによって報酬単価に差が出ることがあります。

報酬体系がプロジェクト制の案件の場合、プロジェクトが終了すると、同時に契約も終了となります。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

中には、一つのクライアント企業が複数のプロジェクトを同時に走らせている場合に、そのクライアント企業と複数の契約を結ぶコンサルタントもいます。

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フリーコンサルタントの報酬体系3:定額契約制

定額契約制は、稼働率やプロジェクトの内容にかかわらず、契約中は一定の報酬が支払われるものです。このような案件契約は、顧問契約やアドバイザリー契約と呼ばれることもあり、顧問やアドバイザーとして契約する場合は、定額契約制の報酬体系が採用されるケースが多いです。

最初から定額契約制で契約するというより、稼働時間制やプロジェクト制、スポットで携わり、信頼関係を構築できてから定額契約をするというケースが考えられます。

定額契約制のコンサルタントは、かなりハイレベルなスキルや実績を持っていることが多く、中長期的なコンサルティングとサポートを企業から任されるのが通例です。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

そのため、一月当たりではなく年間を通して、もしくは数年に渡る契約を結ぶこともあります。

領域別のフリーランスコンサルタントの年収

フリーランス戦略コンサルタントの年収

戦略コンサルタントの報酬単価は、月額100万円〜150万円程度の提示となっています。高いものだと250万円ほどにもなる案件もあります。

月額報酬が100万円〜150万円程もらえるため、1200万円〜1800万円程度の年収が見込めます。

在籍時と比べると元々戦略系のコンサルファームに関しては年収も高いため、人によっては上がる方もいますが、人によっては同程度という方もいるかも知れません。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

ただ、稼働率に関しては、100%に満たない契約でも高い金額ももらえるため生活とのバランスも取ることができるのがメリットになる方もいるのではないでしょうか。

フリーランス戦略コンサルタントの年収相場

月額:100万円〜150万円程度

年収:1200万円〜1800万円程度

あわせて読む:戦略系のフリーコンサルタントの年収・単価相場を解説!

フリーランスITコンサルタントの年収

ITコンサルタントの報酬単価は、月額80万円〜100万円程度の提示となっています。高いものだと200万円ほどにもなる案件もあります。月額報酬が80万円〜100万円程度もらえるため、960万円〜1200万円程度の年収が見込めます。

ITコンサルタントの在籍時の年収は、初級レベルのコンサルタントの場合年収は400万円〜600万円、中級や上級レベルの場合は、700万円〜1000万円以上と言われています。

初級から中級レベルの方に関しては、大きく年収を上げることにも繋がりそうですが、すでに上級レベルのキャリアとスキルを積んでいる方は、より金額の高い案件を見つけられれば別ですが、相場感でいくと同程度の水準になる場合もあると思われます。

フリーランスITコンサルタントの年収相場

月額:80万円〜100万円程度

年収:960万円〜1200万円程度

フリーランスPMOの年収

PMOコンサルタントの報酬単価は、月額100万円〜150万円程度の提示となっています。高いものだと250万円ほどにもなる案件もあります。月額報酬が100万円〜150万円程度もらえるため、1200万円〜1800万円程度の年収が見込めます。

PMOの金額に関しては、プロジェクトの金額規模であったり、関係者の人数、プロジェクト難易度でも変わりますし、案件の領域によってもまちまちになることがあります。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

そのため、非常に単価の高い案件に参画することができれば在籍時の年収を大きく上回ることは可能になると思われます。

フリーランスPMOの年収相場

月額:100万円〜150万円程度

年収:1200万円〜1800万円程度

フリーランス人事・組織コンサルの年収

人事・組織コンサルタントの報酬単価は、月額90万円〜140万円程度の提示となっています。高いものだと160万円ほどにもなる案件もあります。月額報酬が90万円〜140万円程度もらえるため、1080万円〜1680万円程度の年収が見込めます。

一般的な人事・組織コンサルタントに関しては、在籍している会社によって異なるため一概には言えませんが、平均年収508万円程度と言われています。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

そのため、フリーランスで案件を獲得できれば在籍時に比べて大幅に年収をアップさせることに繋がるのではないでしょうか。

フリーランス人事・組織コンサルの年収相場

月額:90万円〜140万円程度

年収:1080万円〜1680万円程度

フリーランスマーケティングコンサルの年収

マーケティングコンサルタントの報酬単価は、月額70万円〜150万円程度の提示となっています。高いものだと160万円ほどになる案件もあります。月額報酬が70万円〜150万円程度もらえるため、840万円〜1800万円程度の年収が見込めます。

一般的なマーケティングコンサルタントに関しては、平均400万円〜1000万円程度と言われています。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
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そのため、比較的多くの場合で在籍時よりも高い年収になる場合もあるのではないでしょうか。

フリーランスマーケティングコンサルの年収相場

月額:70万円〜150万円程度

年収:1080万円〜1680万円程度

フリーランス財務・会計コンサルコンサルの年収

財務・会計コンサルタントの報酬単価は、月額100万円〜180万円程度の提示となっています。高いものだと190万円ほどになる案件もあります。月額報酬が100万円〜180万円程度の提示となっているため、1200万円〜2160万円程度の年収が見込めます。

一般的な財務・会計コンサルタントに関しては、平均800万円程度と言われています。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

そのため多くの場合は、フリーランスとして財務・会計コンサルタントになった時の方がより多くの収入を得ることになるのではないでしょうか。

フリーランス財務・会計コンサルコンサルの年収相場

月額:100万円〜180万円程度

年収:1200万円〜2160万円程度

フリーランスコンサルタントが単価アップ・年収アップするコツ

フリーランスコンサルタントが単価アップ・年収アップするコツ

フリーランスコンサルタントが単価アップ・年収アップするコツ1:直請け案件や直接契約できる案件を探す

やはりフリーランスコンサルタントが単価を上げていくためには余分な中抜きを省くことが良いと思われます。

2次請けや3次請けなどと下請けの数が増えていくと会社の中抜きがその分多くなるためご自身が受け取れる報酬額が減ってしまいます。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
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同じ仕事をするのであればなるべく直請けなどの1次請けなどのポジションや直接契約ができる案件に参画することで余分な中抜きを減らして単価アップに繋げることができます。

フリーランスコンサルタントが単価アップ・年収アップするコツ2:実績を積み単価交渉する

自身の経験や案件実績を着実に積み重ねたり、専門性の高いスキル習得を行うことで選べる案件が増えたり、経験値を加味して交渉もすることでより高い報酬での参画も可能となってきます。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
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常日頃から将来を見据えて積み重ねていき、自身ができることや請け負える範囲を広げていき、専門性を高めることでクライアントに対する価値を向上させ、単価交渉もしやすくなるため単価・年収アップに繋げることができます。

フリーランスコンサルタントが単価アップ・年収アップするコツ3:ブランディングとマーケティングを行い高単価案件に参画する

契約形態や交渉を行なって単価を上げることはできますが限界はあります。

そのためより高単価な案件はどういった内容なのかを調査しその案件に参画できるようにスキルを高めつつ自身のブランディングを実施していくことも重要です。

間瀬尚哉/キャリアコンサルタント
間瀬尚哉/キャリアコンサルタント

そもそもの高単価案件獲得を目指して活動を続けることやクライアント側からオファーがくるような状態を作れるように常日頃から取り組み続けることが大幅な単価アップ・年収アップに繋がるのではないでしょうか。

フリーコンサルタントとして活動した場合、在籍時よりも年収が上がるかどうかは、現在のあなたの年収やフリーコンサルタントとして活動する際のあなたのスキルレベルによっても変わってきます。

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フリーコンサルタント向け案件紹介サービスおすすめ3選

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フリーコンサルタント向け案件紹介サービスおすすめ1:Professionals On Demand(POD)

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フリーコンサルタント向け案件紹介サービスおすすめ2:High-Performer consultant

High-Performer consultant

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フリーコンサルタント向け案件紹介サービス3:コンサルデータバンク

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