- 訪問看護の転職面接ではどんなことを聞かれるの?
- 面接での答え方のポイント・注意点を知りたい
こういった疑問を持つ方に向けて、訪問看護ステーションに転職した経験がある筆者が、訪問看護の転職面接で聞かれる質問8選とそれぞれの回答のポイントを例文付きで解説するので、面接対策に役立ててください。
周田佳介
21歳で正看護師取得。それまでは訪問介護事業所で訪問介護員として勤務する。23歳で介護福祉士取得。急性期や慢性期病院で看護師として勤務する。27歳で介護支援専門員、医療的ケア指導看護師取得。特養やグループホームで従事しながら喀痰吸引等研修や実務者研修での講師を兼任する。30歳の時に訪問看護ステーションへ転職し、31歳で管理者となり、現在に至る。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問8選
訪問看護の転職面接で聞かれる質問1:これまでの経歴を教えてください。
自分がこれまでに経験したことを端的にまとめましょう。特に訪問看護につながる経験などはしっかりと伝え、それ以外は簡単にまとめても大丈夫です。
一見関係なさそうな部活動や飲食店などのアルバイト経験も志望動機につながるのであれば入れてもよいでしょう。
部活動では部長をさせていただき、リーダーシップや相手の心に寄り添うことを大切にしてきました。その後〇〇病院にて〇〇科、〇〇科、〇科を経験し、退院支援で自宅復帰へ向けてリハビリテーションや環境調整を学ぶことができました。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問2:なぜ訪問看護をしようと思ったのですか?
病院やクリニックではなく、なぜ訪問看護を選んだのか、また病院併設のステーションではなく、別事業所のステーションに応募したのかなど具体的に回答するとよいでしょう。
訪問看護を選んだ理由は2点あります。1点目は部活をしていたときに感じた「寄り添う」ということの大切さを〇〇科で経験しました。在宅復帰をした後の生活状況や支援を寄り添いながら継続したいと考えたため、訪問看護を選びました。〇〇病院でも併設されていましたが、数年おきに異動があるため、訪問看護に専念したく転職を選びました。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問3:看護をしていく中で大切にしていることは何ですか?
看護師としてこれまで大切にしていた考え方を伝えましょう。ここでは自分の考え方を述べるため、正解はありません。しかし事業所の理念などと合致していないと採用されないこともあるため、理念を意識しながら伝えると効果的です。
私がこれまで大切にしてきたことは、「寄り添う」ということです。看護師主導のケアではなく、なぜこのケアを必要としているのか、本当に望まれているのかなど患者さんの考え方を基準に対話しながら関わってきました。当事業所の理念でもある「〇〇〇〇」にも共感することができました。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問4:なぜ当事業所を選ばれたのですか?
質問3とも重なる部分があるのですが、応募する事業所の理念を把握しておくことは重要です。理念に沿って会社は動きますので、思いが合致した人材を探しています。入職後に思いをすり合わせるよりも、入職前から合致していた方が会社側も採用しやすくなります。
応募する際に理念を拝見させていただきました。3つある理念の中でも「〇〇〇〇」の部分がとても共感でき、これから訪問看護を行っていく中で学びにつながると考えました。自分が目指す看護師像に近づくためにも環境は大切だと感じています。御社で学ぶことで成長できる機会をいただければと思い応募させて頂きました。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問5:前職の退職理由を教えてください。
前職を退職した理由を聞かれた場合、マイナスな表現は極力避けましょう。対人関係に問題があったことや他人に責任転嫁するような印象を与えてしまいます。なるべく前向きな理由を伝えましょう。できれば前職へ感謝の気持ちがあることを伝えるとなおよいでしょう。
前職では病棟勤務が主でした。看護の基礎を教えていただいた場所でとても感謝をしています。しかし在宅看護への興味が大きくなるにつれて、病棟看護での自分の看護に違和感を感じました。その気持ちを同僚や師長に伝え、意見を聞かせていただいた結果、退職を選択しました。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問6:オンコールの対応がありますが大丈夫ですか?
訪問看護特有のシステムであるオンコール対応が可能かどうかの質問です。ここでは夜間などオンコールが対応できるか、対応する自信があるかなどさまざまなとらえ方ができます。できない場合はしっかりと伝えておきましょう。
オンコールの当番を受け持つことは可能です。訪問に慣れて、管理者の方が私で大丈夫と判断されれば、対応させていただきます。
家庭の事情があるため、オンコールは日数が限られます。なるべく対応できるように、家族へ協力を依頼していますので、その都度、相談させていただければと思います。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問7:自身の強みを教えてください。
自分の強みは面接官は知りません。話を大きくする必要はありませんが、しっかりと伝わるように考えておきましょう。ありすぎてもどれが本当の強みなのか伝わらなくなってしまいます。2つを限度としましょう。
私が強みと感じているところは、さまざまな診療科を経験してきたところだと感じています。小児科や脳神経外科を経験しているため、医療的ケア児や脳梗塞、認知症などの脳関連疾患を既往に持つ利用者様への基本的な対応を学んできました。対応させていただければ、微力ながら御社に貢献できるのではないかと考えています。
訪問看護の転職面接で聞かれる質問8:最後に伝えておきたいことがありますか?
ここで「特にありません」と返答するのはあまりよろしくありません。最後のアピールポイントとして、自分の思いを伝えておきましょう。
また、質問があるときには「〇点質問してもよろしいでしょうか」と前置きをして、質問してもかまいません。しかしインターネットで調べてわかることなどは避けましょう。
これまでの経験してきたことや今の思いを大切にし、採用していただいたときには精一杯、向上心を持って看護に取り組ませていただきたいと思っています。本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。
転職エージェントを活用すると、無料で面接対策をしてもらえますよ!次は、訪問看護の求人が豊富な転職エージェントを紹介します。
訪問看護に強い転職エージェントおすすめ3選
訪問看護に強い転職エージェントおすすめ1:レバウェル看護
レバウェル看護は、正看護師、准看護師、保健師、助産師のいずれかの資格を持っている方の転職や復職を無料で支援するサービスです。
ヒアリング後の連絡はLINEやメール、ショートメッセージなどから選べるので、隙間時間に転職活動を進めやすいです。
医療業界を熟知したキャリアコンサルタントが素早く、丁寧な対応をしてくれます。
- 医療業界を熟知したキャリアコンサルタントに転職をサポートしてもらいたい
- 職場の状況を知ったうえで転職がしたい
求人数 | 訪問看護:17047件 ※2023年5月5日時点 |
エリア | 全国 |
- 全国どこでも24時間サポート!
- 看護師さんの生活を考えたサポート体制
- 業界最大級の非公開求人保有!
- 最新の人気求人が多いため、登録者限定で紹介
無料相談してみよう!
訪問看護に強い転職エージェントおすすめ2:ナースではたらこ
ナースではたらこは、看護師さん専門の転職・求人サービスです。
看護師さん専門のキャリアアドバイザーが忙しい看護師さんをフルサポート。
「年収をアップさせたい」「子育てと両立させたい」といった様々な要望にピッタリな求人を紹介してくれます。
- 医療業界を熟知したキャリアコンサルタントに転職をサポートしてもらいたい
- 職場の状況を知ったうえで転職がしたい
求人数 | 訪問看護:2084件 ※2023年5月5日時点 |
エリア | 全国 |
- 看護師さんの生活を考えたサポート体制
- 聞きづらいことはキャリアアドバイザーが対応!
- 年収、ボーナス、残業、有給など、様々な疑問を解消してくれる
無料相談してみよう!
訪問看護に強い転職エージェントおすすめ3:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数・転職支援実績が豊富な転職エージェントです。
看護師業界の転職支援実績も豊富なので、過去の選考データの提供や企業ごとの選考対策も手厚くサポートしてもらえます。
- 豊富な求人の中から自分に合ったものを紹介してほしい
- スピーディに転職活動をサポートしてほしい
求人数 | 訪問看護:210件 ※2023年5月5日時点 |
エリア | 全国 |
- 転職支援実績が豊富
- 転職市場に精通したコンサルタントがキャリアプランを提案してくれる!
- 企業ごとの選考対策をしてくれる!
- 言い出しづらい年収や条件の交渉もしてもらえる!
まずは無料相談してみよう!
訪問看護に強い転職エージェントの紹介は以上です。転職エージェントごとに保有する求人が異なるため、まずは複数社に登録してみるのがおすすめです。
どの転職エージェントに登録するか迷った方は、看護の求人が豊富なレバウェル看護がおすすめです!
無料相談はこちら!