研究職を辞めたい理由7つとおすすめの転職先5選【製造業の場合】

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  • 『製造業研究職に多い転職先・おすすめの転職先は?』

研究職を辞めたいと考えている人に向けて、上場企業である製造業に研究職として勤務している筆者が辞めたい理由とおすすめの転職先を解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。

執筆者:清岡まこと
大阪大学を卒業後、大阪大学大学院に入学。在学中に材料工学の専門知識を学び、学会発表にて「優秀ポスター賞」を受賞。大学院修了後、一部上場企業の製造業に就職。2022年現在、Webライターとして活動中。
ブログ:https://goodqol.com
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研究職を辞めたいと思う7つの理由

研究職を辞めたいと思う7つの理由
  1. やりがいを実感しにくい
  2. 研究がつらい
  3. やりたい仕事に専念できない
  4. 忙しいのに給料が低い
  5. 生産スケジュール調整の大変さ
  6. 技術論文の作成や学会発表
  7. お客様からのクレーム対応

清岡まこと

製造業研究職を辞めたい理由はこの7つが多いです。これらの理由について説明していきますね!

研究職辞めたい理由1:やりがいを実感しにくい

製造業の研究職では、やりがいを実感しにくい部分があります。

なぜなら、最終製品を扱う仕事は少なく、実際に製品が使用される場面をイメージしにくいからです。最終製品を扱う仕事では、お客様からの感謝の言葉を直接いただけますが、製品を作る工程で感謝をいただく機会はありません。

最終製品が使われる場面をイメージできなければ、社会貢献の実感が湧かないため、モチベーションの維持が難しいと感じます。

私の知り合いの中には、「やりがいを感じられない」といった不満が理由で転職した人もいます。

清岡まこと

最終製品をメインに仕事したい人にとっては、製造業はやりがいを感じにくい業種だと言えます。

研究職辞めたい理由2:研究がつらい

研究がつらいと感じることも、仕事を続けるのが難しい要因の1つです。

新製品の開発とは、この世に存在していない製品を作るということです。

ですから、解決策が記載されている文献や論文はありません。

解決策が分からない問題に対して、「なぜこの結果が得られたのか」と論理的に考えることが求められます。私が働いている職場では、1ヶ月に1回研究開発の成果を、部署内で発表しなければなりません。

そのため、継続して成果を出すことがプレッシャーとなり、研究がつらいと感じるようになるのです。

清岡まこと

私が取り組んでいる研究では、10回実験して成功する回数は2回程度です。問題解決スキルを持っていなければ、研究を続ける毎日がつらく感じてしまいます。

研究職辞めたい理由3:やりたい仕事に専念できない

製造業の研究職では、やりたい仕事に専念できないこともつらい点です。

私が所属する研究職では、工場の生産スケジュール管理からお客様へのPRまで、幅広く業務を行います。

ですから、研究に専念することは難しく、製造職や営業職に近い仕事もしているというのが実態です。

さらにお客様から、突発的にクレームをいただくこともあります。クレーム対応は優先度が高い業務ですので、「今日はこの仕事をしよう」と計画していた予定が崩れることになります。

このように多くの仕事に振り回される結果、やりたい仕事に集中して取り組めなくなるのです。

清岡まこと

研究職と言っても研究に費やす時間は、全体業務の約30%しかありません。

研究職辞めたい理由4:忙しいのに給料が低い

製造業研究職は忙しいにもかかわらず、給料が割に合わないことも退職理由になります

製造業の業務は、研究に関わる仕事だけでも、新製品の開発やニーズ調査、特許業務や学会発表などキリがありません。

また、業務が多いだけでなく、工場での生産トラブルやお客様からのクレーム対応など、急に仕事が舞い込みます。しかし業務が忙しくなるにもかかわらず、給料が増えるわけではありません。

仕事量をどれだけ抱えていても、仕事が少ない人の給料とほとんど変わらないのです。

清岡まこと

仕事量に見合った給料が得られれば、社員の満足度は高まるだろうと考えます。

研究職辞めたい理由5:生産スケジュール調整の大変さ

工場の生産スケジュール調整も、製造業研究職の仕事でかなり大変な仕事です。

一度生産スケジュールを決めても、お客様の都合で製品出荷の納期調整が、毎日のように必要になるからです。また、工場の生産ラインでは、設備に不具合が生じたり、製品に不良品が発生したりするトラブルが頻繁に起こります。そのたびに、生産スケジュールを組み直さなければならないので、想像以上に時間がとられるのです。

毎日生産スケジュールの調整が必要なため、予定通り計画を進めることが難しくかなり大変な業務です。

清岡まこと

工場では製品を1日中フル生産しているため、生産スケジュール管理は複雑な作業になります。

研究職辞めたい理由6:技術論文の作成や学会発表

技術論文を作成したり学会発表したりすることも、製造業の仕事で大変な点です。

技術論文では、自社製品について世の中へアピールすることが目的ですので、製品の知識に詳しくない人でも理解できる文章が求められます。1つの技術論文を仕上げるのに、3週間程度かかるため、骨が折れる仕事だと言えます。

学会発表では、ある程度の専門知識を持った人が集まるので、深い内容まで論理的に説明することが必要不可欠。どんな質問に対しても、その場で的確に説明しなければならないのです。

そのため詳しい専門知識を身につけながら、他社の研究職員や大学の教授を納得させるスキルが大切になります。

清岡まこと

私の部署では、技術論文の作成と学会発表を1年に1回ずつ行うため大変です。こういった業務が苦手な場合は研究職は向いていないかもしれません。

研究職辞めたい理由7:お客様からのクレーム対応

お客様から製品に対して、クレームをいただくこともあります。

具体的には「形状がばらついている」「会社が公開しているデータと違う」といった内容です。工場で生産している製品にばらつきがある場合、詳細な原因調査が必要です。お客様に詳細をヒアリングして、想定外のデータが得られた仮説と、公開データを得るための解決策を考えます。

クレーム内容への解決策が分からない場合もあるので、クレーム対応は簡単な業務ではありません。

清岡まこと

製造業ではトラブルはつきもの。定期的にクレーム対応に迫られます。私が経験したクレーム対応の中には、3ヶ月かけて解決したものもあり、とても大変な思いをしました。

製造業研究職で得られるスキル3選

製造業研究職男女の写真
製造業研究職で得られるスキル3選
  1. 問題解決スキル
  2. コミュニケーションスキル
  3. 論理的に分かりやすく伝えるスキル

合わせて読む:製造業研究職の仕事とは?得られるスキル3選も紹介!|業務内容・やりがい・厳しさとは?【現役研究員が解説】

清岡まこと

製造業研究職で得られる代表的なスキルはこの3つです。こういったスキルを活かせる転職先を見つけてみましょう!

製造業から転職先として多い仕事5選

研究職に多い転職先1:IT業界

私が携わる製造業の研究職からは、IT企業への転職が多いです。

なぜなら、研究開発の仕事で習得した問題解決スキルを活かせるからです。

IT企業の中でも、プログラミングに関わる仕事に就く人が多く、度重なるエラーに対して解決策を見出すスキルが大切になることでしょう。実際に私の多くの知り合いが、プログラミング関連の会社に転職しており「問題解決スキルが役立っている」と言っています。

また製造業に比べて、IT企業の給料は高いとも言われています。知り合いが転職した企業は、いずれも私が勤める製造業よりも高い給料とのこと。

清岡まこと

問題解決スキルが身についており「さらにステップアップしたい」と思う方には、IT企業への転職は賛成です!IT業界に転職した私の友人は、「やりがいがある」と充実した日々を過ごしています。

研究職に多い転職先2:研究機関

製造業からの転職先には、研究機関も挙げられます。

実際に私の知り合いが研究機関に転職しており、転職理由を聞くと次の回答が返ってきました。

研究機関への転職理由
「研究だけに集中したいから」
「営業や製造に近い業務をしなくて済むから」

製造業の研究職は、研究だけが仕事ではありません。お客様とのやり取りや、製造職とのコミュニケーションを毎日のように行います。ですから、研究に没頭できる時間は限られているのです。

研究だけに没頭したいと思う人は、研究機関に転職する傾向があります。私も配属当時は「研究以外の業務が多すぎる」と感じていました。

研究機関への転職は、研究が好きな人、研究に向いている人にオススメだと言えます。論理的に分かりやすく伝えるスキルも活かせることでしょう。

清岡まこと

研究に専念したい人は、研究機関への転職が適していると思います!

研究職に多い転職先3:重工業メーカー

次に紹介する転職先は、重工業メーカーです。

私が勤める製造業では、製品の材料を調達する仕事から最終製品を作り上げる仕事まで担当しています。たとえば、ノートを作るためには紙が必要ですが、紙を作るためには木材が必要になります。

つまり、製造業で製品を作るというのは、木材を調達して紙を作り、紙からノートを作る工程をすべて担当しているイメージです。

製造業で働く人の中には「材料調達に関わる仕事を省いて、最終製品をメインに仕事をしたい」と思う人もいます。そのため、最終製品をメインに扱う重工業メーカーへ転職する人が多いのです。重工業メーカーでは、製造業と同じようにコミュニケーションのスキルが重宝されます。

私の知り合いは、重工業メーカーの研究職に転職し「コミュニケーションのスキルだけでなく、問題解決スキルも役立っている」とのこと。最終製品を中心に仕事したい人には、オススメの転職先です。

清岡まこと

重工業メーカーでは主に最終製品を扱うため、製品をイメージしながら仕事ができるメリットがあります。

研究職に多い転職先4:自動車メーカー

製造業からの転職が多い業界の1つが、自動車メーカーです。転職した友人にヒアリングしたところ、この理由は大きく2つあります。

研究機関への転職理由
「最終製品をメインに仕事したいから」
「将来性があるから」

重工業メーカーへの転職理由と同様に、最終製品をメインに仕事にしたいという理由と自動車に将来性があるという理由からです。

近年では、電気自動車の開発や自動運転技術が進歩しており、自動車の需要増加が予測できます。自動車業界では「100年に一度の変革期」と言われるように、これから大きな変革が起こる業界です。

そのため将来性があるだけでなく、やりがいを持って働くことが期待できる業界になりますから、転職先としては良い選択だと考えます。

清岡まこと

自動車業界にとって、業界の未来を変える大切な時期。やりがいを持って仕事ができることでしょう。

研究職に多い転職先5:営業

私の部署からは、営業職への転職が多い傾向にあります。この理由は、次の3点です。

営業職への転職理由
「コミュニケーションのスキルを活かせるから」
「分かりやすく伝えるスキルが活かせるから」
「研究職に合わなかったから」

製造業の仕事で培った「コミュニケーションのスキル」と「分かりやすく伝えるスキル」は、営業の仕事で十分に活かせます。

ですから、自分のスキルを最大限に発揮したいと考える人が、転職先として営業を選んでいるのです。

営業職に転職する理由には、研究職に合わなかったことも挙げられます。問題解決スキルがなければ、研究開発の仕事で苦労することになるからです

仕事を行ううえで研究に合わないと感じた人が、営業職に転職して新しいキャリアを歩んでいるのです。研究に不向きの人には、営業職はオススメの転職先の1つです。

清岡まこと

営業職に転職した知り合いから、「お客様とのコミュニケーションが楽しい」といった感想を聞きます。

あわせて読む:営業職に強い転職エージェントおすすめ5選

製造業研究職で多い転職先5選
  1. IT業界
  2. 研究機関
  3. 重工業メーカー
  4. 自動車メーカー
  5. 営業

清岡まこと

研究職を辞めたい人はこれを参考に転職エージェントに相談してみると良いですよ!

研究職の転職におすすめの転職エージェント

HRtable編集部

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HRtable編集部

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合わせて読む:有料のキャリアカウンセリング10社の料金・特徴を比較!

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研究職を辞めたいと思っている方にこの記事が参考になれば嬉しいです!