- 生産管理からの転職は難しいの?
- 生産管理からの転職が有利になる転職先ってあるの?
と思っていませんか?
この記事では、製造業の転職支援経験を持つ筆者が、生産管理からの転職は難しいのか、有利になる転職先について解説します。
橋本めぐみ
外資系航空会社・IT企業・不動産会社の事務を経て、キャリアコンサルタントとして17年間活動。 人材会社(大手独立系数社、電機メーカー)・独立行政法人・私立大学10校以上で大学生・大学院生(私立大学10校)・若年層(既卒者)・社会人(20代~60代)の就職・転職相談を経験。営業、IT、製造、販売、ホテル・ブライダル・飲食など幅広い領域の転職支援に携わる。さらに、2018年より家業である都内の理容サロンの経営を行っており、身だしなみも含めた支援も行う。 ■保有資格:JCDA認定 CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー) 、国家資格キャリアコンサルタント
あわせて読む:製造業に強い転職エージェントおすすめ12選
生産管理からの転職は難しい?
生産管理職は広く他部署とかかわるため、プロジェクトのスタートから完了まで、設計・調達・作業を納期の観点から管理します。
広く他部署とかかわるため、そのかかわり合いから転職の有効性が変わります。
同業他社であれば即戦力として期待され、未経験職種でも経験したことから強みをアピールすれば、叶える事ができると思います。
そのためには、自己分析に力をいれましょう。
生産管理からの転職が有利な理由
生産管理からの転職が有利な理由1:広い視野を持っている
受注から納品まで関わる生産管理は、広く業務に関わるため視野の広さをお持ちです。
企業により業務範囲は異なるかと思いますが、生産プロセスの効率化や有効的な資材の活用等を行えるよう、製造と販売の間に入る存在です。
製造業で同業種への転職は即戦力を求められ、他業種や未経験職種であったとしても、俯瞰的に広い視野で物事をみて行動する力を活かせると思います。
生産管理からの転職が有利な理由2:外からの公募が希少であるため
生産管理は社外から公募する事が少なく、採用の難しさが特徴的です。
理由は、製品づくりの全体像を把握しているため、公募条件にも資格は不問だが製造業界で数年以上の経験が必要としているからです。
それだけ希少価値がある職種だと考えると、製造業やモノづくりに関わる仕事への転職であれば有利であると言えます。
また、業務量が多くマルチタスクに活躍できる人材であるため、そこも期待できる部分です。
生産管理からの転職が有利な理由3:サプライチェーンマネジメントの経験
企業によってはSCM(サプライチェーン・マネジメント)を導入し、製品の生産から納品までの流れを管理しています。
事業規模が広い企業が取り入れていることも多いため、業務の中でSCMに関わっていれば、キャリアアップの転職を叶えることができるかもしれません。
但し、SCMと生産管理業務を分けて人員配置している場合もあるため、一概にSCMの経験ができるとは言えないと思います。
生産管理からの転職が有利になる転職先5選
生産管理からの転職が有利になる転職先1:設計開発
製品を「考える」職種の設計開発では、一連の流れを理解している生産管理の経験が活きると思います。
いちから製品を作ってみたいという想い、試作品をつくったその先にどう量産していくかを考えられる思考を伝えて志望を伝えます。
CADの操作経験は必要であるため習得が必要ですが、何もかも初めてというわけではないので、生産工程の流れの理解と視野の広さをアピールしていきましょう。
生産管理からの転職が有利になる転職先2:法人営業
製品を「売る」営業では、出荷先である顧客先の対応・販売戦略を行います。生産管理では営業とのやり取りも発生するため、業務理解もあることから法人営業への転職先は有利です。
生産システム全体を理解していることと、臨機応変な対応力は営業としても活躍が期待できるため、製造業の法人対応として転職を叶えている方もいらっしゃいます。
人柄としての対話力や柔軟さも求められるため、意識することをお勧めいたします。
生産管理からの転職が有利になる転職先3:販売部門
購買・調達業務から製品の在庫管理などの理解があるため、販売部門にも挑戦することが可能です。
一連の製品づくりを理解しているからこそ、販売できる量を予測でき、コスト意識の高い販売部門が成り立っていけるからです。
工場や経営にも関わる動きとなるため、数字の動きが活発になります。
営業とも連携し、製品を「売る」ための課題解決にもつながり活躍が期待できるため、有利だと思います。
生産管理からの転職が有利になる転職先4:経営企画
戦略的な事業計画を策定し、経営陣と共に向き合う業務が経営企画です。
分析力やマーケティング力が必要であり、経営の効率性やリスクを回避することが目標とされています。
これは、生産管理として様々な問題に向き合ってきた経験や、経営側との対応力を活かすことができると思います。管理部門内や営業部内に設置されているため、企業によって関わり合いや立場が変わるかと思いますが、向き合う事は同じです。
生産管理からの転職が有利になる転職先5:コンサルティング会社
コンサルティング会社でも、製造業に対するコンサルに強みがある会社への転職に有利です。
生産管理では広い視野で活動するため、製造業やメーカーに対してのコンサルティング職はとても結びつきやすいと思います。
現場の業務効率化や生産工程の改善等、社内では解決しづらいことを外部から支援することが生産管理の経験者の強みであり、醍醐味かもしれません。社外での転職先で、違う目線で支援したい方にお勧めです。
コンサルティング会社に転職するなら、コンサル業界に特化した転職エージェントを活用するのがおすすめです。
以下の記事では、コンサル業界に強い転職エージェントを紹介しているのであわせて読んでみてください。
あわせて読む:コンサルタント向け転職エージェントおすすめ8選
生産管理からの転職におすすめの転職エージェント
生産技術への転職に強い転職エージェント1:メイテックネクスト
メイテックネクストは、製造業のエンジニアに特化した転職エージェントです。
製造エンジニア向けの求人数は10,000件以上、日本を代表する大手企業から、規模は小さいが業績と技術に優れた企業まで選択肢が豊富です。また、製造業での信頼が厚いため、非公開求人やメイテックネクストだけが扱う独占求人もあります。
さらに、技術系分野出身のコンサルタントが半数以上なので、求職者のキャリアを深い技術知識に基づいて分析し、適切な企業を紹介してくれます。
メイテックネクストは、リクナビNEXTが主催する“GOOD AGENT RANKING ~2023年度上半期~” の製造業エンジニア部門 で2位にランクインしました。製造業エンジニアの転職エージェントとしてトップクラスの満足度・実績を誇ります。
平日夜20時以降、土日祝日の対応が可能なので、在職中で現職が忙しい方でも利用できます。
こんな人におすすめ | ・製造業界に特化した専門エージェントにサポートしてもらいたい ・自分に合った企業の選考を通過したい |
求人数 | 電気・電子・半導体 :公開求人(2,183件)、非公開求人(1,872件) 機械メカトロ:公開求人(4,024件)、非公開求人(2,529件) 化学・素材:公開求人(1,069件)、非公開求人(741件) 組み込みソフト:公開求人(1,310件)、非公開求人(883件) IT:公開求人(3,728件)、非公開求人(3,326件) ※2024年2月15日時点 |
エリア | 全国 |
- 製造エンジニアの求人が10,000件以上
- 日本を代表する大手企業から、規模は小さいが業績と技術に優れた企業まで選択肢が豊富
- 人気企業や急ぎ、企業機密にかかわる非公開求人も紹介!
- エンジニア専門の転職支援に強い
- 技術系分野出身のコンサルタントが半数以上!
- 技術系分野出身のコンサルタントが半数以上
無料相談してみよう!
ネイテックネクストは、トヨタ、デンソー、NEC、Kubota、HITACHI、三菱重工、ホンダなど誰もが知っている大手企業への紹介実績もあります。
どこかのレビューサイトでも記載されていましたが、有名企業の子会社の求人を多く持ってます。
私自身もこちらで有名企業の子会社(非公開求人)を紹介頂き転職しました。
非公開求人は普通に転職活動していても巡り合えないので、一度訪れるだけでも十分に価値はあると思います。
(引用元:株式会社メイテックネクストのクチコミ)
理系中小企業の案内をしてくれます。
大手を狙っている方は利用しなくていいと思う。
(引用元:株式会社メイテックネクストのクチコミ)
生産技術への転職に強い転職エージェント2:マイナビメーカーAGENT
マイナビメーカーAGENTは、マイナビが運営する、メーカー特化の転職エージェントです。
半導体メーカー・電気機器メーカー・自動車メーカー・化学メーカー・食品メーカーなど、エンジニアや技術者の転職に精通した専門チームが、悩みを徹底的にヒアリングし、経験を活かせる転職先を紹介してくれます。
さらに、大手企業からベンチャー企業まで、多くの人事担当者と密接な関係を築いているため、配属先の体制や評価基準、労働環境などの詳しい情報を提供してくれます。
メーカーでの経験を活かしてキャリアアップしたい、良い条件の転職先を探したいという方におすすめです。
こんな人におすすめ | ・大手で安心できる転職エージェントを選びたい ・関東・東海・関西の求人を探したい |
特徴 | 製造業に特化した転職エージェント |
求人数 | 製造業:公開求人:17,456 件、非公開求人2,976 件 ※2024年2月15日時点 |
エリア | 全国(関東・東海・関西が中心) |
- マイナビが運営!
- 大手で安心できる
- 製造業に詳しいキャリアアドバイザーがサポート!
無料相談してみよう!
実績
マイナビメーカーAGENTは、日産、富士フィルム、日立、タイガーなど大手企業への紹介実績があります。
あわせて読む:生産管理に強い転職エージェントおすすめ6選
あわせて読む:製造業に強い転職エージェントおすすめ12選
生産管理からの転職活動のやり方
まず、基本情報を入力し、転職エージェントに登録します。1分程度で簡単に登録できますよ!
自分に合った求人をたくさん見つけるためにも、2〜3社に同時に登録しておくのがポイントです!
転職エージェントに登録したら、2〜3営業日以内に担当者から連絡がきます。希望の条件のヒアリングや日程調節をしてくれるので、事前に確認しておきましょう。
キャリアの棚卸しや希望の条件のヒアリングをした上で、おすすめの求人を紹介してくれます。
ぴったりの求人を紹介してもらうためにも、あらかじめ希望の条件と優先順位を考えておきましょう。
会社の規模や事業内容によって携われる製造工程や業務内容が異なる可能性があるので、希望を明確にしておくとスムーズですよ!
- 希望の職種・業務内容
- 事業内容
- 会社の種類・規模
- 勤務地(自宅から〇〇分以内、転勤の有無など)
- 勤務時間・制度(残業時間〇〇時間以内、在宅勤務OKなど)
紹介してもらった求人の中から、応募する求人を選び、履歴書や職務経歴書、企画書などを作成します。
興味を持った求人を3〜10社ほど選んで応募するのがおすすめです!
求人を選んだら、それぞれの求人内容に合わせて志望動機や自己PRを考えて履歴書や職務経歴書を書きましょう。担当者に添削してもらい、企業が採用したい!と思うような内容に仕上げることで書類選考の通過率が上がりますよ!
書類選考に通過したら、面接を受けます。通常、一次面接、二次面接、最終面接と3回行われます。
転職エージェントの担当者が本番さながらの模擬面接をしてくれたり、面接対策資料をもらえるので、活用するのがポイントです!
想定される質問に対する回答を考えておくと、当日に落ち着いて答えることができますよ!
- 志望動機
- 自己PR
- 現職・前職での経験
- 入社後成し遂げたいこと
面接を通過したら、企業から内定の連絡がきます。
エージェントの担当者が年収などの条件交渉や入社手続きをサポートしてくれますよ!