コールセンターからの転職は有利?志望動機・自己PRのポイントを解説!

  • コールセンターからの転職は有利なの?
  • コールセンターの経験で活かせる強みは?転職活動のコツは?

と思っていませんか?

この記事では、コールセンターからの転職は有利なのか、コールセンターの経験が活かせる点や、志望動機や自己PRのポイントを筆者のテレアポ企業での就業経験から解説します。
この記事を書いたのは

里中しほ

新卒でテレアポ企業へ入社。アポ数全国1位や部署1位を獲得するも、ストレスを感じ退職、接客業へ転職。
現在は育休中で、テレアポの魅力や辞めた理由などリアルを伝えるためにライターとして活動中。

当サイトは、有料職業紹介(許可番号:13-ユ315371)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社かけるが運営しています。

コールセンターから異業種への転職は有利?

結論から言うと、コールセンター正社員から異業種への転職は、早期であれば有利、長期であれば不利な場合が多いと感じています。

まず早期であれば有利と感じる点について、身についたスキルである電話スキル、対応力、目標設定力について見ていきましょう。

コールセンターの正社員が有利だと感じる理由1:電話スキル

コールセンターを毎日行う中で、さまざまな業種の人へのアプローチが必要でした。

話を聞いてもらう所まで持っていくのは、やはり丁寧さと正しい言葉遣いが大切です

声のトーンを高めに、相手が話しやすいような口調、柔らかさを大切に、電話でも伝わる笑顔とテンポにも気を配らなければなりません。

電話スキルは一度身につけてしまえばそう簡単に手放すものではないため、転職にも有利といえるでしょう。

コールセンターの正社員が有利だと感じる理由2:対応力

架電をする中で、対応力は大切です。

コールセンターをしている人の中には、相手が喋る前に製品の魅力を伝えようと息をつく間もなくしゃべり続ける人がいます。

しかし、自分の話を聞いてくれないと相手は怒り大きい声で怒鳴ったり、なにも言わずガチャ切りされてしまったりします。中には電話を置いて放置されてしまうこともあります。

相手の話を聞き、それによって伝える内容を変えていった上で製品の魅力を伝えると、よく聞いてくれました。

スクリプトに外れたトークや相づち、笑い声や要所要所で「いかがですか?」と反応を確かめることも大切です。

相手と会話しながら必要な情報を聞き出す対応力は、他の職種にも生かすことができますよ!

コールセンターの正社員が有利だと感じる理由3:目標設定力

コールセンターの業務をする中で、目標設定力も身につきます。

私のいた会社では1カ月の間に獲れる契約ノルマを設定して業務を行っていました。最初はよく分からず設定していましたが、徐々に自分なりの設定方法を見つけられました。

まずコール数は1日これだけできるから○件程度のアポが取れて、そのうち○件は契約に繋がると予測できる。

平日これだけ獲れれば大丈夫だけど、もし獲れなかったときを考えて休日に○日出勤する。

これだけやればおそらく獲れるから、プライベートではこの日に予定が入れられる、など1日から1カ月単位での目標設定できたことは良かったです。

コールセンターの正社員が不利だと感じる理由

上記で電話スキル、対応力、目標設定力がついたことを挙げましたが、上記の経験が有利に感じるのは、社会人経験がまだ浅い人です。

上記の経験は社会人として長く過ごすうちに身につけられるものでもありますので、コールセンターで長く働いて辞める場合、例えばグループ長になって部下を統率したり、部下の育成の経験がなければ不利だと感じました

コールセンターを始めて早々に辞めたくなったら、我慢せず辞めるのがおすすめです。

いつまでの昇格できずダラダラと電話だけして月日を過ごしてしまうのは無駄に感じてしまいます。

HRtable編集部

次は、コールセンターからの志望動機・自己PRのポイントを解説します!

コールセンターからの志望動機のポイント

コールセンターから転職する場合の志望動機のポイントは以下の3つです。

  1. やる気を伝える
  2. 応募先にしかない魅力を伝える
  3. 活かせるスキル・経験をアピールする

コールセンターから転職する場合の志望動機のポイント1:やる気を伝える

コールセンターから異業種・未経験の職種に転職するなら、やる気を伝えることがポイントです

なぜなら、企業は「入社後の活躍が期待できる人材」を採用したいと考えるからです。

未経験だと業務内容や業界知識について教える必要があり、すぐには活躍できないため、よりポテンシャルをアピールすることが重要となります。

なので、未経験の業界・職種でも自ら学んでいく姿勢や、その業界・職種への強い想い、目指したい姿なとをアピールし、長期的に見れば活躍できることを伝えましょう。

やる気を伝える方法
  • 業界・職種に興味を持ったきっかけや理由をエピソードに基づいて伝える
    (例)コールセンターで〇〇をするうちに〜にやりがいを感じるようになった
  • 目指したい姿
    (例)クライアントから信頼される営業担当者になりたい
  • 現在取り組んでいること
    (例)経理職に就きたい思い、簿記二級を取得しました

コールセンターから転職する場合の志望動機のポイント2:応募先にしかない魅力を伝える

志望動機では、どの会社にも当てはまる理由ではなく、その会社にしかない魅力を伝えるのがポイントです。

例えば、

「残業が少ない」「子育てと両立がしやすい」という条件面での志望理由では仕事に対する熱意が伝わらない上に、「条件さえよければうちの会社じゃなくてもいいのではないか」と思われてしまいます。

なので、「こういう仕事をしたいと思った」「貴社のサービスが好きだから」と言った前向きな理由かつその会社に感じた魅力について考えてみましょう

悪い例
  • 人とコミュニケーションを取るのが苦手なため、コールセンターの仕事には向いていないと感じました。エンジニア職なら接客ほど人と関わらないため、エンジニアの仕事をやりたいと思いました。
  • コールセンターは残業が多く、保育園へのお迎えや食事の支度に間に合わないため、残業が発生しにくく、○時までに退社できるので貴社を志望します。

また、抽象的な言葉のままだとどの会社にも当てはまってしまうので、具体的な理由やエピソードに基づいて考えてみると説得力が増しますよ!

例えば、「将来性のある仕事がしたい」場合は、具体的にどんな仕事がいいのか、そう思ったきっかけや理由、応募先の会社でどんな仕事をしたいかなどについて話してみましょう。

良い例
  • 〜をきっかけにチームで協力し合える仕事がしたいと考えるようになりました。貴社は、1人の営業に対し営業事務が1人であるため、チームワークを大切にした働き方ができると思い、志望いたしました。
  • 貴社のサービスの〜なところに魅力を感じました。営業職としてサービスを販売することで、クライアントの〜な課題を解決したいと思い、志望しました。

コールセンターから転職する場合の志望動機のポイント3:活かせるスキル・経験をアピールする

履歴書で志望理由を書くときは、自分のやりたいことや企業に魅力を感じた点について書くだけでなく、コールセンターで身についた活かせるスキルや経験をアピールすることが重要です。

例えば、

「現職では〜の経験があります。貴社でも〜を活かしたいと考えています」

というように、自分の強みや経験をアピールし、採用するメリットを伝えましょう。

まずは、応募する職種で求められるスキルや経験について考え、コールセンターで培ったコミュニケーションスキルや目標設定スキルなど。自分自身の強みで活かせるものがないか考えてみてください

職務経歴書、面接では、自己PRが求められます。次は、コールセンターから転職する場合の自己PRの考え方の3つの手順を解説します。

コールセンターからの自己PRのポイント

コールセンターから転職する場合の自己PRは以下の3つの手順で考えてみましょう。

  1. 自分の長所・強みを考える
  2. 企業がどんな人材を求めているか調べる
  3. 具体的なエピソードに基づいて組み立てる

コールセンターから転職する場合の自己PRの考え方1:自分の長所・活かせる経験を考える

前提として、会社は転職者が、必要な人材かどうか、どのように会社に貢献をしてくれるかによって採用するかを判断しています。

なので、これまでのコールセンターでの経験の中で身についたスキルや、強みなどを考えてみましょう。

コールセンターの自己PRの例
  • 傾聴力
  • 臨機応変に対応できる
  • マネジメント経験
  • 目標を達成するために自ら取り組んだ経験
  • チームで円滑に業務を進めるよう取り組んだ経験

コールセンターから転職する場合の自己PRは以下の3つの手順で考えてみましょう。

  1. 自分の長所・強みを考える
  2. 企業がどんな人材を求めているか調べる
  3. 具体的なエピソードに基づいて組み立てる

コールセンターから転職する場合の自己PRの考え方2:企業がどんな人材を求めているか調べる

企業は選考において、その職種やポジションに求められる能力があるかという「採用基準」に沿って評価をします。

採用基準は求人票に書かれている「必須経験・スキル」「求める人物像」の欄に書かれていることが多いので、必ずチェックしましょう。

職種別の求める人物像の例
  • 営業職
    人と話すのが好きな方、信頼関係の構築が得意な方、高い目標を設定し、達成した経験がある方
  • 事務職
    丁寧かつ効率的に仕事をこなす能力がある方

求められるスキルや経験は、業界・職種によっても違うので、次は、職種別の志望動機・自己PRの書き方・答え方を例文つきで解説します!

コールセンターから異業種・未経験職種への志望動機・自己PRの例文

コールセンターから事務職への志望動機・自己PRの例文

事務職では、PCスキルや業務をミスなく効率的に行える能力やコミュニケーション能力などをアピールしましょう!
例文

現職では、コールセンターでお客様のお問い合わせへの対応を行ってきました。お客様の要望や課題を聞き出すコミュニケーション能力を生かして事務職でも社内での連携やお問い合わせ対応を円滑に行いたいと思っています。

コールセンターから営業職への志望動機・自己PRの例文

営業職では、コールセンターで身についたコミュニケーション能力や提案力などをアピールしましょう!
例文

コールセンターでお客様への商品の提案やお客様への接し方を工夫することで、お客様に喜んでもらい、売り上げにも貢献できることにやりがいを感じています。今後は営業職としてクライアント企業の課題を解決し、会社の売り上げにも貢献したいと考えています。営業職の中でも貴社の素材にこだわりを持つ企業理念や商品に魅力を感じ、応募しました。

コールセンターから経理職への志望動機・自己PRの例文

経理職では、お金の管理に携わったことや、簿記の資格を取得または勉強中であることをアピールすると良いですよ!
例文

もともと経営に興味があったため、商学部に進学し簿記二級を取得しておりました。飲食店で売り上げを意識しながら働くうちに、経理職をやりたいという思いが強まり、転職を決意しました。コールセンターで身についたコミュニケーション能力を活かし、関係部署との調整や連携しながら業務に励みたいと考えています。

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あわせて読む:転職エージェントおすすめランキングTOP5|求人数・特徴を徹底比較

志望動機・自己PRは、コールセンターでのスキル・経験をアピールしよう!

この記事では、コールセンターから転職する場合の志望動機のポイントと職種別の志望動機の例文を解説しました。

以下の3つのポイントを意識して答えることで、仕事への意欲や入社後に活躍できることが伝わり、選考の通過率が圧倒的に上がりますよ!

  1. 具体的なエピソードをもとに話す
  2. なぜを3回以上繰り返す
  3. 転職エージェントを活用し、面接対策をする

今回紹介した例文を参考に、自分なりの志望動機を考えてみてください。

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