第二新卒の転職理由の面接での答え方を例文付きで解説!

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  • 転職理由を面接で聞かれた時はどう答えればいいの?
  • 第二新卒の場合どんなことに気をつければいいの?

と思っていませんか?

橋本めぐみ/キャリアコンサルタント
橋本めぐみ/キャリアコンサルタント

この記事では、キャリアコンサルタントとして第二新卒の転職支援経験のある筆者が、第二新卒の転職理由の面接での答え方を解説します。例文も紹介するので、例文を参考に転職理由の答え方を考えてみてください。

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橋本めぐみ

外資系航空会社・IT企業・不動産会社の事務を経て、キャリアコンサルタントとして17年間活動。 人材会社(大手独立系数社、電機メーカー)・独立行政法人・私立大学10校以上で大学生・大学院生(私立大学10校)・若年層(既卒者)・社会人(20代~60代)の就職・転職相談を経験。営業、IT、製造、販売、ホテル・ブライダル・飲食など幅広い領域の転職支援に携わる。さらに、2018年より家業である都内の理容サロンの経営を行っており、身だしなみも含めた支援も行う。 ■保有資格:JCDA認定 CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー) 、国家資格キャリアコンサルタント

当サイトは、有料職業紹介(許可番号:13-ユ315371)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社かけるが運営しています。

第二新卒の転職理由の面接での答え方の3つのポイント

第二新卒の転職理由の答え方の3つのポイント

第二新卒の転職理由の面接での答え方のポイント1:不満要素を伝えない

第二新卒になる理由として、仕事内容や環境・待遇等に対する不満があげられます。

しかし、面接の場は、これらの不満を伝える場所ではありません。心情に寄り添い本音を上手く引き出す面接官もいらっしゃいますので、つい吐き出してしまうかもしれません。

橋本めぐみ/キャリアコンサルタント
橋本めぐみ/キャリアコンサルタント

企業に理解して欲しい気持ちはあると思いますが、不満要素が強く伝わってしまうと、継続が難しい印象になりかねませんので、面接では前向きな発言で答えていくことを意識してください。

第二新卒の転職理由の面接での答え方のポイント2:ポジティブに変えて答える

面接における転職理由は、誠実に事実を伝えなくてはなりません。だたし、ネガティブな回答は避け、ポジティブ要素を取り入れて答えていきます。

例えば、「仕事を教えてくれず毎日同じことの繰り返しで成長実感が持てなかった」事が転職理由だった場合、そのまま答えると他責な印象を与えます。行動や努力する必要があり、周囲と関係性を構築するべきだった反省点を伝え、今後はそのような状況を自分が作りださないように意識する事を伝えます。

橋本めぐみ/キャリアコンサルタント
橋本めぐみ/キャリアコンサルタント

第二新卒の状況では、まだ社会人経験が浅いことから、ポジティブ要素を取り入れて答えやすいと思います。

第二新卒の転職理由の面接での答え方のポイント3:転職理由と志望動機をつなげる

第二新卒では、職業経験が浅いことから、転職理由について掘り下げられます。シンプルに事実を答えるよりも、企業への志望動機に繋げて話すと志望度の高さや意欲に繋がります。

キャリアアップや環境を変えたい場合、転職理由を伝えてから業界の志望理由で方向性を明確にし、その中で感じた会社の魅力を段階的に伝えます。

橋本めぐみ/キャリアコンサルタント
橋本めぐみ/キャリアコンサルタント

入社後は、今までの経験を活かす事や知識を積極的に習得していく成長意欲を伝えていきましょう。

第二新卒に多い転職理由とは?

20代専門の転職サイトRe就活が2021年3月に実施した調査によると、第二新卒の転職理由で最も多かったのは「もっとやりがい、達成感のある仕事がしたい」となり、次いで「給与・年収をアップさせたい」、「残業を減らしたい・休日を確保したい」が多くなりました。

第二新卒の転職理由の調査結果をランキング形式で表した画像
参照元:【第二新卒意識調査】第二新卒の転職理由は、「もっとやりがい・達成感のある仕事をしたい」が31.6%で最多。

■調査概要
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2021年3月1日~2021年3月14日
・有効回答数:790名

橋本めぐみ/キャリアコンサルタント
橋本めぐみ/キャリアコンサルタント

情報社会の中で就職した世代であるため、入社後に現実とギャップを感じてしまう状況が起きています。どう生きるかを考え始めるようになり、自分を認めてほしい承認欲求が高く、給与条件や福利厚生に注目するようになりました。更にコロナ禍により、未来に対する不安から労働条件を強く意識している事もこの調査からわかります。

次は、第二新卒に多い転職理由のアンケート結果をもとに選んだ、転職理由別の面接での答え方のポイントと例文を解説します。

第二新卒でやりがいのある仕事がしたいが転職理由の場合の答え方のポイント・例文

年齢層や経験値により、やりがいは異なります。「やりがいのある仕事をしたい」と一言で片付けてしまうと言葉の意味が軽く、自分本意に伝わってしまうかもしれません。

第二新卒の場合、少ない社会人経験の中で「やりがい」を見つけられなかったため、仕事のどの部分にやりがいを感じたり、達成感があるかを伝えると具体性があり、言葉の意味に軽さが出なくなります。

背伸びをせずに、自分が感じたやりがいが何かを具体的に伝えていきましょう。

私は困難な仕事に立ち向かえた時にやりがいを感じます。自分にとって困難であればある程、必要な知識や経験値が積めて成長できるからです。今回転職を考えたのは業務体制に変更があり、自分が思い描いていたキャリアビジョンを描けなくなったためです。その中で成長実感が持てる事が自分にとって重要であるため、別の職場で困難に立ち向かえる力を発揮したいと思い、転職を決意しました。

第二新卒で給与が転職理由の場合の答え方のポイント・例文

給与は労働の対価であるため、今後の不安感から転職を考える方も多いです。そのため、多くもらえれば充実するような回答は避けた方が良いです。自分の都合に合わせる傾向で、継続して働くことが難しい印象を与えてしまいます。

企業は経営が傾くと雇用を守るために経費削減や給与体型の見直しに着手しますので、必ずしも安定した給与を頂ける保証はありません。ポイントは、キャリアビジョンをもって働くことを伝えていくことです。

入社後、率先して業務を覚えていき、経験年数が浅いながらも上司からは評価を頂いておりました。この先も努力しつづける事でキャリアを築いていき、いつか収入面に反映されると更に頑張れる要素になると思っていましたが、経営状況により、その可能性は低いことがわかりました。私は仕事において努力し続ける事は誰にも負けませんので、この姿勢を魅力に感じていただけたら幸いです。

第二新卒で労働環境が転職理由の場合の答え方のポイント・例文

労働環境は働く上でとても重要です。実際は入社前に思い描いていた状況と異なる・イメージが違った等、不満に近い要素を抱いて転職される方も多いです。

そのため、率直に伝えると「環境が合わないから辞める」という印象が伝わってしまいます。

また、労働環境が影響で体調不良になられた場合、なぜ体調不良になったかという説明ではなく、就業する上で現在は問題ないことをしっかりと伝えた上で答えていきましょう。

私は部署の壁がなく、意見が通りやすい環境で活躍する姿を描いていました。しかし、そのような環境とは異なり、上の方の意見が通りやすく、自己成長が止まってしまうように感じました。今後は、仕事を効率的かつ円滑に行えるように、周囲と協力して意見を伝えあいながら貢献できる職場で力を発揮したいいと考えております。

第二新卒で人間関係が転職理由の場合の答え方のポイント・例文

人は人間関係が良いと感じるだけで仕事に対するモチベーションを保つことができます。良い関係を構築するため、自分なりに円滑な関係を築くための努力をした事をアピールしましょう。

辛い心情を伝えたとしても、応募企業は求職者の人間関係の背景まで理解することはできません。逆に職場に馴染めないと思われてしまいますので、自分が活躍できなかった環境であり、馴染もうと努力したことをしっかりと伝えていきましょう。

働く上で人間関係がとても大切であると思っています。同じベクトルを向いていれば、辛いことがあっても乗り越えられると信じてまいりました。職場の方針はにより、次第に個々の目指す方向性が異なっていき、いつの間にか個人のパフォーマンスが目立つようになりました。それでも積極的に共有する提案や行動を試みてきましたが、同じベクトルを向くことができないため、転職を決意しました。

第二新卒でスキルアップが転職理由の場合の答え方のポイント・例文

長く勤められる企業の特徴は、キャリアアップのためにどのような経験・努力をすれば良いか、ロールモデルを明確に社員に伝えています。それが見えない企業で勤めている方は、その不安を転職理由として伝えてしまいがちです。

その際は、同僚・周囲の先輩・上司の姿からキャリアアップとして想像できなかった事実を伝えます。そして、自分が仕事に対して努力したことを誠実に伝え、内的要因だけではなく外的要因も影響している事を伝えてみてください。

仕事内容は理解できていますが、この先のキャリアが描きにくいため、転職を決意しました。この件について上司や先輩に相談しましたが、今の仕事をやり続けてくれれば良いとアドバイスを頂きました。確かにやり続けていく事は大切ですが、社内でキャリアを構築されれたケースが不明確であるのが一番の不安要素でした。自分が今後どのように努力できるかを指し示してくださる職場で力を発揮したいと思っています。

転職エージェントに相談すると、第二新卒向けの求人の紹介や転職理由や自己PRの仕方のアドバイスがもらえるので、1人で転職活動を進めるよりも転職の成功確率が格段に上がりますよ!

次は、第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介します。

第二新卒におすすめの転職エージェント3選

第二新卒におすすめの転職エージェント3選

第二新卒におすすめの転職エージェント1:えーかおキャリア

えーかおキャリアの公式HPの画像

えーかおキャリアは、エンジニアや事務、営業など第二新卒歓迎の求人に特化した転職エージェントです。

カウンセリングで今後のキャリアについて一緒に考えてくれ、マッチする仕事内容、社風、職場環境を考慮して企業を紹介してくれます。

特徴20代・第二新卒に特化した転職エージェント!
こんな人におすすめ・高卒・専門卒など学歴に自信がない
・いろんな業界・職種の求人を見たい
・書類選考・面接対策など手厚いサポートをしてほしい
第二新卒向けの求人数非公開
メリット
  • 長期的に活躍できる企業を紹介!
    • マッチする仕事内容、社風と職場環境を考慮し、企業を紹介してくれる
  • 専任のカウンセラーがマンツーマンサポート
    • カウンセリングを通じて応募書類対策、 面接対策など幅広く就職・転職活動を徹底サポート

無料相談はこちら!

第二新卒におすすめの転職エージェント2:キャリアスタート

キャリアスタート

キャリアスタートは、第二新卒に特化した転職エージェントです。

サポートが手厚く、業界や企業、転職活動について詳しく説明してくれるため、初めての転職活動でも安心です。

短期離職の場合でも転職理由を深掘り、自分に合った仕事、職場環境を一緒に考え、長期的に働ける会社を紹介してくれます。

また、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策は企業ごとに行ってくれ、あなたの気づいていない強みを引き出し、企業に魅力が伝わるアピール方法をアドバイスしてくれます。

特徴第二新卒に特化した転職エージェント!
こんな人におすすめ・離職率の低い企業を厳選して紹介してほしい
・手厚いサポートを受けて転職を成功させたい
・2週間〜2ヶ月の短期間で転職活動を終えたい
第二新卒向けの求人数非公開
メリット
  • サービス利用者の満足度が高い!
    • 希望条件に合わせてマッチする求人を紹介してくれる!
  • 徹底した選考サポートをしてくれる
    • 企業ごとに対策をしてくれる!
    • 所属アドバイザーの約6割が、エージェントランキングにてTOP10入賞経験あり!

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第二新卒におすすめの転職エージェント3:リクルートエージェント

リクルートエージェント公式画像

リクルートエージェントは、リクルートが運営する転職エージェントで、転職支援実績が豊富です。

転職活動でわからないことも気軽に相談できるので、安心して転職活動を進められます。

特徴求人数・転職支援実績が豊富な転職エージェント
こんな人におすすめ・いろんな求人の中から自分にあったものを紹介してほしい
・スピーディーに転職活動を進めたい
第二新卒向けの求人数26,224件
※2022年10月17日時点
※「第二新卒」で検索した公開求人数
メリット
  • 求人数・転職実績が豊富
    • 実績が多く、企業分析や過去に面接で聞かれた質問などの情報が豊富
  • 経験豊富なアドバイザーによるスピーディーなサポートが受けられる
    • スピード感のあるサポートに定評がある

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