この記事は
- 建築士の面接のポイントを知りたい
- 面接でよく聞かれる質問を知りたい
以上のような方に向けて、この記事では2級建築士の筆者が、転職面接のポイントや面接で聞かれる質問を紹介します。建築士で転職を検討している方は是非参考にしてみてください。
一本槍 満滋
総合建築を行う会社で電気設備・空調設備に関する設計、施工を10年以上担当。その後、公共事業などを多く担当する会社に転職。監理技術者として電気設備における施工管理業務を行う。現在は個人事業主として独立し、電気・空調設備の設計をメイン業務に、工事受注、店舗等の省電力化を図るコンサルタントなども行なっている。また、専門的な見解を踏まえた建築・電気設備に関するライター活動なども行なっている。保有資格:電気工事士2種、電験3種、電気工事施工管理技士1級、建築設備士、建築士2級
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建築士の転職面接のポイント
建築士の面接のポイントは、経験や資格所持等のアピール箇所に関してよりも、転職者自身の人となりが第一の判断基準になります。
建築士はクライアントの大きな財産を創造する仕事になります。
そのため、打ち合わせの際はクライアントの全ての要望を引き出してゆくコミュニケーション能力を必要とします。
威圧的に聞いてゆくのでは無く、自然と、さりげなく引き出してゆく会話力。この人に頼んで良かったと思わせる人間性。そのようなものになり得る片鱗こそが面接のポイントになります。
建築士の転職面接で聞かれる質問
建築士の転職面接で聞かれる質問1:保有資格と経験
建築士の転職面接では、保有資格と経験について聞かれます。
建築士に必要な資格は設計に関する資格だけではありません。想像以上に様々な経験が建築士の仕事に活かされていきます。
心理学検定やカラーコーディネーターのように心理的且つ物理的側面から配色に関するデザインができれば、クライアントの求める空間を創りだす演出の役に立ちます。
また、近年は海外からの移住者も多いため、設計事務所によっては英語が得意であるということも重要になる場合があります。
そのため、資格を所有していなくとも、今取得を目指している資格がある、普段から勉強している事などがあれば、それをアピールしてみる事も面接に対して効果的です。
建築士の転職面接で聞かれる質問2:今まで取り組んだ仕事で自ら問題改善した仕事
建築士の経験者であれば、仕事上自分が携わった建造物の工事の際、どのような困難に対してどのように取り組んだか。その結果どのような改善が得られたかなどについて聞かれます。
未経験者であれば、現在の会社でのプロジェクトにおいて同じような事を答えられれば良いでしょう。
大切な事は難しいと思われる事でも、諦めず時間をかけてその仕事に対して真摯に向き合えたかという事。建造物を立てるには長い工事期間がかかります。
その過程には数多くの対処すべき問題点が発生し、それに対して常にソリューションしていかなければなりません。どんなベテランでも失敗する事はあります。何事にも諦め無い事をアピールしてみてください。
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建築士の転職面接で聞かれる質問3:志望動機
志望動機は面接で必ずといってもいいほどよく聞かれる質問です。
建築士の志望動機では、現場に満足できず、それが前向きな理由であるという事が志望動機のポイントになります。
建築設計士として、勤める会社によっては現状以上の工事を請け負うことができないことがあります。
そのため、転職を繰り返すことで現状以外の知見や経験をしていきたいと思う事は前向きな転職として、相手にも高評価を得ることができます。
私は現在の会社に◯年在籍して来ました。建築士を志した際、より大きな建物の工事に従事できる人間になれる事を目指しておりました。
しかし、現在の会社では住宅の設計のみを行うため、商業施設やビルなどの設計に従事することができません。
御社は、公共案件をはじめ大きな工事の受注もされているので、私の目指した設計を行えると意気揚々としております。御社で設計業務に従事する中で、現在のスキルをさらに発展させ、会社のため、クライアントのために精一杯努力していく所存です。
何卒、よろしくお願い致します。
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建築士の転職面接で聞かれる質問4:好きな建築家や建造物
好きな建築家や建造物は、設計事務所やゼネコンに建築士として転職するにあたって最低限答えられた方が良い質問内容です。
あなたが建築を志すきっかけや、憧れを抱いた建造物があるからこの会社を選んでいるという、明確なビジョンが見えてくるからです。
また、未経験であったとしても、造形に対する美観や知識、環境と建造物との関係性などを意識ぜずに意識して生きているかなど、デザインに対する才能の片鱗をみる事ができます。
自分が好きな建造物が有名建築家の仕事で無くとも、自信を持って好きな建物、建築家を答える事ができれば、あなたの持つ個性はきっと伝わるでしょう。
建築士の転職面接で聞かれる質問5:キャリアプラン
キャリアプランとは、今自分ができる事がどのようにしてできるようになって、それを積みかさねる事によってどの位置にまでいきたいのかです。
今までは木造の建造物の設計にのみ携わって来ましたが、今後はコンクリート造りや、鉄骨造の建物にも挑戦していきたいなど、常に向上心を持って取り組んでいける人間かどうかという事をみる事ができます。
自分のわかる言葉で、未来へのビジョンを語る事ができれば、それがあなたの持つ魅力、向上心として捉えてくれる事でしょう。
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次は、建築士の転職に強い転職エージェントを紹介します。
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求人数 | 建築施工管理:15,258件 ※2023年4月7日時点 |
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