- 30代の一級建築士が転職するにはどうすればいいの?
- 30代の一級建築士の転職支援に強い転職エージェントを活用したい
以上のような方に向けて、30代の一級建築士におすすめの転職エージェント3選を紹介します。
転職エージェントの紹介に加えて、建設業界での転職経験を持つ筆者が、30代一級建築士の転職活動のポイントや転職先選びのポイントについて解説します。
一級建築士資格を活かして転職を考えいている人はぜひ読んでみてください。
一本槍 満滋
総合建築を行う会社で電気設備・空調設備に関する設計、施工を10年以上担当。その後、公共事業などを多く担当する会社に転職。監理技術者として電気設備における施工管理業務を行う。現在は個人事業主として独立し、電気・空調設備の設計をメイン業務に、工事受注、店舗等の省電力化を図るコンサルタントなども行なっている。また、専門的な見解を踏まえた建築・電気設備に関するライター活動なども行なっている。保有資格:電気工事士2種、電験3種、電気工事施工管理技士1級、建築設備士、建築士2級
あわせて読む:建築士に強い転職サイトおすすめ7選【建築士監修】
30代一級建築士におすすめの転職エージェント
一級建築士資格を活かせる求人を探すなら、以下の3社の転職エージェントがおすすめです!
- 建築転職
建築系技術者に特化!建築関連の国家資格者がサポート - JAC Recruitment
建築士資格・経験を活かして年収を上げたいなら! - 建設・設備求人データベース
建設業の求人が豊富!上場企業が運営
30代一級建築士におすすめの転職エージェント1:建築転職
建築転職運営する運営会社トップリフォームは、全国で建築工事の請負事業を展開しているため、建設業界の会社や事務所と強いコネクションがあります。
そのため、他の転職サイトには載っていない非公開求人や、仕事の進め方や社風などのリアルな情報を提供してくれます。
経験やスキルを的確に把握できる建設関連の国家資格者がサポートしてくれるので、スキルや経験を活かせる求人の提案や、魅力が伝わる履歴書・職務経歴書の作成、面接対策が期待できます。
こんな人におすすめ | ・建築関連の国家資格者にサポートしてもらいたい ・現場のリアルな情報を伝えてくれるサイトを活用したい |
求人数 | 施工図・設計:2239件 ※2023年11月16日時点 |
対応エリア | 全国 |
- 建築系技術者に特化!建築関連の国家資格者がサポート!
- 専門知識や技術に詳しいアドバイザーが経験・スキルにマッチする求人を提案
- 企業に魅力が伝わる履歴書・職務経歴書の作成、面接対策をサポート!
- 建築会社が運営!
- 建築請負事業で取引がある会社を紹介してくれ、仕事の進め方や社風の詳細を伝えてくれる
- 非公開求人が豊富!
まずは無料登録してみよう!
30代一級建築士におすすめの転職エージェント2:JACリクルートメント
JACリクルートメントは、年収800万円〜1500万円以上のハイクラス求人に特化した転職サイトです。
東証プライム上場企業が運営しているため、各業界に精通した優秀なコンサルタントが在籍しており、転職支援実績も豊富です。
建築設計の高年収求人も扱っているため、転職によって年収アップを叶えたい方におすすめです。
2024年1月11日時点では、不動産・建設 建築士(1級・2級)の求人が319件掲載されており、さらに非公開求人も多数保有しています。
こんな人におすすめ | ・年収500万円以上でさらにキャリアアップしたい ・国内大手・外資系企業・海外進出企業へ転職したい |
求人数 | 不動産・建設 建築士(1級・2級):319件 ※2024年1月11日時点 |
エリア | 全国 |
- 500万円以上のハイクラス求人が見つかる
- 優秀なコンサルタントがサポートしてくれる!
無料相談してみよう!
JACリクルートメントは、積水ハウスやオープンハウス、野村不動産、三菱地所ホームへの紹介実績があります。
経験や方向性を踏まえて求人の提案をしていただけた印象でした。 知識や企業のことも深く知っている方が多く感じました。 選考前に対策もしてくれ、当たり障りない問答ではなくて、自分の足りていないところを気づかせていただき結果も無事に内定をいただくことが出来て感謝しております。
(引用元:株式会社ジェイエイシーリクルートメントのクチコミ)
3人のエージェントの方にお世話になり、3人とも信念をもって対応して下さる、非常に信頼できる方でした。それぞれ担当の企業を最大限アピールするものの、最終的に押し付けたりすることはなく、私にとって納得のいく転職になるようチーム全員でサポート頂きました。 低い評価も多く見られ、大手のため所謂「アタリハズレ」は避けられないのかもしれませんが、私はここで転職のサポートを頂けて幸運だったと思います。
(引用元:株式会社ジェイエイシーリクルートメントのクチコミ)
•分業制なので担当営業のごり押しがキツい人がいる。 •逆に企業担当者が企業を理解していない、スタートアップなどは連携不足がある。 •求人票と選考フローが違っている点がある。 スキルに自信があれば、まあまあ良い気がしました。
(引用元:株式会社ジェイエイシーリクルートメントのクチコミ)
30代一級建築士におすすめの転職エージェント3:建設・設備求人データベース
建設・設備求人データベースは、建築業界の求人が豊富な転職エージェントです。
2024年1月11日時点で建築士向けの求人が3,692件掲載されています。
また、建設業界に特化しているからこそ業界や企業に詳しく、待遇・福利厚生の詳細、求人企業の業界内での立ち位置や強み・弱み、経営状況、社風や配属部署の雰囲気といった、他では手に入らない具体的な情報も提供してくれます。
企業ごとに好まれる人物像、評価される経験、過去の面接での質問傾向や面接官の人柄なども把握した、建設業界の転職支援実績豊富なコンサルタントがサポートしてくれるので、選考にも通過しやすくなります。
東証プライム上場企業の株式会社クイックが運営しているので、安心して利用できるので、まずは無料登録してみてください。
こんな人におすすめ | ・豊富な求人の中から自分に合ったものを探したい ・資格を活かして転職したい |
求人数 | 建築士:3692件 ※2024年1月14日時点 |
対応エリア | 全国 |
- 東証プライム市場上場企業の株式会社クイックが運営!
- 上場企業が運営しているから安心!
- 建設業の求人が豊富!
- 希望の条件にマッチする求人が見つかる!
建設・設備求人データベースは、建築業界で転職するなら登録しておいて間違いない転職サイトです。
建設業に精通した担当者が経験や希望条件にマッチする求人を紹介してくれるので、ぜひ登録してみてください。
まずは無料登録してみよう!
担当して頂きました○○様には本当にお世話になりました。
不動産、建設業界について深くしっかり勉強されており、数々の有益なアドバイスを頂き、私を導いて頂きました。
コミュニケーション能力も非常に高く、「この人なら安心」という気持ちにさせて頂きました。
本当に感謝しております。ありがとうございました。
紹介された企業は要望に沿ったもので非常に良かった。
最終的な条件も期待以上のもので、大変満足しております。
あわせて読む:建設・設備求人データベースの口コミ・評判はどう?
他にも建築士におすすめの転職サイトを知りたい方は、以下の記事も併せて読んでみてください。
あわせて読む:建築士に強い転職サイトおすすめ7選【建築士監修】
次は、建設業界での転職経験を持つ一本槍さんに30代一級建築士の転職活動のポイント、転職先選びのポイントについて解説してもらいます。
30代一級建築士の転職活動のポイント
30代一級建築士の転職者と20代での早期の転職者との違いは、根気と経験を兼ね備えているという部分です。
特に30代で転職を考える際は将来への展望、今後携わりたい建物の規模、建物の構造の種類が明確で、そのために転職活動を行なっているという事がプラスに働く転職理由になります。
中途半端な理由、マイナスな退職理由はイメージを落とす原因になりますので、転職先で何が出来るか、何をやっていきたいのかを発言できるようにしておきましょう。
また、やりたい仕事を伝える上で取得したい資格、経験がある場合はそれらを伝える事も好印象を与えやすいでしょう。
あわせて読む:一級建築士の転職は難しい?資格を活かせる転職先を解説!
30代一級建築士の転職先選びのポイント
30代一級建築士の転職先選びのポイントは、20代の頃にどのような建物に携わってきたのか?今後どのような建物に携わりたいかです。
今まで携わった建物が住宅建築で今後はビルや商業施設などを手掛けていきたければ、RC造が得意な会社への転職をお勧めしますし、その逆もあり得ます。
また、意匠建築のように、ややデザイナー寄りの仕事をお求めであれば、その会社の建築士が手掛けている建物で転職先を選ぶというのも一つの手法です。
いずれにしても、一度キャリアカウンセリングなどを行い、転職エージェントに相談しながら転職先を多岐に探していく事が大切になります。
転職エージェントに相談するなら、今回紹介した以下の転職エージェントに相談してみましょう。
- 建設・設備求人データベース
建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - JAC Recruitment
建築士資格・経験を活かして年収を上げたいなら! - 建築転職
建築系技術者に特化!建築関連の国家資格者がサポート
30代一級建築士の平均年収
賃金構造基本統計調査によると、30〜34歳の一級建築士の平均年収は797.6万円、35~39歳の一級建築士の平均年収は755.3万円です。
10〜99人 | 100〜999人 | 1000人以上 | 企業規模計 | |
30~34歳 | 559.2万円 | 795.1万円 | 942.3万円 | 797.6万円 |
35~39歳 | 550.6万円 | 894万円 | 737万円 | 755.3万円 |
参照:賃金構造基本統計調査 / 平成21年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
ゼネコンなどの大きな会社に転職すると、若年層の方が労働時間が長い傾向にあります。そのため、30代前半の給与が30代後半の給与を上回っています。
参照:賃金構造基本統計調査 / 平成21年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
大企業の縦社会が建築業界では顕著に残っている証拠です。これらの統計を考慮すれば、熟練者で、ある程度の経験を兼ね備えた方の転職は、中小企業を考慮した方が給与や待遇が良い会社に巡り合える可能性が高いと言えるでしょう。
30代一級建築士の働き方
30代一級建築士になると、他職種と同じように新人教育、中間管理職など通常業務に加えて対処しなくてはならない仕事内容が増えてきます。
参照:賃金構造基本統計調査 / 平成21年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
20代は慣れない仕事ということもありますが、下働きに勤しむ時間が多く、やや残業時間が増える傾向にあります。
30代から40代までは数字の上では差はありますが、残業時間などはほぼ変わらないものかと思います。
会社によっては課長職以上は一律残業代のため、実際の時間数よりも少なくカウントしている方も少なくはありません。
次は、転職エージェントを使った、30代一級建築士の転職活動のやり方を解説します。
30代一級建築士の転職活動のやり方
30代一級建築士の転職活動のやり方1:登録
まずは転職エージェントに登録します。複数の転職エージェントに登録しておく方がより自分に合った求人に出会うことができます。
しかし、あまり数多く登録し過ぎると大量の求人を提示され選びきれなくなったり、かえってやり取りがわずらわしく感じてしまったりすることがあるので、まずは3社登録してみて、必要に応じて増やすなど工夫すると良いでしょう。
また登録する際は個人の職歴や経歴、資格など履歴書や職務経歴書に近い内容を入力する必要がありますので事前に個人のデータを準備しておきます。
入力項目は数多くありますが自分のことをよりアピールするためにも可能な限り自分のデータを入力しておくことをおすすめします。
- 建設・設備求人データベース
建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - JAC Recruitment
建築士資格・経験を活かして年収を上げたいなら! - 建築転職
建築系技術者に特化!建築関連の国家資格者がサポート
30代一級建築士の転職活動のやり方2:面談
求人紹介や転職活動全般のサポート付きの転職サイトを利用する場合は、登録を済ませると担当者から概ね1週間以内に面談日時の設定のため連絡が入ります。
現在仕事をされている方はいつ面談してもらうか悩むかもしれまんが、都合の良い日時に合わせて相談に乗ってくれますので遠慮なく希望日時を伝えてみましょう。
対面やオンラインで面談することもできるので希望に応じて伝えることもできます。また、面談日時を設定する際に面談で何を話そうかまだまとまっていない場合は少し余裕を持った日時の設定をすると良いでしょう。
尚、どうしても面談日時の都合が悪くなってしまった場合は早めに連絡し日時を変更する依頼をかけます。快く応じてくれますのでこちらも遠慮なく伝えることができます。
面談は1時間前後想定されますので、自分の希望や経歴のヒアリングを受けますので答えられるようにしておくとよいでしょう。
- 業界・職種
(例:ゼネコン、設計事務所、ハウスメーカーなど…) - 働き方
- 長期的なキャリアプラン
(専門スキルを磨きたい、大規模なプロジェクトに携わりたいなど…) - 勤務地の希望・転勤の有無
- 年収
30代一級建築士の転職活動のやり方3:求人紹介・求人選び
次に、担当者から紹介された求人の中から、応募する求人を選びます。
色々な求人を紹介されて戸惑うこともあるかもしれませんが、疑問に思ったり不明なこと、もっと詳しく聞いてみたいことなどがあれば担当者に相談してみましょう。
また、紹介された求人が自分の希望するものではない場合は、希望に沿わない理由を具体的に伝えておきましょう。
- 基本情報(企業理念、設立年度、従業員数、所在地など)
- 社長のあいさつ
- 求める人物像
- IR情報
- SDGsの取り組み
- どんなサービスを提供しているか
- 仕事の内容
- 給与
- 休暇・休業制度・福利厚生
- 残業時間
- 転勤の有無
30代一級建築士の転職活動のやり方4:応募(履歴書・職務経歴書の作成)
応募する求人が決まった後は、応募書類の作成を行います。主に履歴書と職務経歴書を作成しますがフォーマットを持っていない場合は登録した転職サイトからダウンロードできる場合がありますのでそちらを使いましょう。
応募書類の作り方が分からない時は例文が用意されていたり、エージェントの場合は担当者に書類の添削を受けることもできます。客観的な視点から良いアドバイスをもらえる場合もありますので一度は添削を受けてみることをお勧めします。
建設業の経験がある方は、工事経歴や設計経歴を職務経歴書とは別に取りまとめておいても良いでしょう。
履歴書
- 氏名・住所・生年月日・連絡先
- 学歴・経歴(高校から現在までの学歴・経歴を記載)
- 免許・資格(保有している免許・資格を記載)
- 志望動機(応募先企業への志望動機を記載)
- 本人希望欄(入社時期や勤務時間などの希望があれば記載)
職務経歴書
- 職務要約(どんな業務をどんな役割で行ってきたか概要を記載)
- 職務経歴(具体的な業務・成果(売上など)・意識していたことを記載)
- 自己PR(自分自身の強みと転職後活かせるスキル・経験をアピール)
あわせて読む:【建築設計の転職】志望動機のポイントを例文付きで解説!
あわせて読む:【建築設計の転職】自己PRのポイントを例文付きで解説!
30代一級建築士の転職活動のやり方5:面接
面接のオファーが入った際は企業と面接日時を調整します。
面接前には想定される質問への回答を考えておいたり、本番を想定して面接練習をしてみましょう。
自分ではうまく面接できると思っていても、実際に面接をしてみるとうまく話せなかったということが多くあります。
エージェントを利用する場合は、担当者が模擬面接を行なってくれます。
面接に慣れているという人はなかなかいませんし、他の応募者も事前に模擬面接をして面接に慣れた上で本番に望む方も数多くいますので是非模擬面接を依頼しておきましょう。
- 自己紹介
氏名、簡単な経歴、今後やりたいことなどを1分または3分程度で紹介 - 転職活動を始めたきっかけ
転職を希望するようになった経緯など - 志望動機
企業の魅力を感じた点、入社後やりたいことなど - 自己PR
経験に基づく自分自身の強みや、転職後その強みを活かしてどんな活躍ができるかなど - 今後のキャリアプラン
入社後にどんなことを成し遂げたいか、どうキャリアアップしたいかなど
あわせて読む:建築士の転職面接で聞かれる質問例・回答のポイントを解説!
30代一級建築士の転職活動のやり方6:内定・入社の準備
入社日が決まった後は、入社迄に必要な書類を確認し準備しておきます。健康診断書や保証人の印鑑など準備に時間がかかるものもありますので余裕をもって確認しておきましょう。
30代一級建築士の転職には、転職エージェントを活用しよう!
この記事では、30代一級建築士の転職におすすめの転職エージェント3選を紹介しました。
30代一級建築士の転職には、経験やこれから目指したいキャリア、希望条件にマッチする求人を紹介してくれる転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職活動の第一歩として、まずは今回紹介した以下の転職エージェントに相談してみましょう!
- 建設・設備求人データベース
建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - JAC Recruitment
建築士資格・経験を活かして年収を上げたいなら! - 建築転職
建築系技術者に特化!建築関連の国家資格者がサポート
どの転職エージェントに相談するか迷った方は、まずは建設業界に詳しいキャリアアドバイザーがサポートしてくれる建設・設備求人データベースに相談してみましょう!
無料相談はこちら!
あわせて読む:建築業界に強い転職エージェントおすすめ7選