・介護士の平均年収、平均給料を知りたい
・職場ごとの介護士の平均年収、平均給料を知りたい
こう考えている方に向けて、現役介護士である私がデータを元に解説していきます。私の業界経験で感じたことも踏まえて解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください!
はしもとえりこ
大学卒業後、介護福祉士として特養、グループホーム、ショートステイなど様々な職場にて夜間勤務も行いながら8年間勤務。現在は、社会福祉士としてサ高住での相談員兼介護職員兼事務員として勤務3年目。【保有資格】介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士
介護士の平均年収・平均給料は?
国税庁の令和3年分民間給与実態統計調査によると給与所得者全体の平均年収・平均給与は443万円ですので、介護士の平均年収は316万円となっており介護士の平均年収は低いと言えます。表からでは分かりませんが、基本給はおそらく入所施設でも通所施設でも同じくらいではないでしょうか。
また、求人では夜勤手当○回分込みで月給が提示されている場合が多いので、基本給のみで平均値を出したらもっと低い額になるかもしれません。
アルバイト・パート(以下パート)、派遣社員のグラフを見ると平均値のオレンジ色より下の割合の方が多いので平均時給より低めで求人が出ているところも多いのではないでしょうか。
エッセンシャルワーカーと立派な括り方をされてはいますが、それより基本給を上げてほしい…というのが働く中で感じる本音です。
介護士の地域別の平均年収・平均給料は?
平均年収が最も高いのは東京都の360万円とのことです。それでも全業種の平均にも及びませんね…。
地域別に見るとよくわかりますがパートで時給1000円を超えるところは殆どありません。
(パートの時給が最も高いのは関東、安いのは東北・北海道とのことです。)
厚労省の都道府県別最低賃金一覧によると関東は東京神奈川が1000円超えていますが他は900円台で、逆に北海道東北は北海道以外が850円ぐらいです。なので時給≒最賃+αと思っておいてもよいかもしれません。
(実際私の住む地域でも大体最低賃金前後でパートの求人が出ています。)
ただ、私の住む地域だけかもしれませんがパートの時給が去年調べた時より100円くらい上がっていました。最賃の値上げと人手不足が深刻なせいで上げざるを得なかったのかもしれません。
介護士の職場別の平均年収・平均給料は?
こちらの図は職場等の条件で抽出した求人で給料の平均値を出しています。寮完備の有料老人ホームだと平均年収が420万円なっており目立って給与が高くなっています。他の項目も有料老人ホーム程ではありませんが平均と比べるとプラスになっています。
資格取得がどのような状態を指すのかはっきりしませんがそもそも基本給も手当も、無資格<ヘルパー2級・初任者研修<実務者研修<介護福祉士の順に高くなります。
リハデイはここ数年で事業所数がどんどん増えている印象ですので、人員確保のため高めに給与設定してあるのでしょうか。とはいえ私の知る限りお給料がよいという話は聞いたことがありません。メインのユーザー層である要介護1,2の取り扱いが介護保険制度の改正で変わるようですが、その時にどう影響してくるかは少し気になります。
私の経験としてではありますがユニット型特養で働いていましたが残念ながら高いなと思ったことはありませんでした。あくまでも職場次第なのかもしれません。また、定年65歳以上求人についての情報ですが正社員で65歳以上の方はあまり見たことがなく、たいてい嘱託職員になることが多いです。
介護士の年代別の平均年収・平均給料は?
20代介護士の平均年収・平均給料
他の業界と比べても年収がめちゃくちゃ低い、と感じることはまだ無いかもしれません。20代前半の賞与は低めです。
新卒の給与は専門学校や短大卒と四大卒ではそこそこ差があります。短大卒の先輩に「私が入社した時の金額よりも多いよ」と言われました。上がり幅も若干違うと言われた覚えがあります。賞与は夜勤手当などの諸々の手当は計算に含まれないので、基本給が低いうちはこちらもなかなか増えないようです。
私が新卒の頃は手取り20万円を貰えていなかったと思うので少しは高くなっているのかもしれません。
30代介護士の平均年収・平均給料
人によっては勤続年数によるベースアップや能力に伴い主任等の役職がつき始めます。年収としてもそこそこ上がってきますが、このあたりから一般企業との給与額に乖離が出てきます。
数字としては分かりにくいですが、段々と結婚出産で退職したり産育休に入る女性職員が増えてきます。変則シフトでは家庭との両立が難しいからと日勤帯のみの部署に異動したり時短勤務(パート含む)に切り替えたりする方がいました。そのため介護士の間でも20代の時より収入の差が大きくなっている可能性はあります。
私も結婚をきっかけに夜勤のない職場に転職しています。
40代介護士の平均年収・平均給料
40代となると他の業種なら平均年収は上がるところですが、40代の介護士の平均年収は若干下がります。
施設長や管理者という役職に就けばある程度上がっていくものの「介護士」という立場のままでは勤続年数による昇給は微増のみであることが多いです。
また女性の場合は「子育てが少し落ちついたので仕事しよう」という方が増え始める頃合いかと思われます。無資格・未経験可というところもあるため社会復帰のきっかけとしては悪くないのかもしれません。
家庭との兼ね合いでデイサービスなど日勤帯の仕事に就く方の割合が多い印象です。
50代介護士の平均年収・平均給料
年収が20代後半とそう変わらない額まで下がっています。ただ賞与の額はそこまで低くないというのが興味深いです。
40代と同様に現場で働く「介護士」ではなくケアマネや相談員になる方が出てくる一方で、他から転職されてくる中途採用の方やパートさんの数が増えることが平均年収が低くなっている一因と思われます。
介護士は同じ職場での平均勤続年数が他の業種に比べて短いと言われていますので、入社から50代まで同じところで働いているという方はごく稀です。勤続年数による昇給の積み重ねがあまり無いのも介護業界の特徴かもしれません。
この年代くらいの方は利用者さんとの関わり方が上手いなと感じていました。利用者さんが大体自分の親と同じくらいという方が多いからでしょうか。
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