- 「50代で教員を辞めたいけれど、転職できるのかな」
- 「転職するならどんな転職先があるの…?」
と思っていませんか?
この記事では、キャリアコンサルタントとして50代教員のキャリア支援を行った経験のある筆者が、50代教員の転職事情やおすすめの転職先について解説します。
50代で教員からの転職を考えている方はぜひ読んでみてください。
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教員を辞めたい50代が転職するメリット・デメリット
教員を辞めたい50代が転職するメリット
- 「残業も多く、体力的にもキツイ」
- 「有給も取りづらい。主任の先生や教頭先生も取っていないし…」
50代の教員が転職をしたいと訴える際によくうかがう言葉です。
この言葉が示す通り、50代教員の人が転職するメリットは、ワークライフバランスを整えることができるようになるということが一番大きいように感じます。
- 「残業はあれど、就業時間がはっきりしているから、生活の計画が立てやすい」
- 「カレンダー通りのお休みが取れるから、家族との時間も持ちやすい」
そんな転職メリットを良くお話くださっています。特にコロナで社会が変わった後、教員の転職例は増えた気がします。
私が対応した教員の方には、
「部活は残業。大会に行くと休日は潰れる。修学旅行でコロナに罹患。正直やってられない」
と、転職理由を語ってくれた人もいました。
社会不安だけでなく、健康不安も大きくなっている今だからこそ、ワークライフバランスに目を向けた転職が大きなメリットになっているようです。
教員を辞めたい50代が転職するデメリット
一方で、デメリットとして考えられるのは教職としてのキャリアが中断してしまうことです。
キャリアが中断してしまえば、教職の世界に戻ることは難しくなります。また、役職定年制度といった民間企業の社内制度が教職出身の人には馴染まないという声もあります。
教員であれば、50代はまだまだ学年主任、教科主任、教頭や校長といった役職を持っていて、学校の仕事のラインの中にいることがほとんどです。
しかし、民間では50代になると役職定年制ということで管理職などから外れ、専門の一般社員というような立ち位置で働くことも増えてきます。
そうなると、キャリアを活かすといった発想や、マネジメント力があるといった強みが発揮しづらくなりますから、転職しない方が良かったという状態を生み出してしまいます。
これでは転職した意味がありませんよね。だから、また次の転職先を探すということに繋がり、短期で転職を繰り返す人も出てくるのが実情です。
私も実際に、短期で転職を繰り返してしまっている50代の教職の人を見たことがあります。
「最初は転職できて良かったと思うけれど、できない仕事が多いし、上司が年下で業界も違うから話も合わなくてつらいこともある。短期で転職を繰り返したいとは思っていないが、新しい企業を探したくて相談にきた」
実際にこのような声を聴くたびに、エージェントなどと相談しながら決めて欲しかったなと思います。
50代教員が転職に失敗しないための注意点
50代教員が転職に失敗しないための注意点は、教員用の書類を流用しないことと、ヒューマンスキルを掘り下げたり、ご自身の興味に向き合うといった活動を行うことです。
教員の人は他校に行く際に、担当授業の内容や校内での役割を書類にまとめ、模擬授業を通した教員としての力を見せていくという過程を踏んでいる方が多いと思いますが、民間ではそんな機会はほとんどありません。
授業のやり方や校内の役割を書類に書いてもそもそも伝わりませんし、読んでもらえない可能性すらあります。
だからこそ、あなたの興味分野、自分の人柄、生徒への接し方などが相手に伝わるようにエピソードをベースにした棚卸を行うと良いでしょう。
「採用担当者があなた自身がイメージできる」ような準備をされると転職失敗を防ぐことができます。
教員を辞めたい50代におすすめの転職先
教員を辞めたい50代におすすめの転職先1:講師職
教えることが好きな方は、塾講師や研修講師など、「教員」であったことをそのまま活かせる職を考えてみてはいかがでしょうか?
教えるというのはそもそも高度なお仕事です。授業の狙いを理解してもらい、目の前の人の反応を観察し、生徒にできるようになってもらうためにあらゆる投げかけを行います。
このような働き方は、講師職でそのまま発揮できることも多くあります。例えば、小学校の先生をされていた人が民間企業で研修講師をされているというような例もありますよ。
教員を辞めたい50代におすすめの転職先2:教室運営(塾長、教室長)
担任としてクラスを導くことが好きな方なら、教室運営のポジションがおすすめです。
先生とコミュニケーションをとり、生徒のご両親と連携し、効率的な運営を考えて自分から試してみる。
そして、その地域になくてはならない教室にしていくことがお仕事と言えます。
教えるという実務的な部分より、マネジメント目線が強いお仕事になってきますので、「いじめ対策担当をしていた」など、他校との交流会に出る機会が多かったり、専門家の意見を聞きに行ったりと、大人と連携するのが得意な人には向いているでしょう。
教員を辞めたい50代におすすめの転職先3:カウンター営業、インサイドセールス
教員と営業がつながらないと感じる方も多いと思いますが、実際に教員の方で営業に転職された方は数多くいらっしゃいます。
特に、教員の方はカウンター営業やインサイドセールスで活躍されているように感じます。
これらの職種は、自分から数字を取りに行くというより、関心を持った顧客に詳しく説明して、商品やサービスへの興味を大きくするという役割が強いお仕事なんです。
だからこそ、観察力に優れ相手の反応を見ながら投げかけを変えることができる力をもつ教員の人が活躍できているのだと私は考えています。
教員からの転職ということで不安なことも多いものですが、教員から転職されて活躍されている50代の方は数多くいらっしゃいます。
今までの経験を踏まえて、自分が活かせる業界や職種をぜひ見つけてみて下さいね。
まずは転職エージェントに相談してみよう
転職は人生にとって大きな転機です。
特に、50代になると、様々な人があなたの転職に影響されることが予想されます。
パートナー、子ども、実の両親、兄弟、生徒、生徒の両親、学年担当の先生…
数多くの人の中でお仕事をされているからこそ、転職をためらうという人も数多くいます。
ですが、私はあなたにあなたの人生を大切にしてほしいと思います。
多数の関係者に配慮しながら、あなたの進みたい道を一緒に考えることができるのは、キャリアを相談できる専門家に他なりません。
何が起こるか分からない人生100年時代と言われています。 あなたの進む方向を一緒に考えてくれるキャリアの専門家を、ぜひ見つけてみて下さいね。
次は、50代におすすめの転職エージェントを紹介します。
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