- 『子どもが何歳になったらパートから正社員に転職するのがいいの?』
- 『正社員で働き始めやすい時期は?』
と思っていませんか?
パートから正社員に転職するベストなタイミングは、何を優先したいかや、ご家庭の事情によっても異なります。
なので、この記事では、子どもが何歳になったら働くのがいいのかとそれぞれの時期のメリット・デメリットについて解説します。
上川秋葉
佐賀県出身。高校卒業後、ニューヨーク州立大学へ留学。会計学を専攻し大手監査法人(ニューヨーク支店)へ就職。キャリア変更し、東京で外資系企業の人事を経験し、大手人材会社へと転職。現在は、ニューヨークで、2児の子育てしながらフリーランサーとして活動中。趣味はランニング、登山。富士山3回登頂。2022年にフィラデルフィアで初マラソンへ挑戦予定。資格:英検1級、TOEIC 910点、グローバルキャリアカウンセラー
子どもが何歳になったらパートから正社員に転職するのがベスト?
パート主婦が正社員働きはじめるタイミングは、それぞれメリット・デメリットがあり、何を優先するかによってベストな時期はそれぞれ変わります。
生後6ヶ月〜1歳 | 3歳以上 | 小学校に入ってから | 中学・高校に入ってから | |
メリット | 仕事のブランクが長くならない | 子どもの体調が安定していて仕事と両立しやすい | 送迎の必要がなくなり、仕事と両立しやすい | 子どもが一人で食事の支度ができるようになり、仕事と両立しやすい |
デメリット | 子どもの急な発熱により欠勤や早退が多くなる | 送迎や食事の支度をする必要があり、残業ができない | 長期休暇の対応、学習サポートが必要 | 仕事のブランクが長くなり、再就職が難しい |
こんな人におすすめ | 仕事も子育ても頑張りたい 教育費がかかる前に収入を増やしたい 家族の協力が得られ、仕事と育児を両立しやすい |
育児・子育てが落ち着いてから仕事に復帰したい 子どもの体調が安定してから働きたい 家族の協力が得られ、仕事と子育てを両立しやすい |
子どもが小さいうちは家事・子育てに専念したい 子どもが小さいうちは仕事と両立するのが難しい |
家事や子どもの学習サポートをしっかりしたい 子育てが落ち着いてから仕事に復帰したい |
それぞれのメリット・デメリットを詳しく説明していきます!
子どもが生後6ヶ月〜1歳のときに正社員に転職する場合
子どもを預けられるご実家が近くにない場合は、お子さんが生後6ヶ月〜1歳の頃に、保育園が見つかってから就職活動をするのがおすすめです。
なぜなら、生後6ヶ月〜1歳までは定員が多く設けられていることが多いですが、子どもが1歳〜2歳のときに保育園を探すと0才児からの持ち上がりが多く、空きがない可能性があるからです。
しかし、お子さんが小さいと、家事・育児・仕事の負担が大きい上に、6ヶ月から3歳までは子どもが急な発熱を起こしやすいため、早退や欠勤をする必要があるため、ご家族と家事や送迎の分担や緊急時の対応について相談しておくことをおすすめします。
しっかりと子育てと両立できる条件を整えておくことで、就職もしやすくなりますよ!
- 保育園が見つかりやすい
- 仕事のブランクが長くならない
- 家事・育児・仕事の負担が大きい
- 子どもの急な発熱により欠勤や早退が多くなる
グローバルキャリアカウンセラー 上川秋葉さんのコメント
私の長男が生後6ヶ月〜1歳の時は、寝かしつけが大変で、抱っこをしていないと眠れず、夜中も熟睡することがなかったので、とても辛い思いをしたことを覚えています。実家が遠く、頼れる人がいない中での子育ては精神的にも体力的にも過酷でした。
職場復帰はお子さんの授乳の頻度や、睡眠スケジュールが安定してから、考えるといいかもしれません。ただし、産後6ヶ月は母体の休養も必要な時期なので無理は禁物です。夫や両親、会社など、周りのサポート・理解がしっかりある環境での職場復帰をおすすめします。
また、お子さんが小さいうちは、周りで風邪をひいている子がいると、子どもにうつって、自分も風邪をひくということも多いため、自分が休んでも誰か代わりがいるような就職先を選ぶといいでしょう。
認可保育園は、就業中の人を優先して選考するため、離職中だとなかなか保育園が見つからない場合があるので、保育園の定員や募集状況に応じて就職活動を始めるのがおすすめです。
- 認可保育園に空きがある場合
入園の申し込み→就職活動 - 認可保育園に空きがない場合
一時保育を利用してパートの仕事を始める→入園の申込み→就職活動 - 認可外保育園に空きがある場合
入園の申込み→就職活動
パートとして働くことで入園の優先度が高くなるのであれば、まずは一時保育を利用していパートの仕事を始めてから入園、就職活動をしましょう。
また、認可保育園の空きがなく、認可外保育園なら入園可能な場合もあります。
認可外保育園は保育料が比較的高くなりますが、延長保育の時間が長いというメリットも有り、認可保育園の空きが出たら転園することもことも可能なので、正社員で働くことを優先するなら、まずは認可外保育園を確保しておきましょう。
子どもが3歳になってから正社員に転職する場合
育児が落ち着いてから働きたいという方は、子どもが3歳になってから再就職するのがおすすめです。
なぜなら、子どもが3歳になると、体調も安定するようになるため、仕事と両立して働きやすく、子どもの預け先も比較的見つけやすいからです。
ただし、保育園への送迎や食事の支度、家事などもする必要があるので、ご家族と相談したり、残業が少ない会社、家や保育園から近い会社を選ぶといった対応が必要です。
- 保育園が見つかりやすい
- 子どもの体調が安定していた仕事と両立しやすい
- 家事・子育て・仕事の負担が大きい
- 送迎や食事の支度をする必要があり、あまり残業ができない
グローバルキャリアカウンセラー 上川秋葉さんのコメント
子供が2歳〜3歳になる頃には、授乳も終わり、育児にも少し慣れてきて、一息つける時間が多くなります。また、3歳になる頃には、幼稚園への入所ができるので、幼稚園のお迎えの時間まで働こうと考える人も多いと思います。
働き始めたいと思ったら、まずは夫や周りへ相談して、就業できる環境を整えましょう。また、フルタイムではなくパートや派遣など、一日数時間から働き始めると、子供の急な病気にも余裕を持って対応することができます。就職活動をする際には、仕事内容や、勤務地、勤務時間をしっかり確認して応募しましょう。
お子さんが小さいうちは、勤務時間の融通がききやすい、残業が少ない、子育てに理解を得やすい職場環境といった条件の仕事や会社を選ぶことも重要です!
以下の記事で小さい子供がいても働きやすい仕事を紹介しているので参考にしてみてください。
あわせて読む:小さい子供がいても働きやすい仕事【おすすめ5選】正社員・パートで働くなら?
子どもが小学校に入ってから正社員に転職する場合
子どもが小学校に入ってから働き始める場合、送迎の必要がなくなり、仕事との両立がしやすくなります。
学童保育を利用すれば、フルタイムで働くことはできますが、学童保育の閉園時間は18時頃のところが多いため、お子さんが低学年の間は遅くまで預けられるところを見つけたり、通勤時間や就業時間を考慮して就職活動を行う必要があります。
さらに、保育園の時と異なり、長期休暇に子どもの面倒を見る必要ができたり、学習サポートなども必要になるので、子どもを預けられる場所やご家族のサポートがないと正社員で働くのが厳しいというデメリットもあります。
- 学童保育を利用すればフルタイムで働ける
- 送迎の必要がなくなり、仕事と両立しやすい
- 学童保育の時間が短く、残業ができない
- 長期休暇の対応、学習サポートが必要
グローバルキャリアカウンセラー 上川秋葉さんのコメント
お子さんが小学校に入った後に転職する場合は、転職して勤務地が遠くなったとしても、引っ越しや転校がしづらいため、小学校に上がる前にいいタイミングがあれば転職しておくといいと思います。
子どもが中学・高校に入ってから正社員に転職する場合
子どもが中学校・高校に入ってから働き始める場合は、子どもの帰宅時間が部活や塾で遅くなったり、子どもが一人で食事の支度をできるようになるため、仕事と両立して働きやすくなります。
しかし、仕事のブランクが長くなってしまうので、派遣やパートで仕事をしたり、資格の取得をするなど、再就職するために事前に準備しておくことをおすすめします。
再就職のために資格を取得するなら、保育士や栄養管理士など、資格が必須である職業の資格がおすすめです。
資格を取って仕事に活かしたい方は生涯学習のユーキャンで資格講座を受けることをおすすめします! 100種類以上の資格講座があるので、まずは公式HPであなたに合った資格講座を探してみてください。
- 子どもの帰宅時間が部活や塾で遅くなり、残業がしやすい
- 子どもが一人で食事の支度ができるようになり、仕事と両立しやすい
- 働き始めるまで貯金がしづらい
- 仕事のブランクが長くなり、再就職が難しい
しろくま先生
以下の記事で、ブランクがあっても再就職しやすいおすすめの職業を紹介しているのであわせて読んでみてください!
あわせて読む:女性におすすめのブランクがあっても再就職しやすい職業5選
しろくま先生
次は、今の状況で正社員で働くことは可能かどうかや、子育てしながら働ける条件や環境の求人があるかどうか無料で相談できるサービスを紹介します。
パートから正社員になるタイミングで気をつけるべきこと
1:30代後半までの再就職がおすすめ
パートから正社員になるタイミングでは、30代前半までがおすすめです。
なぜなら、一般的に30代後半、40代になると就職・転職が難しく、選択肢が狭くなってしまうからです。
人手不足で人材ニーズの高い仕事や未経験でも始めやすい仕事などでは再就職することは可能ですが、専門性が求められる仕事や経験者が優遇される仕事での再就職が難しくなります。
これからキャリアアップしたい業界や職種がある方は、時期を待たずに早めに転職をした方がいいでしょう。
2:入社後半年間は有給休暇が付与されない
一般的に、有給休暇は入社後6ヶ月が経過してから付与される企業が多いため、入社後半年間は有給休暇が使えないことは留意しておきましょう。
そのため、休暇を取る必要がある時期は避けるのがおすすめです。
パートから正社員に転職するタイミングについて相談できるサービス
転職のタイミングについてプロに相談するなら、以下の3つのサービスがおすすめです!
1.きづく。転職相談 | 2.アデコ | 3.リクルートエージェント | |
サービス | キャリアコーチング | 転職エージェント | 転職エージェント |
こんな人におすすめ | ・自分に合った仕事・働き方を相談したい ・仕事と子育ての両立を相談したい |
・復帰後に働きやすい 就職先を紹介してもらいたい |
・求人紹介を受けることで キャリアの選択肢を知りたい |
現職の悩み相談 | ◎ | 〇 | 〇 |
自己分析 | ◎ | △ | △ |
キャリア設計 | ◎ | △ | △ |
転職アドバイス | ◎ | 〇 | 〇 |
求人紹介 | × | ◎ | ◎ |
選考対策 | ◎ | 〇 | 〇 |
料金 | 有料(無料体験あり) | 無料 | 無料 |
転職のタイミングについて相談できるサービス1:きづく。転職相談
【きづく。転職相談】は、プロがキャリアの悩みを一緒に解決してくれるキャリアカウンセリングサービスです。
転職エージェントとは異なり求人の紹介は行わず、転職のタイミングや副業についても相談できるため、すぐに転職を考えていない方でも気軽に相談できます。
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- サービスのの特徴
- #自己分析 #キャリア設計 #転職相談 #起業相談 #選考対策
- こんな人におすすめ
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1ヶ月プラン:187,000円 回数:4回(35日)
転職相談プラン:396,000円 回数:10回(120日)
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転職のタイミングについて相談できるサービス2:アデコ
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また、職場環境や制度など、企業HPや求人票だけでは分からない情報も伝えてくれるので、安心して転職先を選ぶことができます。
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転職のタイミングについて相談できるサービス3:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数・転職支援実績が豊富な大手転職エージェントです。
転職市場について詳しいプロに転職すべきか、どんな転職先の候補があるかアドバイスをもらうことができますよ。
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転職のタイミングについて相談できるサービスの紹介は以上です。
相談したい内容や目的に合ったサービスを活用し、転職の悩みを相談してみてください!
復帰後のキャリアについて相談したい
➡︎キャリアコーチング
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女性の転職支援実績豊富!復帰後に働きやすい就職先を提案してくれる - リクルートエージェント
求人数が豊富!転職支援実績が豊富なプロに相談ができる!
他にもワーママにおすすめの転職相談先を知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
あわせて読む:ワーママにおすすめの転職相談5選|プロに無料相談してみよう!
パートから正社員への転職でよくある質問Q&A
小さいお子さんがいる方には、残業時間が少ない職種、シフト制で勤務時間の融通がききやすい業種、女性社員が多く、理解を得やすい職場がおすすめです。
具体的には以下のような仕事があります。
- 事務職
- コールセンター
- 家事代行
- 工場
あわせて読む:育児・子育てと両立しながら働きやすい仕事【おすすめ5選】
ただし、会社によって仕事内容や職場の環境は異なるので、転職エージェントを活用し、仕事内容の詳細や制度・社風などについて詳しく聞いておくことをおすすめします。
スキル・経験に自信がなくても、未経験でも始めやすい職種や意欲をアピールすることで就職・転職することは可能です。
人気の職種やスキルが必要な職種であれば、その職業に役立つスキルを勉強したり、派遣やアルバイトで実際に経験してみるのがおすすめです。
たとえば、事務職の場合、パソコンの基礎スキル、Excelの関数を使えること、WordやPowerPointで文書・資料を作成できることが最低限求められます。
まずは、求人票で最低限求められるスキルを確認し、そのスキルが身につく勉強をしたり、実務経験を積んでみると採用確率が上がりますよ。
- Word 簡単Word ビジネス文書の作り方
- Excel オンライン個別_Excelー初級関数~VBA上級あなたカスタマイズ
- PowerPoint PowerPoint(パワーポイント)入門!2時間サクッと講座準備
ストアカならこういった、Word・Excel・PowerPointの使い方講座など、仕事に役立つスキルが学べるので、まずは無料会員登録をしてみましょう。
出産後の再就職には、保育士や栄養管理士など、資格が必須である職業の資格がおすすめです。
なぜなら資格を持っていることで、仕事の選択肢が広がるからです。
ただし、資格が必須ではない職業の場合は、資格を取ることよりも、まずは派遣やパートで始めてみることをおすすめします。
なぜなら、資格よりも実務経験が重視されるからです。
例えば、簿記の資格を持っていても、未経験で経理職に就職するのは難易度が高いです。しかし、経理に近い一般事務などの経験があれば、有利になることがあります。
なので、まずは近い領域の仕事を派遣やパートで始めてみるといいでしょう。
しろくま先生
業界大手で求人数が多いので、まずは登録してどんな募集があるのか見てみましょう。
ブランク期間については、「結婚に伴い退職」「専業主婦として家事・子育てに従事」と書いておきましょう。
また、パートや派遣での業務経験があれば、業務形態や出勤日数とあわせて記載しておきましょう。
以下の記事でブランクのある女性の履歴書・職務経歴書の書き方とコツを見本・例文つきで解説しているので読んでみてください!
子どもが何歳になったら正社員に転職するかは転職のプロに相談してみよう!
この記事では、子どもが何歳になったら正社員に転職するのがいいの?という方に向けて、おすすめのタイミング、とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
再就職のタイミングは、何を優先するかや、家庭の事情によっても異なります。
また、子育てと両立して働ける条件の求人があるかどうかも重要なので、転職のプロに相談し、再就職のベストなタイミングを逃さないようにするのがおすすめです。
まずは以下の転職相談サービスを活用し、無料相談をしてみましょう!
復帰後のキャリアについて相談したい
➡︎キャリアコーチング
- 【きづく。転職相談】
経験豊富なメンバーが在籍しており幅広い年代の悩みの相談に強い!
具体的な就職先・就職活動のやり方を相談したい
➡︎転職エージェント
- アデコ
女性の転職支援実績豊富!復帰後に働きやすい就職先を提案してくれる - リクルートエージェント
求人数が豊富!転職支援実績が豊富なプロに相談ができる!
しろくま先生