- パートから正社員になるメリット・デメリットって?
- 正社員とパートだとどちらの方がいい?
と思っていませんか?
パートから正社員になることによって、雇用や収入が安定することや、福利厚生が受けられるといったメリットがあります。
この記事では、主婦がパートから正社員で働くメリットを紹介した上で、正社員で働くことは、どんな人におすすめか解説するので、正社員かパートか迷っている人は読んでみてください。
以下の記事で、主婦の就職・再就職に強いおすすめの転職エージェント7選と、転職エージェントを利用するメリットを詳しく解説しているので、就職を成功させたい方は読んでみてください。
パートから正社員になる3つのメリット
正社員と派遣・パートでは、雇用期間や福利厚生・賞与の有無、勤務時間・日数が異なります。
正社員 | 派遣・パート | |
---|---|---|
雇用期間 | 無期限 | 期限あり |
福利厚生・賞与 | 〇 | △ |
勤務時間・日数の柔軟性 | × | ○ |
パートから正社員になるメリットは以下の3つです。
- 雇用が安定する
- 安定した収入が得られる
- 再就職・転職がしやすい
パートから正社員になるメリット1:雇用が安定する
非正規雇用の場合、契約期限があり、景気や会社の経営状況による影響を受けやすく、雇用が安定しません。
経営状況が悪化した時や大幅な人員削減が必要になった時にシフトを削られたり、解雇されるリスクが高いです。
しかし、正社員であれば、解雇される心配も少なく、長く安定的に働くことができます。
パートから正社員になるメリット2:安定した収入・福利厚生が得られる
正社員の場合、毎月支給される給料が一定であるため、休日・祝日が多い月でも同じ額をもらえ、ボーナスを受けることもできます。
また、非正規社員の平均賃金は約1,337円で、ほとんど変化しませんが、正社員の場合年々賃金が上がっていくので、パートや派遣と正社員でもらえる賃金には大きな差があります。
なので、長期目線で考えると、正社員としてキャリアアップしていくメリットは大きいです。
また、住宅手当や家族手当がもらえたり、福利厚生施設の利用ができるといったメリットもあります。
手当だけでも毎月1万円以上の差が出ることもあるので、派遣やパートで働くよりも収入が多くなりやすいです。
パートから正社員になるメリット3:再就職・転職がしやすい
パートや派遣で働くよりも、正社員として責任のある仕事や専門性を高めることでキャリアアップが見込めるだけでなく、再就職・転職がしやすいといったメリットがあります。
なぜなら、企業は採用する際に、応募職種で求められているスキル・経験があるかを重視するからです。
正社員での業務経験があれば、出産や介護を機に退職した後でもその経験を活かして再就職しやすく、ライフスタイルの変化に合わせて転職もしやすいです。
パートから正社員になるデメリット
一方で、パートから正社員になることで以下の3つのデメリットがあります。
- 勤務時間・勤務日数を自由に選べない
- 家事の負担が大きくなる
- 仕事の責任が重くなる
パートから正社員になるデメリット1:勤務時間・勤務日数を自由に選べない
正社員になると、勤務時間や日数を自由に選べず、残業の頻度も多くなるため、家事や子育てとの両立が難しくなります。
なので、子どもの送迎時間に間に合う勤務時間、残業の頻度、通勤時間、在宅勤務や時短勤務、フレックス制が可能な職場など、条件に合った企業選びが重要となります。
- 勤務時間(子供の送迎に間に合うか)
- 残業の頻度
- 通勤時間
- 在宅勤務や時短勤務、フレックス制が可能か
パートから正社員になるデメリット2:家事の負担が大きくなる
パートから正社員になると、勤務時間や残業も増えるため、家事をする時間が取れなくなってしまいます。
なので、家族で分担する、週末にまとめて家事をする、惣菜や冷凍食品、宅食サービス、家電、家事代行を活用するといった工夫が必要となります。
- 買い物をする時間がない
→食材の宅配サービスの利用
→休日にまとめ買いをする
→夫にメモを渡し、買ってきてもらう - 夕食を作る時間がない
→圧力鍋やシリコンスチーマーなど【便利グッズ】の利用
→休日にまとめて作る
→冷凍食品/惣菜/料理キットのフル活用 - 家の中が散らかる
→掃除機ではなく、フロアワイパーやモップを使う
→物を(とりあえず)まとめる箱を用意する
→休日だけ片付けることにし、割り切る
パートから正社員になるデメリット3:仕事の責任が重くなる
正社員は、パートや派遣以上に成果を出すことが求められるため、仕事の責任が重くなります。
家事や子育てとの両立だけでなく、仕事や職場環境に慣れていく必要があるため、最初はストレスが大きくなり、体調を崩してしまう場合もあります。
なので、家族と相談して家事や子育てを分担してもらい、1人で抱え込まないようにしましょう。
次は、正社員で働くのがおすすめな主婦の特徴をお伝えします。
パートから正社員になるのがおすすめな主婦の特徴
- 家族のサポートが受けられる(近くに実家がある・夫や子どもたちが協力してくれる)
- 子供を預けられる施設がある
- 家から近くの職場を見つけられる
- 家計・貯蓄のために収入を増やしたい
主婦が正社員で働くには、まず、正社員で働ける条件を整えなければなりません。
実家や家族、保育施設のサポートが受けられ、仕事と家事・子育てを両立できる状態でないと採用してもらうことも難しく、入社後に苦労することになってしまいます。
また、収入を増やすことよりも、家事をきちんとこなすことや子供と過ごす時間を優先したいのであれば、すぐに正社員になる必要ではないでしょう。
ただし、年齢を重ねるごとに、ブランクが長くなるごとに再就職が難しくなるので、少しでも正社員になるメリットを感じているのであれば、なるべく早く就職活動を始めることをおすすめします。
また、すぐに正社員にはならなくても、再就職に役立つ資格を取得したり、パートや派遣でスキルを身につけておくのがおすすめです。
「主婦が正社員として働くために必要な準備や就職活動のやり方」、「再就職に役立つおすすめの資格」、「今後正社員として再就職・転職するためにやっておくべきこと」について詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
子どもが何歳になったらパートから正社員に転職するのがベスト?
専業主婦が正社員働きはじめるタイミングは、それぞれメリット・デメリットがあり、何を優先するかによってベストな時期はそれぞれ変わります。
生後6ヶ月〜1歳 | 3歳以上 | 小学校に入ってから | 中学・高校に入ってから | |
メリット | 仕事のブランクが長くならない | 子どもの体調が安定していて仕事と両立しやすい | 送迎の必要がなくなり、仕事と両立しやすい | 子どもが一人で食事の支度ができるようになり、仕事と両立しやすい |
デメリット | 子どもの急な発熱により欠勤や早退が多くなる | 送迎や食事の支度をする必要があり、残業ができない | 長期休暇の対応、学習サポートが必要 | 仕事のブランクが長くなり、再就職が難しい |
こんな人におすすめ | 仕事も子育ても頑張りたい 教育費がかかる前に収入を増やしたい 家族の協力が得られ、仕事と育児を両立しやすい |
育児・子育てが落ち着いてから仕事に復帰したい 子どもの体調が安定してから働きたい 家族の協力が得られ、仕事と子育てを両立しやすい |
子どもが小さいうちは家事・子育てに専念したい 子どもが小さいうちは仕事と両立するのが難しい |
家事や子どもの学習サポートをしっかりしたい 子育てが落ち着いてから仕事に復帰したい |
それぞれのメリット・デメリットを詳しく説明していきます!
子どもが生後6ヶ月〜1歳のときに正社員に転職する場合
子どもを預けられるご実家が近くにない場合は、お子さんが生後6ヶ月〜1歳の頃に、保育園が見つかってから就職活動をするのがおすすめです。
なぜなら、生後6ヶ月〜1歳までは定員が多く設けられていることが多いですが、子どもが1歳〜2歳のときに保育園を探すと0才児からの持ち上がりが多く、空きがない可能性があるからです。
しかし、お子さんが小さいと、家事・育児・仕事の負担が大きい上に、6ヶ月から3歳までは子どもが急な発熱を起こしやすいため、早退や欠勤をする必要があるため、ご家族と家事や送迎の分担や緊急時の対応について相談しておくことをおすすめします。
しっかりと子育てと両立できる条件を整えておくことで、就職もしやすくなりますよ!
- 保育園が見つかりやすい
- 仕事のブランクが長くならない
- 家事・育児・仕事の負担が大きい
- 子どもの急な発熱により欠勤や早退が多くなる
認可保育園は、就業中の人を優先して選考するため、離職中だとなかなか保育園が見つからない場合があるので、保育園の定員や募集状況に応じて就職活動を始めるのがおすすめです。
- 認可保育園に空きがある場合
入園の申し込み→就職活動 - 認可保育園に空きがない場合
一時保育を利用してパートの仕事を始める→入園の申込み→就職活動 - 認可外保育園に空きがある場合
入園の申込み→就職活動
パートとして働くことで入園の優先度が高くなるのであれば、まずは一時保育を利用していパートの仕事を始めてから入園、就職活動をしましょう。
また、認可保育園の空きがなく、認可外保育園なら入園可能な場合もあります。
認可外保育園は保育料が比較的高くなりますが、延長保育の時間が長いというメリットも有り、認可保育園の空きが出たら転園することもことも可能なので、正社員で働くことを優先するなら、まずは認可外保育園を確保しておきましょう。
子どもが3歳になってから正社員に転職する場合
育児が落ち着いてから働きたいという方は、子どもが3歳になってから再就職するのがおすすめです。
なぜなら、子どもが3歳になると、体調も安定するようになるため、仕事と両立して働きやすく、子どもの預け先も比較的見つけやすいからです。
ただし、保育園への送迎や食事の支度、家事などもする必要があるので、ご家族と相談したり、残業が少ない会社、家や保育園から近い会社を選ぶといった対応が必要です。
- 保育園が見つかりやすい
- 子どもの体調が安定していた仕事と両立しやすい
- 家事・子育て・仕事の負担が大きい
- 送迎や食事の支度をする必要があり、あまり残業ができない
しろくま先生
あわせて読む:小さい子供がいても働きやすい仕事【おすすめ5選】正社員・パートで働くなら?
子どもが小学校に入ってから正社員に転職する場合
子どもが小学校に入ってから働き始める場合、送迎の必要がなくなり、仕事との両立がしやすくなります。
学童保育を利用すれば、フルタイムで働くことはできますが、学童保育の閉園時間は18時頃のところが多いため、お子さんが低学年の間は遅くまで預けられるところを見つけたり、通勤時間や就業時間を考慮して就職活動を行う必要があります。
さらに、保育園の時と異なり、長期休暇に子どもの面倒を見る必要ができたり、学習サポートなども必要になるので、子どもを預けられる場所やご家族のサポートがないと正社員で働くのが厳しいというデメリットもあります。
- 学童保育を利用すればフルタイムで働ける
- 送迎の必要がなくなり、仕事と両立しやすい
- 学童保育の時間が短く、残業ができない
- 長期休暇の対応、学習サポートが必要
子どもが中学・高校に入ってから正社員に転職する場合
子どもが中学校・高校に入ってから働き始める場合は、子どもの帰宅時間が部活や塾で遅くなったり、子どもが一人で食事の支度をできるようになるため、仕事と両立して働きやすくなります。
しかし、仕事のブランクが長くなってしまうので、派遣やパートで仕事をしたり、資格の取得をするなど、再就職するために事前に準備しておくことをおすすめします。
再就職のために資格を取得するなら、保育士や栄養管理士など、資格が必須である職業の資格がおすすめです。
資格を取って仕事に活かしたい方は生涯学習のユーキャンで資格講座を受けることをおすすめします! 100種類以上の資格講座があるので、まずは公式HPであなたに合った資格講座を探してみてください。
- 子どもの帰宅時間が部活や塾で遅くなり、残業がしやすい
- 子どもが一人で食事の支度ができるようになり、仕事と両立しやすい
- 働き始めるまで貯金がしづらい
- 仕事のブランクが長くなり、再就職が難しい
しろくま先生
以下の記事で、ブランクがあっても再就職しやすいおすすめの職業を紹介しているのであわせて読んでみてください!
あわせて読む:女性におすすめのブランクがあっても再就職しやすい職業5選
しろくま先生
正社員になるメリットはたくさん!なるべく早く就職活動を始めよう!
主婦が正社員になることで、以下の3つのメリットがあります。
- 雇用が安定する
- 安定した収入が得られる
- 再就職・転職がしやすい
就職活動を始めるなら、1人で就職活動を始めるのは大変なので、転職エージェントを利用し、おすすめの求人の紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策を行ってもらうのがおすすめです。
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