この記事では、
・ゲームプランナーの平均年収や年収事情を知りたい
・ゲームプランナーの職に就きたい
という方に向けてゲームプランナーの平均年収・年収事情をご紹介します！
現役ゲームプランナーの筆者が、リアルな業界事情を踏まえて、年代別の平均年収を解説していきます！
藤野帆奈美
一般大学卒業後、2016年新卒でゲーム業界に就職。 ゲーム開発会社で5年務めた後、退職。フリーランスになり業務委託として再びゲーム開発の現場に携わる。 その後、再度就職し、現在も現職のゲームプランナーとして仕事を続けている。 アシスタントプロデューサー、あるいはゲームプランナーとして、主にテキストやイラストなどの世界観を担う部分や、進行管理・スケジュール立案・社内外の折衝などを行ってきた。 文章を書くこと、デザインをすること、その両方の知見を活かしゲーム・Webを中心とした仕事に携わる。
ゲームプランナーの年収事情
ゲームプランナーの年収は、平均的には高いと言えます。
ただし、それは「大手の正社員」となれた場合です。この業界は、他業界と比べて非正規雇用人員の割合が高く、実力主義的な給与形態となる場合が多いです。
また、年間の売上に当たりハズレがあるため、正社員になっていたとしてもある程度博打になることは否めません。
安定的な収入を目指したい方は、継続的なヒット作を持っている・予算にバッファがある大手の正社員を目指すか、魅力ある経歴を積んで高単価な契約を結べるようになりましょう。
ゲームプランナーの年代毎のリアルな年収事情
20代のゲームプランナーの年収水準
年収水準：150万円〜800万円
まだ本人にコントロールできることが少ないため、自身で実績を出せるかというより、会社が実績を出せるかによって大きく収入に差が出る印象です。
たまたま入った年にヒット作が出れば恩恵に預かれ、逆にその年が不作だったらその分給与も少ない…といった傾向はあると思います。
運が良ければ若手でもプロジェクトの中心を任される場合もあり、早くから実績を作れる人もいます。
30代のゲームプランナーの年収水準
年収水準：200万円〜1500万円
コメント：最も脂ののった時期です。転職なども絡み、早くから実績を作った人、プランナーとしての向上心を持った自己解決力の高い人に評価が集まり、個人の実力が収入にもハッキリと現れます。ただし、実績を作れるか、という点については、運が絡んでくる場合も多いため、低収入な人が必ずしも能力が低いというわけではありません。
運と実力の両方が求められる厳しい環境と言えます。
40代のゲームプランナーの年収水準
年収水準：240万円〜550万円
コメント：40代までくると、ゲームプランナーのまま留まっている方は少なく、能力の高い方はプロデューサーやディレクターにステップアップしています。そのため、能力が一定に達していない方や、チャンスを逃してしまった方、あるいは収入アップを望まない働き方を選んでいる方が主となり、年収水準としては低めに収まる傾向にあります。
50代のゲームプランナーの年収水準
年収水準：240万円〜550万円
業界自体が比較的若いため、正直50代のゲームプランナーはあまり多くありません。本当の黎明期を生き抜いてきた方になるため、その多くは既にプロデューサー、ディレクターどころか経営陣にまでステップアップしており、プランナーという肩書きに留まっている方は稀です。
この年代でプランナーの方は多くが非正規雇用のため、収入としてはあまり高く望めない場合が多いでしょう。
ゲームプランナーの転職時の注意点
まず、業界全体の傾向として残業が多くなる可能性が高いです。クリエイター業界の中では比較的ホワイトですが、勤務時間がルーズめな会社が多く、また業界人の傾向としても自ら進んで残業をしてしまうケースが少なくありません。
残業代が「みなし残業」という形で、一定額給与に含まれており、超過する残業代は支払われない、といった場合もあるため、残業代の扱いは事前にきちんと確認しておくと良いでしょう。
また、どんなプロジェクトに配属され、どんな役職に就けるか、というのはタイミングで決まることが多く、運次第になります。望まぬ役職になってしまったからといってすぐに転職すると、職歴が貧相になってしまい次の仕事に就くのが難しくなることもあります。
一定以上の期間は働き、望まない役職でも創意工夫して、職歴として胸を張って公開できる程度にキャリアを育てることをお勧めします。
ゲーム業界未経験からゲームプランナーになるには
ゲーム業界には、実に様々な経歴の方がいます。専門卒も一般大学卒もいますし、一般的な新卒・中途はもちろん、デバッグのバイトからディレクター（正社員）にまで成りあがるケースもあります。
ゲームを作るにあたって一番見られるのは、「どの学校・どの会社にいたか」ではなく、「個人として何をしてきたか」です。学校の学びや与えられた仕事をこなすことよりも、趣味で行った創作活動や、個人の考え方・自己解決能力などを評価されることが多いため、「自分自身でやるべきことを見つけて達成した」という経験があると魅力的な人材となりやすいでしょう。
そのためには、個人実績を作るのが手っ取り早いです。Unityなど無料・安価なエンジンがあるので、まずは自分でゲームを作り、公開してみましょう。
一緒にゲームを作る仲間と出会いやすい、という意味では、ゲーム系の専門学校へ行くのも手だと思いますが、必ずしも専門学校の知識が必要というわけではありません。
また、意外と一般的な事務や、柔軟に折衝できるコミュニケーション力が大事になるので、「普通の人」であることが高評価に繋がる場合もあります。（※その時プロジェクトに欠けているピースにもよる）
次に、ゲームプランナーとして転職したい方に向けて、ゲームプランナーに強い転職エージェントを厳選して紹介しますね！
ゲームプランナーに強い転職エージェント3選
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2023年7月にはホームページリニューアルを行い、より使いやすいサイトとなりました。
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