- 既卒の就職活動はどうやって進めればいいの?
- 既卒の就職活動のコツを知りたい
こういった方に向けて、キャリアコンサルタントとして既卒の就職支援を行ってきた筆者が、既卒の就職活動のやり方とコツをお伝えするのでこれから就職活動を始めようと思っている方はぜひ読んでみてください。
橋本めぐみ
外資系航空会社・IT企業・不動産会社の事務を経て、キャリアコンサルタントとして17年間活動。 人材会社(大手独立系数社、電機メーカー)・独立行政法人・私立大学10校以上で大学生・大学院生(私立大学10校)・若年層(既卒者)・社会人(20代~60代)の就職・転職相談を経験。営業、IT、製造、販売、ホテル・ブライダル・飲食など幅広い領域の転職支援に携わる。さらに、2018年より家業である都内の理容サロンの経営を行っており、身だしなみも含めた支援も行う。 ■保有資格:JCDA認定 CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー) 、国家資格キャリアコンサルタント
既卒の就職活動のスケジュール
既卒の就職活動は、個人差があり状況によっても異なりますが、3ヶ月程度かかると見込んでスケジュールを立てておくといいでしょう。就職活動は以下のようなスケジュールで進めます。
既卒の就職活動のやり方の手順
既卒の就職活動のやり方の手順1:転職エージェントに登録
就活を一人で行うと、自由度も高く達成感のある活動ができると思いますが、ご自身だけでは出会えない求人があります。エージェントに登録することで、独自ルートで確保した求人を閲覧でき応募の幅が上がります。
登録はとても簡易的にWEBで行うことができますので、希望条件や業界・職種などを明確にしておくとその後の求人紹介も希望にマッチングしたものが自動で届くようになります。
応募範囲を広げるためにも、まずは登録からスタートし、担当コンサルタントの面談があるまで、有効的に求人閲覧を行ってください。
既卒の就職活動には、求人数が豊富な大手総合型の転職エージェントと、既卒特化型、業界特化型の転職エージェントを2〜3社選んで登録するのがおすすめです。
- リクルートエージェント
業界最大手で求人数・転職実績が豊富!全国の求人が見つかる
- えーかおキャリア:短期間で就職できたと好評!
- Re就活エージェント:大卒者におすすめ!既卒・社会人経験不問の求人が見つかる!
- キャリアスタート:マンツーマンでサポート!面接対策が手厚いと好評!
- はじめてのエンジニア:未経験からエンジニアになりたい人におすすめ!
- CREDENCE:アパレル業界出身者がサポート!有名ブランドの求人が豊富!
- フーズラボ・エージェント|飲食業界に精通したキャリアアドバイザーがサポート!
- コウジョウ転職:高収入・高待遇な軽作業の求人を探すならおすすめ!
幅広い業界・職種の求人を抱える総合型の転職エージェントは、求人数が多く、多様な地域・業界・職種の求人が見つかりやすいので、必ず登録しておきましょう。
特化型の転職エージェントは、フリーター向けの求人を持つ転職エージェントや特定の業界・職種の求人に特化した転職エージェントなどがあります。
特化型の転職エージェントに登録すると、より自分の状況や希望する職種に合った求人が見つかる上に、就職・転職実績が豊富なので、就職のコツや企業の詳しい情報などを教えてもらえますよ。
あわせて読む:既卒向け転職エージェントのおすすめ18選|評判を比較!
既卒の就職活動のやり方の手順2:自己分析
自己分析は、過去の経験の中で取り組みや得たこと・得意と感じた事などをアウトプットして強みを理解し、それが発揮できる業界や職種につなげていきます。
既卒の方の場合、就活を断念した方や理由があって見送られた方がいらっしゃいます。そのため、卒業前と卒業後の経験で「何にやりがいを感じることができたか」「どんな時に達成感を感じるか」を学生生活やアルバイトなどの社会経験から考えてみましょう。
例えば、アルバイトの接客業では迷っていらっしゃるお客様に積極的に提案し、その提案力を仕事と活かせる営業職につなげる等の思考で考えていきます。
自己分析する際に厚生労働省が提供している「マイジョブカード」のキャリア・プラン作成補助シートを活用するのがおすすめです。設問に答えることで自分の強みや価値観が明確になり、就職先選びや自己PRの作成に役立ちます。
既卒の就職活動のやり方の手順3:転職エージェントとの面談
担当コンサルタントとの面談の場では、職歴・希望条件・現状について伝えますが、この面談ではスキルの棚卸しや条件面を改めて見直す機会を得られます。
例えば、今までは経験してきた職種だけで考えていたが、「誰に何を売るか」を明確にし、未経験の領域に挑戦できる選択をするかもしれません。
エージェントは自分では知り得ぬ企業情報を持っているため、応募前に対策でき、応募後のミスマッチが減ると考えられます。ただ、希望条件を増やしすぎると紹介いただける範囲が狭まってしまうため、できるだけ最低条件に納めておくと良いと思います。
既卒の就活のやり方の手順4:応募する求人を選ぶ
給与額・勤務地・福利厚生などの情報だけでは、本当の求人選びとは言えません。表に見えている部分だけではミスマッチが起きてしまう可能性が高いと思います。
募集要項である程度の就業条件がみえると思いますので、この会社で成長できるか・自分が不安に思っている事を払拭できるかという視点で企業研究を行う事が大切です。
エージェントに登録しているようであれば、担当コンサルタントに企業情報を確認し、企業ホームページのIR情報で今後の事業計画等を知ることで面接でリアルな質問のやりとりに繋げていきましょう。
既卒の就活のやり方の手順5:履歴書・職務歴書の作成
応募書類はフリーフォーマットが多く、履歴書においては指定ファイルの可能性がありますので正確な情報を入力します。
職務経歴書の作成ポイントは「わかりやすさ」「見やすさ」です。学んできた・経験したことを明確に示すために、技術職などは文章ではなく表形式で作成する方もいらっしゃいます。
直近の経験を活かしたい場合は、逆年歴として直近からさかのぼる形式で作成し、スキル・強みを項目として設けて強調するのも良いと思います。作成したら第三者に見てもらい、読みやすいか理解しやすいかを指摘をもらうとより良くなると思います。
履歴書
- 氏名・住所・生年月日・連絡先
- 学歴・経歴(高校から現在までの学歴・経歴を記載)
- 免許・資格(保有している免許・資格を記載)
- 志望動機(応募先企業への志望動機を記載)
- 本人希望欄(入社時期や勤務時間などの希望があれば記載)
職務経歴書
- 職務要約(どんなアルバイトをどんな役割で行ってきたか概要を記載)
- 職務経歴(具体的な業務・成果(売上など)・意識していたことを記載)
- 自己PR(アルバイトなどの経験に基づく自分自身の強みと就職後活かせるスキルをアピール)
あわせて読む:【例文つき】既卒の履歴書の書き方の3つのポイント
あわせて読む:既卒だと職務経歴書はいらない?職歴がない場合の書き方を解説!
既卒の就活のやり方の手順6:面接
面接は一人で企業に出向き、企業の方との対話を通して自分をアピールします。ポイントは「対話」であることを意識できるかです。
就職しなかったのは本人に問題があったのではないか、採用してもすぐに辞めてしまわないかなど、あらゆる角度から質問がなげかけられます。その時、マイナスな部分に引っ張られることなく、自分がそこで力を発揮できる意欲があるかを伝えてください。
対話することは、ラフな会話をするという意味ではなく、相手が何を知りたいのかを意識して前向きに伝える事を意味します。
- 自己紹介
氏名、簡単な経歴、現在のアルバイトなどの活動、今後やりたいことなどを1分または3分程度で紹介 - 就職活動を始めたきっかけ
高校・大学卒業後就職しなかった理由、就職を希望するようになった経緯など - 志望動機
企業の魅力を感じた点、入社後やりたいことなど - 自己PR
アルバイトなどの経験に基づく自分自身の強みや、就職後その強みを活かしてどんな活躍ができるかなど - 今後のキャリアプラン
入社後にどんなことを成し遂げたいか、どうキャリアアップしたいかなど
あわせて読む:既卒の就活面接で聞かれること6選【回答例付き】
既卒の就活のやり方の手順7:内定・入社準備
面接を終えると、内定の通知がメールか電話で届きます。同時にいつから就業開始できるかを企業と調整する段階に入ります。
お勤め中であれば、勤め先に退職の意向を伝えて離職日を決定して就業開始日を確定します。この時、前職で有給消化中に次の会社の正社員として働くことはできませんので、開始日までは入社準備期間として過ごすようにしてください。
入社前に労働労働契約の書類や社会保険加入に必要な離職票・雇用保険被保険者証・年金手帳をそろえて準備しておきます。離職票は発行に時間がかかるため、前職から退職証明書をもらっておくと便利です。
既卒の就職を成功させる3つのコツ
既卒の就職を成功させるコツ1:スピード感
卒業後から早期で応募し、速やかなレスポンスの対応など、スピード感のある行動が成功への近道です。
理由は様々ですが、既卒者は卒業後の行動スピードが遅く、就職活動が後回しになる事があります。
特に、レスポンスの対応は早ければ早いほど印象はよく、意欲も伝わり、ポテンシャル採用にも繋がる可能性が高いです。
また、卒業してから時間を長く置かずに就職活動する事も良い印象になりますので、気になる求人があれば積極的に応募してみてください。
既卒の就職を成功させるコツ2:就職活動の軸
いざ就職活動をしようと思っていても、就職活動の軸が定まっていないと、業界や職種も選び辛いと思います。
「働ければどんな仕事でもいい」「ただ就職してみたいだけ」のような考えだと、面接の段階で見抜かれてしまうかもしれません。
一人の社員を採用するのに費用も時間もかかるため、採用担当も慎重です。
仕事を通して何を叶えたいか、自分が力を発揮できるのはどんな事か、お客様に感謝される仕事をしたいのか等、ご自身の就職活動の軸を決めておく事が転職の成功につながります。
既卒の就職を成功させるコツ3:応募書類準備
具体的に応募したい企業がなくても、履歴書・職務経歴書等の応募書類から準備することをお勧めします。
応募書類を準備しておくことで、改めてじっくり自分のことを分析でき、より納得度の高い書類が作成できるでしょう。企業側には応募書類の完成度の高さから真摯に就職活動に向き合えている事が伝わります。
また、作成した書類からは、PCのスキルやビジネスマナーを感じ取る採用担当も多いので、作り込まれた書類は、選考の通過率も上がると考えられます。
自力で作成するのが難しい場合は、就職支援機関で相談や添削をしてもらえます。
既卒の就活におすすめの転職エージェント
- えーかおキャリア:学歴・経歴不問の求人に特化!マンツーマンで徹底サポート
- キャリアスタート:既卒の就職支援実績が豊富
- リクルートエージェント:全国の求人が豊富!
既卒の就活におすすめの転職エージェント1:えーかおキャリア
えーかおキャリアは、既卒・第二新卒・フリーターなどの20代の就職支援に特化した就職エージェントです。
えーかおキャリアを既卒におすすめする理由は、専任のカウンセラーがマンツーマンで手厚くサポートしてくれるからです。
既卒の就職活動では、どんな仕事が自分に合うのかわからない、就職活動はどうやればいいのか分からない、自己PRでは何をアピールすればいいのか分からないといった悩みがあります。
えーかおキャリアでは、そんな既卒の方でも安心して就職活動を進められるよう、キャリアプランの整理、企業選定、履歴書・職務経歴書の作成と添削、企業ごとの面接対策をサポートしてくれます。
豊富な既卒の就職支援実績を持つカウンセラーが、あなたの性格や価値観を引き出して長期的に活躍できる就職先の提案や、自分では気づいていないような強みのアピール方法をアドバイスしてくれます。
初回の面談以外にもLINEで就職活動の悩みを気軽に相談することができるので、まずは相談してみてください。
特徴 | 20代のフリーター・既卒・第二新卒特化 |
こんな人におすすめ | ・就職先やキャリアプランについて相談したい ・就職活動のやり方がわからないのでプロにサポートしてもらいたい ・自分の強みのアピールの仕方が分からない |
エリア | 東京/千葉/埼玉/神奈川/愛知/大阪/京都/兵庫/福岡 |
- 既卒・第二新卒などの20代の就職支援に特化!
- 学歴・経歴不問の求人を紹介してくれる
- 既卒の就職支援実績が豊富
- 専任のカウンセラーがマンツーマンサポート
- マッチする社風と職場環境を考慮し、企業を紹介してくれる
- カウンセリングを通じて応募書類対策、 面接対策など幅広く就職活動を徹底サポート
- 自分では気づいていない強みを引き出し、自己PRのアドバイスをしてくれる
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えーかおキャリアを利用して既卒・フリーターからの就職に成功した利用者からは「親身になって相談に乗ってくれた」「2週間と短期間で就職できた」という評判がありました!
既卒ということもあり就職活動に不安を感じていましたが、最後まで親身に寄り添ってくれました。
書類の作成や企業様ごとの説明、対策などもとても丁寧にしてくれるので、安心して進めることができました。
今後も不安なことや悩みがあれば相談可能とのことで、とてもありがたいです。
未経験からの就職活動であったのですが、わずか2週間で内定を頂くことが出来ました。
担当の尾崎さんが内定を頂くことができるまで一緒に走ってくれたからこそ、私自身も最後まで駆け抜けることができたと強く感じております。心優しく親身になってくださった上に、私の気持ちをいつも確認しながら進めてくださったので、相談もしやすかったです!
面接対策にてお世話になった高橋さんもありがとうございました!高橋さんの丁寧な面接練習は本当に心強かったです。
この度は、2週間という短い期間ではありましたが本当にありがとうございました。お二人との出会いにただただ感謝です!(参照元):Googleの口コミより
えーかおキャリアの口コミはこちら
あわせて読む:えーかおキャリアの評判・利用者の体験談を紹介!
あわせて読む:えーかおキャリアの口コミ
既卒の就活におすすめの転職エージェント2:キャリアスタート
キャリアスタートは、20代の就職支援に特化した就職相談サービスです。
あなたにはどんな仕事が向いているか、長期的にどんなキャリアを希望するか親身になって相談にのってくれ、マッチ度が高い求人を提案してくれます。
また、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策は企業ごとに対策してくれ、自分では気づいていないような強みを引き出し、企業に魅力が伝わるアピール方法をアドバイスしてもらえます。
就業経験がないので就職できるのか不安、選考でどうアピールすればいいのかわからないという方におすすめです。
特徴 | フリーター・ニート・第二新卒特化 |
こんな人におすすめ | ・学歴・経歴不問の求人を探したい ・履歴書・職務経歴書の作成、面接対策を丁寧にサポートしてもらいたい! |
エリア | 全国 |
- 徹底した選考サポートをしてくれる
- 企業ごとに対策をしてくれる
- 履歴書・職務経歴書・面接でのアピール方法をアドバイスしてくれる
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キャリアスタートの口コミはこちら
あわせて読む:キャリアスタートの評判は?口コミから分かるエージェントの特徴を解説!
あわせて読む:キャリアスタートの口コミ
既卒の就活におすすめの転職エージェント3:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材紹介会社大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
リクルートエージェントは全国の幅広い業界・職種の求人をたくさん保有しているため、いろんな求人を見て選択肢を広げたいという人におすすめです。
既卒でも応募可能な求人を多数保有しており、既卒の就職支援実績も豊富です。
特徴 | 人材紹介会社大手のリクルートが運営 全国の求人が豊富 |
こんな人におすすめ | ・いろんな求人の中から自分に合ったものを紹介してほしい ・幅広い業界・職種の求人を紹介してほしい |
エリア | 全国 |
- 転職実績・求人数が豊富!
- 地方の求人も見つかりやすい
- 経験豊富なアドバイザーによるスピーディーなサポートが受けられる
- 職務経歴書・履歴書などの書類の添削、 独自に分析した業界・企業情報の提供、 志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれる
無料相談してみよう!
いろんな利用者さんを担当した体験談・経験値に基づいてアドバイスしてくれるので、客観的に判断できたと思います。何社かエージェント利用したのですが、担当する人との相性もかなり大きいと思います。今回、最終的に就職が決まったリクルートエージェントの担当の方はベテランの方で、私の身体的な問題も配慮しつつ、今後伸びていくだろうWEB業界に推し進めてくれました。将来図を具体的にプランしてくれたので、将来に対する不安が取り除かれたと思います。
(HRtable独自のアンケートより)
職場でやる気を持って仕事をする人がおらず、1日1~2時間サボっていても問題にならない部署だったため転職しようと思いました。当時、当方に社会人として実績がないことや景気が良くない時期であったので、求人数が少ない中、良い求人を紹介していただいたと思いました。もっと良い求人もありましたが、エージェントと会社について色々と相談できたことが良く、転職してみてやはり良い会社であったことから転職のプロに相談できたことが良かったです。また、実際の面接を想定して対策をしていただいたのも良かったです。
(HRtable独自のアンケートより)
面接練習などは違う担当の方にしてもらったり、アプリも使いやすかったり、リクルートエージェント事態はとてもよかった。
しかし、担当の方は女性で話しやすかったが、企業とのやりとりは他のエージェントに比べてフォローが少なかったように思う。当然のことではあるが、どのような担当に当たるかによって、どのように転職活動を進めるかもまったく変わると後からわかった。
(引用元:HRtable独自のアンケート)
あわせて読む:リクルートエージェントの口コミ
既卒の就職活動でよくある質問Q&A
- 既卒の就職に有利な時期はありますか?
- 既卒の就職に有利な時期は、秋採用の10月頃、中途採用の求人が増加する1月〜3月です。
既卒の採用は通年行っています。特に人手不足やポテンシャル採用をしたい企業が募集している傾向が強いと思います。そのため、いつでも既卒の就活は開始できますが、新卒枠で入社したい場合は、秋採用の10月頃から開始する事をお勧めします。
理由は、内定を保有していた学生が内定式前に辞退し、採用枠が復活するためです。
また、中途採用として入社する場合は年明けから求人が増加するため、1月から3月にかけて活動すると多くの企業と出会える可能性があります。
あわせて読む:既卒の就活時期はいつ?採用枠別の開始時期・入社時期を解説!
- 既卒とは何ですか?
- 既卒とは、最終学歴の学校を卒業してから正社員としての就労経験がない方を指すのが一般的です。第二新卒との違いは、正社員の就労経験があるかないかです。
既卒の年齢制限はありませんが、厚生労働省が卒業してから3年以内は新卒扱いにする事を推奨している※為、新卒扱いで就職するなら20代半ばまでが一つの基準となりそうです。(※参照:厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」)
- 既卒でも新卒採用に応募することは可能ですか?
- 既卒でも新卒採用に応募することは可能です。
既卒としての採用は、新卒枠と中途枠がありますが、職歴がないため新卒枠を狙う方が入社後の不安材料が減ります。
- 既卒職歴なしでも就職は可能ですか?
- 既卒職歴なしで就職できるの?と不安に思うかもしれませんが、高校や大学卒業後3年以内は実務経験よりも意欲やポテンシャルを重視して採用する新卒枠で募集することができるため就職は可能です。
厚生労働省の調査によると、令和3年度に新卒採用を行なった企業のうち、既卒者の応募が可能であった企業は69%でした。新卒採用よりも応募できる企業は減りますが、意欲やこれまでの経験で培った能力などをアピールすることで就職できるチャンスがあります。
- 既卒・職歴なしで大手やホワイト企業への就職は可能でしょうか?
- 既卒であっても大手・ホワイトと言われる企業に就職することは可能です。正社員の倍率は高いですが、契約社員・地域限定社員などの雇用形態もありますので、就職自体を叶える事はできます。学歴・スキル重視ではなく、研修体制も整っていることから、ポテンシャル採用の企業が採用している傾向です。
就業意欲の高さと吸収力があるかをみていますので、学生時代の経験や卒業後の活動・経験を誠実に伝つつ、入社後に挑戦したいことを積極的に伝えてください。
あわせて読む:既卒でホワイト企業に就職するには?就職先選びのポイントを解説!
- 既卒だと職務経歴書は必要ないですか?
- 基本的には既卒であっても職務経歴書は必要です。履歴書だけでは書類選考に通過することは難しいため、社会経験があるか・企業との接点があるか等を職務経歴書でアピールしていきます。
既卒は職務経歴がないという認識から、職務経歴書の提出をされない方もいらっしゃいます。しかし、卒業後に就業経験があれば、雇用形態にとらわれず記述して構いません。
就業経験がない方は、学生時代のアルバイト経験やインターンシップの経験等を含めて「何を学んだか」を記述してみましょう。
あわせて読む:既卒だと職務経歴書はいらない?職歴がない場合の書き方を解説!
- 面接で既卒になった理由を聞かれたらどう答えればいいでしょうか。
- 既卒になった理由を面接で聞かれた際は、マイナスな言葉は避け、事実を伝えつつポジティブにとらえて伝える事がポイントです。
卒業後すぐに就職せず既卒になった理由は、企業が気になるポイントですので面接で必ず聞かれます。
既卒は自分が納得した上で選択し、その時の自分に必要だった事をまず伝え、後悔や反省点は次への一歩である事をアピールしましょう。
そして、面接官に既卒となった事に「迷い」があることを伝わらないようにしてください。自分自身が納得できていないと、迷いや後悔が伝わり、会社に定着しないと思われてしまうかもしれませんので自己認識をしっかりと行いましょう。
- 既卒で職歴がないのですが、自己PRでは何をアピールすればいいでしょうか。
- 既卒の自己PRでは、卒業後に行った活動や経験についてアピールしてみましょう。
既卒者に対して企業が重要視するのは、社会性です。職歴がなくても、教育機関を卒業した後、どのような体験・経験をしてきたのかに注目します。
資格取得の為に勉強していた・アルバイトを継続していた・留学していた等理由は様々ですが、その経験から身についた強みはどんなことかを伝えてください。
あわせて読む:既卒の自己PRの書き方のポイントを例文付きで解説!
- 既卒で就職しやすい業界・職種はありますか?
- 既卒の方は未経験でも始めやすい職種や積極的に採用を行っている業界・職種だと就職しやすいです。
具体的には、以下のような業界・職種があります。
- 業界
- 製造業
- 飲食業
- IT業界
- 職種
- 営業職
- 販売職
- 事務職
- 介護職
業界・職種には向き・不向きがあるので、詳しい業務内容やどんな人に向いているかなどを就職エージェントに相談するといいですよ!
あわせて読む:フリーター就職におすすめの職種10選|就職先選びのポイントを解説!
- 既卒の就職に有利になる資格はありますか?
- サービス業・技術職・オフィスワークで就職に有利となる資格として、「ビジネスマナー実務マナー検定」「サービス接遇検定」「TOEIC」「日商簿記」「ITパスポート」「基本情報技術者試験」「電気工事士」があります。
資格名 | 概要 |
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ビジネスマナー実務マナー検定 | 社会人として職場で働く際のマナーや接し方、適切な行動や判断についてを身につける事ができます。保有しているだけで社会人基礎力のアピールになります。 |
サービス接遇検定 | 多くの業界で必要となる接客・サービスに必要な技術やマナーを習得することができます。知名度は低いですが、人と接する仕事においては知っておくとよい知識が得られます。 |
TOEIC | 英語力を鍛え、それを結果として知り得て他者に表現することができます。外資系・グローバル志向の企業には良いアピールになります。 |
日商簿記 | お金の流れを学ぶための3級、実務に活かせる2級と段階を踏んで取得することをお勧めします。オフィスワークで活かせる場面は多いので、大変人気の資格です。 |
ITパスポート | 職業人として備えておくべき情報技術に関する共通的な基礎知識を習得できます。ITを導入している業界も増えているため、ITリテラシーの高さをアピールできるため人気の資格です。 |
基本情報技術者試験 | 情報処理システムの開発及び活用に必要な共通的基礎知識及び基礎技能がみにつきます。試験範囲も広く、IT企業で新入社員がまず目指す資格です。ITエンジニア職を目指したい方にむいています。 |
電気工事士 | 電気関連の工事を支える仕事に活用でき、住宅や工場・施設などのさまざまな建物や、電気が安全に使用できるように工事をしたり管理を行います 。検定の種類によって難易度も異なります。 |
あわせて読む:フリーターからの就職におすすめの資格8選|取得しやすい・就職に役立つ資格を紹介!
既卒の就職活動は転職エージェントを活用するのがおすすめ!
この記事では、既卒の就職活動のやり方について解説しました。
就職活動を始めるなら、転職エージェントに登録し、求人の紹介や就職活動の進め方のアドバイスをもらいながら進めるのがおすすめです。
まずはマンツーマンで丁寧にサポートしてくれるえーかおキャリアに相談してみてください。
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あわせて読む:既卒向け転職エージェントのおすすめ18選|評判を比較!