子育てママが時短勤務に転職するのは厳しい?転職方法を解説!

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  • 子育てママが時短勤務に転職するのは厳しい?
  • 時短勤務に転職するにはどうすればいいの?
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー

以上のような疑問を持つ方に向けて、この記事ではグローバルキャリアカウンセラーの筆者が、時短勤務の転職が厳しい理由や時短勤務のメリット・デメリットについて解説します。

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上川秋葉

佐賀県出身。高校卒業後、ニューヨーク州立大学へ留学。会計学を専攻し大手監査法人(ニューヨーク支店)へ就職。キャリア変更し、東京で外資系企業の人事を経験し、大手人材会社へと転職。現在は、ニューヨークで、2児の子育てしながらフリーランサーとして活動中。趣味はランニング、登山。富士山3回登頂。2022年にフィラデルフィアで初マラソンへ挑戦予定。資格:英検1級、TOEIC 910点、グローバルキャリアカウンセラー

当サイトは、有料職業紹介(許可番号:13-ユ315371)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社かけるが運営しています。

子育てママが時短勤務に転職するのが厳しい理由

子育てママが時短勤務に転職するのが厳しい理由:入社後すぐに時短勤務ができる企業が少ない

一般的に入社後すぐに時短勤務ができる企業は少ないのが現状です。就業規則により「入社後1年からの適用」とする企業が多く、入社後すぐに時短勤務を条件とした転職は難しいのが現実です。

厚生労働省からも、入社1年未満の労働者については、短時間勤務制度の適用除外とすることが認められています。

時短勤務の除外令
参照元:育児休業・短時間勤務制度|厚生労働省

時短勤務はすでに雇用されている社員を対象とした制度という認識が強く、企業側からすると時短をするならばパートや契約社員を採用する方がコストがかからないからです。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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また、入社後は新しい仕事を覚えるために勤務時間が通常よりも長くなることも考えられますので、時短勤務を容認するには企業としてもハードルが高いところです。

子育てママが時短勤務に転職する方法

子育てママが時短勤務に転職する方法1:時短勤務可の正社員求人に応募する方法

子育てママが時短勤務に転職する方法の一つ目は、転職サイトや転職エージェントを活用して、時短勤務可能の求人を探し、応募する方法です。

すぐに時短勤務が可能な求人は少ないため、複数社の転職サイトや転職エージェントを活用することがポイントになります。

また、入社後すぐに時短勤務が難しい場合も、在宅勤務やフレックスタイム制があり、子育てと両立しやすい会社を選ぶという選択肢もあります。

転職エージェントを活用すれば、入社後すぐに時短勤務が可能な企業の紹介や、入社後3ヶ月後や半年後に時短勤務が可能となるよう条件交渉をしてくれることがあります。

時短勤務の会社への転職には、女性の転職支援実績が豊富なアデコに相談してみましょう!

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子育てママが時短勤務に転職する方法2:時短勤務可の派遣求人に応募する方法

2つ目の方法は、時短勤務可の派遣求人に応募する方法があります。

派遣であれば、「時短勤務可」「6時間勤務」が豊富にあり、入社後すぐに時短勤務で働ける確率が高いです。

時短勤務が可能な求人を探すなら、大手で求人数が豊富な派遣会社テンプスタッフへの登録がおすすめです。

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子育てママが時短勤務で働くメリット

子育てママが時短勤務で働くメリット

子育てママが時短勤務で働くメリット1:子育てと両立しながら働き続けられる

時短勤務で働く場合、保育園のお迎えや、通院などの時間をしっかり確保できることがメリットの一つです。

定時で帰宅ができるために、保育園のお迎えに間に合わなくて退社前にバタバタと仕事を終わらせたり、仕事が終わっていないのに帰宅する罪悪感など、精神的な疲れが緩和されます。

子育てママが時短勤務で働くメリット2:正社員で働ける

正社員でフルタイムで働く場合は、通常所定労働時間が8時間ありますが、時短勤務だと正社員でありながら、労働時間が6時間だということがメリットです。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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フルタイムで働くことが厳しくても、正社員の雇用形態を保てることは、キャリアを築く上でも、とても重要になってきます。

子育てママが時短勤務で働くメリット3:子どもとの時間を確保できる

フルタイムと比べて、子どもとの時間を確保できるのも時短勤務のメリットの一つです。

子供が小さければ小さい程、一日いちにちの成長の変化が大きく、育てる喜びを感じる、幸せの時間が多いものです。そんな時に子供と一緒に成長できる時期はかけがえのない時間です。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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また、子供はよく病気になります。そんな時の通院などでもフルタイムではとても負担になります。時短勤務を使って得る子供との時間と精神的な余裕は子育てしている家庭ではとても貴重なものです。

子育てママが時短勤務で働くデメリット

子育てママが時短勤務で働くデメリット

子育てママが時短勤務で働くデメリット1:手取り額が減る

時短勤務の一番のデメリットはやはり、手取り額が減ることです。年収に見込み残業額が含まれている企業であれば、より時短勤務による手取り額の減収を感じることになるでしょうか。

時短勤務の勤務時間は6時間なので、フルタイムで8時間勤務した時よりも不足時間分の25%の給与が減額になるイメージです。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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具体的にどれぐらい減額になるのか、基本給が25万円の場合を計算式に当てはめてみてみましょう。

基本給25万円(手当なし)の場合の基本給に含まれる月の労働時間は以下の通りです。
所定労働時間8時間×所定労働日数20日=160時間

時短勤務にした場合は、
所定労働時間6時間×所定労働日数20日=120時間
となります。

ですので、時短勤務をした場合の基本給は、

基本給(250,000円)×実労働時間(120時間)÷所定労働時間(160時間)=187,500円

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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以上のように、基本給25万円(手当なし)から時短勤務に変更した場合、250,000円ー187,500円=62,500円と、月々62,500円の減額になります。

子育てママが時短勤務で働くデメリット2:ボーナスが減る場合がある

企業によって違いますが、ボーナスは基本給に乗じて計算されることが多いです。そのため、基本給が減額になると、それに応じてボーナスの減額もあり得ます。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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時短勤務によるボーナスの取り決めは、企業の就業規則によって違います。時短勤務を決める前に、しっかりと就業規則に目を通しておきましょう。

時短勤務で働くデメリット3:キャリアに影響する可能性がある

時短勤務にすることによって、キャリアに影響する可能性があることもデメリットの一つです。

時短勤務では残業はできませんし、労働時間が減ることでパフォーマンスに影響がある場合もあります。

また、管理職監督者は、労基上は所定労働時間が適用外になることもあり、時短勤務の適用をしなくてもよい、となっています。すでに管理監督者で時短勤務をする場合は、上司や人事としっかりと話し合いを持って、お互いの理解を共有することが大切になってきます。

上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
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ただし、女性管理職の登用が推奨される中、企業は社員が時短勤務を選択しやすい制度を明確に提示する必要があります。

時短勤務可能な求人を紹介してくれる転職エージェント

時短勤務可能な求人を紹介してくれる転職エージェント:アデコ

アデコ

アデコの公式HP画像

アデコは、女性に人気の事務職や営業職、サービス、IT系の転職に強く、女性の転職支援実績が豊富です。

専任のコンサルタントが丁寧にヒアリングし、ライフスタイル重視の方、キャリアチェンジを求めている方など、それぞれの価値観に合わせた理想の職場を提案してくれます。

  • 女性が働きやすい会社を紹介してほしい
  • オフィスワークへの転職を検討している方
特徴事務・営業・サービス・ITに強い!
エリア全国
メリット
  • 女性の転職支援実績が豊富
    • 女性に人気の事務職や営業、サービス、IT系の求人が豊富!
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時短勤務可能な求人を紹介してくれる転職エージェント:リアルミーキャリア

リアルミーキャリア

リアルミーキャリアの公式HP画像

リアルミーキャリアとは、仕事と育児を両立したい首都圏のワーママ向けの転職エージェントです。

時短勤務の求人や育児と両立しやすく、やりがいのある仕事ができる会社を紹介してくれるので、「今の会社では子育てと両立しながら働くことができない」「時短勤務で働いているものの、仕事にやりがいを感じられない」と感じている方におすすめです。

特徴ワーママ向けの転職エージェント
こんな人におすすめ・首都圏の仕事と育児を両立しやすい求人を紹介してほしい
・時短勤務の求人を紹介してほしい
・ワーママの悩みを相談しやすいエージェントを利用したい
エリア1都3県
メリット
  • 首都圏のワーママの転職支援に強い!
    • 子育てと両立しやすい時短勤務・在宅勤務の求人が豊富!
    • 産休・育休復帰後の転職支援も豊富!

無料相談してみよう!

時短勤務可能な求人を紹介してくれる派遣会社

ランスタッド

ランスタッドは、事務・オフィスワークの派遣求人に特化した転職サイトです。未経験OKの求人や在宅ワークが可能な派遣求人を保有しています。

来社不要で登録ができ、登録後のやり取りはLINEで簡単に行うことができます。

ランスタッド経由でお仕事を始めると、国内20万ヶ所以上の対象施設を、お得な料金で利用することができる優待サービスや産前産後休暇や育児休暇など、福利厚生などが充実しているのも嬉しいポイントです。

  • 事務職の派遣求人を探したい方におすすめ
  • ステップアップとして未経験から事務職に挑戦したい方におすすめ
特徴事務・オフィスワークの派遣求人に特化した転職サイト
エリア全国
メリット
  • スキル・希望条件に合わせた派遣求人を紹介!
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    • マッチする社風と職場環境を考慮し、企業を紹介してくれる
  • 簡単に登録・やり取りができる!

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他にもおすすめの転職エージェント、派遣求人サイトを知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。

あわせて読む:時短勤務可能な求人を紹介してくれる転職サイト・エージェント【おすすめ5選】

子育てママの転職でよくある質問Q&A

在宅勤務ができる会社に転職したいのですが、どうやって探せばいいですか?
最近の求人では在宅勤務の有無を掲載している企業が多くあります。
在宅勤務が転職の際に必要な条件でしたら、在宅勤務有りの求人に応募してください。フルリモートが可能な職種もあります。
また、非公開求人もありますので、女性やワーママに特化した転職エージェントを使うのも有効です。
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー

トレーニングや研修は出社する必要が合ったり、企業によってさまざまですので、自分に合った働き方を見極めて転職活動をしてください。

あわせて読む:ワーママが在宅勤務ができる会社に転職するには?|おすすめの職種・転職エージェントを紹介!

転職で後悔しないか不安です。
ワーママが転職して後悔するパターンは、①求人票を鵜呑みにしてしまった、②ワーママがいない職場だった、③「やりがい」がない職場だったなどです。そのため、譲れない条件と妥協できる条件を明確にした上で、慎重に転職先を選ぶことがポイントになります。
HRtable編集部
HRtable編集部

以下の記事では、転職経験のあるワーママの実体験をもとに、ワーママが転職で後悔しないための転職先選びの3つのポイントを解説しているので、あわせて読んでみてください。

あわせて読む:ワーママが転職で後悔しないための転職先選びの3つのポイント

ワーママだと転職は難しいでしょうか。
ワーママの転職は条件に合う求人が少ない、子持ちであることで不利になりやすい、家事・子育て・仕事と転職活動の両立が難しいといった理由で転職が難しいと感じる方も多いです。しかし、ワーママだからといって転職できないことはないです。
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー
上川秋葉/グローバルキャリアカウンセラー

条件に合う求人が少ない場合は、条件の優先順位をつけてください。

そして、自分のスキルや知識が即戦力になること、しっかりとした志望動機があるなど、他の候補者と差をつけれるように面接の準備を怠らないようにしてください。

あわせて読む:ワーママの転職が難しい3つの理由|子育て中の転職活動のコツを徹底解説!

転職するか迷う場合はどうすればいいでしょうか。
転職するか迷った時は、キャリア相談サービスや転職エージェントに相談するといいでしょう。ワーママが転職することによって子育てと両立しやすくなるメリットもありますが、給与が下がるなどデメリットも考慮しなければなりません。プロに相談することで、転職すべきかどうか方向性が見えてきますよ。

子育てママの時短勤務への転職は転職サイトを活用しよう!

この記事では、子育てママが時短勤務で転職するのが厳しい理由と時短勤務で転職する2つの方法、時短勤務のメリット・デメリットついて解説しました。

HRtable編集部
HRtable編集部

今回紹介した以下の3社の転職サイトを活用して時短勤務の求人を探してみてください!

子育てママ向けの転職サイト

あわせて読む:子育てママ向け転職サイト12選|ワーママにおすすめ!