- アパレル業界へ転職したいけど、どんな質問をされるの?
- どんな回答をすると採用されやすいの?
こんな風にお悩みではないですか?
この記事では、アパレル業界で10年間働き、ステップアップしながら5つ以上の職種を経験した筆者が、アパレル業界への転職で面接時に良く聞かれる10個の質問と回答例を紹介していきます。
アパレル業界での勤務経験を活かして、私も監修およびコメントをさせていただきます!
ぐーこ
10年間アパレル業界で販売、店長、販促、マネージャー、商品企画、MDと多岐の業務を経験。パートナーの転勤を機に退職し、事務職へ転向。2度の出産を経て、現在は在宅で働きながらライター兼ブロガーとして執筆活動中。
奥山英里
東京都在住。名古屋の私立大学卒業後、大手アパレル会社に総合職として就職。新卒入社からセレクトショップにて店頭接客をメインとした販売員として勤務。店舗主体の販売計画や予算設定、在庫管理などを経験し5年目には新店立ち上げメンバーとして都内の店舗に勤務。現在はVMDやSNS発信など店舗運営に携わる。
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アパレル業界の面接でよく聞かれる質問・回答例
- 志望動機を教えてください。
- 過去に接客経験はありますか?
- 今日のコーディネートのポイントは?
- 将来的にどのポジションで働きたいですか?
- 店舗を実際に見たときの印象や気付いたことがあれば教えてください。
- 前職の退職理由を教えてください。
- 土日、祝日の出勤はできますか?
- 弊社以外で好きなブランドやファッションはありますか?
- 自己PRをお願いします。
- 最近のアパレル業界についてどう思いますか?
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問1:志望動機を教えてください。
他の会社ではなく、なぜ志望先のブランドでなければいけないのかを盛り込むようにしましょう。
具体的なエピソードがあるといいでしょう。
御社を志望した理由は、トレンドを取り入れつつも他にはないデザインが魅力で、もっと沢山の方にブランドを広めたいと思ったからです。
○○のブランドの服を着ていると必ず「今日の服おしゃれだね、どこの?」と聞かれます。
他の人と被らないおしゃれができ、御社の洋服を着ると自分に自信が持てる気がします。
今までアパレルの経験はありませんが、飲食店で3年働いた経験で得た接客の基本やコミュニケーション力を活かして、売上に貢献したいと考えています。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問2:過去に接客経験はありますか?
アパレルへの転職の場合、まずは店頭で接客を経験してからという事がほとんど。
そのため別業種でも接客経験があるかを見られています。
接客未経験でも今までの経験で活かせる事をアピールしましょう。
はい、過去に3年ほど飲食店でホールとして接客経験があります。その時に接客の基礎やお客様とのコミニケーション力が身についたほか、忙しい時でも店内全体を見て今何をするべきなのか、優先順位をつけながら行動する力が身につきました。
また、1年ほどはホールリーダーを担当しており、他のメンバーへの指示や新人教育、店長が不在の時は代理で責任者として店舗を運営しておりました。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問3:今日のコーディネートのポイントは?
応募者がどれくらいファッションが好きかを見ています。応募先ブランドの服を持っていない場合でも、ブランドイメージとかけ離れたコーディネートは避けるようにしましょう。
御社のブランド○○で購入したジャケットを主役に、秋を少し先取りして色使いで季節感を出したところがポイントです。
私は洋服も大好きですが、アクセサリーを集めるのも好きで、自分を演出するアイテムのひとつだと考えています。
今日は少し大きめのピアスとネックレスで個性を出した事で、私らしさを出せたと考えています。このピアスは海外の○○というブランドのものですが、御社のイメージにも合うと思い本日はこのアクセサリーを選びました。
大手アパレル勤務 奥山英里さんのコメント
応募先のブランドの服を着ていなくても、近い雰囲気でコーディネートする必要があります。ブランドの公式サイトなどをみるとキーワードが掲げてあるところも多いのでそこを参考にすると良いでしょう。例えば、モードというキーワードが載っていると可愛らしいアイテムよりも、かっこいいパンツスタイルでコーディネートしてみるなど工夫してみてください。大手アパレル会社だといろんなテイストのブランドがあります。その人のイメージは配属先にも関わってくるため、行きたいと思うブランドに寄り添ったコーディネートが必要です。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問4:将来的にどのポジションで働きたいですか?
これは将来のキャリアプランを知るための質問です。
販売職の応募なのに「デザイナーになりたい」などの回答は、マイナスの印象を持たれかねません。
応募職種と一貫性を持たせた回答をしましょう。
まずは飲食店での接客経験を活かし、御社のブランドをよりお客様に知っていただく事に加え、店舗の売上に貢献できるよう販売員として成長したいと思います。
その後経験をしっかり積んだら、店長としてスタッフの教育や売上を取るための戦略を考えたりと店舗運営に携わることが私の目標です。
飲食業界で働いていた際に、リーダーとしてメンバーをマネジメントしていた経験を活かして、いずれはエリアマネージャーやSVにステップアップしたいと考えています。
アパレル業界のキャリアプランの考え方、転職面接での答え方について知りたい方は、以下の記事も読んでみてください!
あわせて読む:【例文付き】面接でのアパレルのキャリアプランの考え方・答え方の3つのポイント
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問5:店舗を実際に見たときの印象や気付いたことがあれば教えて下さい。
応募者の志望の本気度を見るための質問です。
面接がオンラインだとしても、一度は近くのショップを見に行ってみましょう。
渋谷店が特に好きでよく足を運ぶのですが、店鋪もスタッフの方もいつも洗練された雰囲気で、特にインポートのブランドや雑貨のコーナーの他にはないおしゃれな雰囲気は、御社のブランドイメージそのものだと感じています。
2度ほど日中に段ボールが店頭の目立つ場所に置きっぱなしになっているのを見かけたことがあり、少し気になりました。
忙しい時間帯だったりと理由があるのだとは思いましたが、ショップのイメージが素敵なだけにもったいないなと感じました。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問6:前職の退職理由を教えてください。
これは応募者が長期的に働いてくれる人材かを見るための質問です。
給料や人間関係などマイナスな理由だけを答えてしまうと、また同じようなことで辞めてしまうのではという印象を抱いてしまいます。
志望動機やキャリアプランと一貫性を持たせることもポイントです。
現在○○業界で事務として働いておりますが、取引先とのやり取りはあるものの、事務的な会話がほとんどのためもっとお客様とお話しできる仕事がしたいという思いがずっとありました。
過去に飲食店で働き接客が楽しかったことや、御社のブランドの服を着ることで気持ちが前向きになったという私自身の経験から、洋服でお客様を笑顔にしたいという思いが消えず、転職を決意いたしました。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問7:土日、祝日の出勤はできますか?
特に販売職は土日や連休が繁忙期のため、毎回休み希望を出されると採用が厳しいのが現実。
難しい事情がある場合は理由を説明した上で、状況に合わせて柔軟に対応できる姿勢を見せましょう。
職種柄、土日や祝日が忙しいのは承知しておりますので出勤は問題ありません。
残業も対応可能です。
ただ祖母が高齢で施設に入っており、毎月家族と調整してお見舞いに行っているため、どこか土日のどちらかで月に1回お休みをいただければと思っております。
どのタイミングでも構わないため、お店の状況に合わせてその都度相談させていただければと思っております。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問8:弊社以外で好きなブランドやファッションはありますか?
本当に自社ブランドのテイストに合ったファッションが好きなのか、競合他社も含めた企業研究がされているかを確かめるための質問です。
応募先と全く違う系統のブランドはあげない方が説得力が出ますよ。
御社のブランド以外ですと、○○や○○の洋服も好きでよくお店をチェックしています。
どちらも女性らしさの中にもモード感がある部分が好きなポイントですが、御社のブランドはより大人の女性の格好良さが表現されていると感じるので、一番御社の○○が好きなブランドです。
私自身甘さが全面に出過ぎる服よりもモード感を取り入れた服の方が好きなのですが、御社が以前○○のブランドとコラボレーションしたシリーズは特に好きで色違いで購入しました。
大手アパレル勤務 奥山英里さんのコメント
こちらはアパレルならではの質問だと思います。この質問ではどんな服装が好きなのか、どんな感性を持っているのかが表れます。答えを1つに絞る必要はありませんし、好きなブランドに関しては応募先のブランド以外でも大丈夫です。しかしなぜそのブランドが好きなのか、どこが魅力的なのかなどまとめておくと良いでしょう。また、雑誌にもさまざまな系統があり、ブランドのターゲットを雑誌で決めることもあるため、そのブランドイメージに近い雑誌を選ぶとよいでしょう。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問9:自己PRをお願いします。
単に自分の強みをアピールするだけではなく、応募先の企業がどんな人材やスキルを求めているかをしっかり研究した上で自己PRを組み立てるようにしましょう。
私の強みはコミュニケーション力があることです。
以前飲食業界で働いていた時は、初めて来店されたお客様にも自然に話しかけて盛り上がることがよくありました。
お客様が注文したものや話した内容などをメモしておき、名刺を渡して名前を覚えてもらうことで再来店いただける方も増え、リピーターの売上が3割から5割まで上がったという実績があります。
それに伴い、天気が悪い日や週末以外でも売上が安定して毎月の予算達成につながりました。
アパレル業界の面接でよく聞かれる質問10:最近のアパレル業界についてどう思いますか?
業界の最新情報をチェックできているかを知る意味合いがあります。
ただ情報として伝えるだけではなく、自分の意見も添えるといいでしょう。
ファッションとメタバースの融合について注目しています。
海外ブランドや国内の商業施設でもNFTへの参入が進んでいますが、もっと広がるとよりファッションの選択肢が広がることはもちろん、自分の体型に近いアバターを作ることでネットで服を購入するときのデメリットだった試着ができない問題を解決できるのではと考えています。
アパレル業界のDX化が遅れていると言われていますが、メタバースとの融合が広がることでDX化が進むと、アパレル業界もさらに盛り上がるのではないかと思います。
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