- 「物流総合職はきつい」って言われたけど、どうして?
- 物流総合職として働いたことのある人の声を聞いてみたい!
このような方に向けてこの記事では、「物流総合職はきつい」と言われる理由や仕事のしんどい部分について、実務経験者の声も交えながらご紹介していきます。是非参考にしてみてください!
物流総合職がきついと言われる理由
物流総合職として働いた経験者がある方にアンケートをとったところ、「物流総合職はきつい」と言われるのには4つの理由があることが分かりました。
実際に物流総合職として働いたことのある方の声をご紹介していきます!(表記している年齢は、回答者様が転職された時のものです。)
物流総合職がきついと言われる理由1:コミュニケーションが大変
物流事務の仕事では、様々な人とコミュニケーションをとる必要があるという点が特徴的です。
物流事務として仕事をするうえでは、職場の人々や取引先だけでなく、ドライバーなど物流に携わる様々な人とやりとりをしながら仕事を進めなければなりません。「外国の方の配属も多く、現場と管理職の衝突が絶えなかった」という体験談もいただきました。
物流総合職の仕事を通してコミュニケーションにストレスを感じる方も多いようです。
クレーム対応にも神経を使ったという声もありました。コミュニケーションに尻込みしてしまう人には大変な仕事かもしれませんね。
ドライバーさんは優しい方もいればいかつい方もいるので、人になれるまでが大変でした。どこもそうですが上司によっては事務所の空気がかなり変わります。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
倉庫運用もしていたので、倉庫作業員の安全を守るのも仕事です。その為、大手含め配達作業員が横柄だったり、できないと伝えてる所を無理矢理押し付けてくる人が少なくなかったので、元当社のルールを配送会社に理解してもらえないところがつらかったです。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
物流総合職がきついと言われる理由2:タフさが必要
物流総合職の仕事にはタフさが必要であるということが特徴として挙げられます。
物流総合職として働くうえでは、事務作業はもちろん現場に出て作業をする可能性もあります。独自アンケートでは「体力を使ったりする、本来自分の仕事でないことにかりだされた」という声もいただきました。
また、「ベンチャー企業でもあったので空気感が独特です。言葉では言い表しづらいですが、割とアクティブなマインドがないとしんどくなります」という体験談も見受けられました。
職場ごとの違いはあれど、物流総合職は体力や精神力におけるタフな部分が求められる仕事であると言えそうです。
物流総合職をデスクワークのみの仕事だと認識するのは危険です。
自分が仕事していた時は事務作業がメインでしたが、休みが不規則で、時には事務仕事だけじゃなく、現場の仕事を、することもたびたびありました。現場作業に手伝いに行ったときは時間も定時にあがれず、残業が多かったです。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
事務職でしたが、出荷状況によっては作業に参加しなければならず、自分の業務以外の負担が大きかったです。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
「昼休みも連絡は割と来るので休んだ気がしませんでした」という声もありました。タフさに自信がある方でないと、仕事をしんどいと感じてしまうかもしれませんね。
物流総合職がきついと言われる理由3:覚えることが多い
物流総合職の仕事では多くの場合、取り扱う物品の用語や専門知識を覚える必要がでてきます。日常生活で使うことのない知識も多いことが予想されます。その場合、仕事の時間外にも自主的に勉強をしないといけなくなるかもしれません。
職場によっては、覚えることが大量にあるという点が仕事のきつさに繋がるようです。
アイテムが細かいのと、中国への輸出だったのですが、アイテムによって中文表記が必要であったり細かい指示があり大変でした。船積書類もアイテムが細かいのと、型式チェックなど人の目で見ての作業が多かったため、倉庫納入後から書類作成までがとても大変でした。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
好みや興味から外れたことを覚えないといけなくなったら、精神的にも苦痛を感じてしまうかもしれません。
物流総合職がきついと言われる理由4:給料に対する不安・不満がある
求人ボックス(2024/3/14時点)によると、物流管理の平均年収は約423万円です。日本人の平均給与は443万円(令和3年分民間給与実態統計調査 / 国税庁より)なので、物流総合職の平均年収は日本の平均年収と比べると低い傾向にあることが予想できます。
また、物流業界はこの先も右肩上がりになるとされている業界ですが、世情に大きく左右される業界でもあります。大変な側面も多い仕事であることも手伝って、物流事務の給料に対する不安や不満の声も多く見受けられました。
少なく感じていたので、副業で接客業をしていました。まだ若かったので出来ましたが、今考えるとよくやったなと思います。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
世界情勢に業績が左右されてしまい、ボーナスや給与が不安定でした。また会社の役員たちは基本的に従業員に興味がなく、一般社員の意見が上層部に届いていても、反映、考慮されることは、ほとんどありませんでした。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
新卒で入ったので、それぐらいかなと思っていましたが、残業を毎月しても、残業代が全然入ってなかったので安いと思いました。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
「残業代が入らない」「意見が反映されない」といった自分の仕事が正当に評価されない環境の場合、さらに不満が募ってしまいますね。
物流総合職のやりがいとは
「きつい」と言われることもある物流総合職ですが、物流総合職としての実務経験がある方から仕事のやりがいについても教えていただきました。
それぞれご紹介していきます!
物流総合職のやりがい1:コミュニケーション能力を磨ける
物流事務の仕事では様々な職種の人と関わる必要があります。そのため、プライベートでは関わらないような人との交流の場を設けて関わり方を学ぶことができるかもしれません。
接する人の幅が広がったことやコミュニケーション能力の伸びを実感できると、仕事に対してやりがいを感じられるのではないでしょうか。
いろんな人がいるので人との関わり方を身につけれると思います。特に癖のある人や怖い人に対しての接し方を身につけられる。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
怖いと思っていた人とも話せるようになると、なんだか嬉しくなりますよね!成長を実感できる貴重な機会を得られるかもしれませんね。
物流総合職のやりがい2:自分の仕事の成果が分かる
物流総合職の仕事は、比較的自分の仕事に区切りを見出せる仕事であり、仕事の成果を目で見て実感できる仕事でもあると言えます。
達成感を得られるタイミングが定期的にあるため、仕事ができたという実感をやりがいに繋げられると考えられます。
発注をうけて商品をうごかす指示をだすこと、大量の荷物が運ばれていくのを見るのは、意外と楽しかったです。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
大変なことや細かいことが多いですが、通関書類を作成し終わり、無事船積みが完了するととても達成感があります。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
どの仕事も同じですが、部署的に問い合わせ対応なので、課題解決した時はやりがいを感じました。自社システムを理解するのは難しかったですが、ECサイトとの紐付けがうまくいった際は顧客と喜び合いました。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
自分なりの目標や力を入れたいところを見つけることができれば、より達成感を得やすいのではないでしょうか!
物流総合職のやりがい3:人の役に立っていると実感できる
物流事務の仕事を通じて人の役に立っている実感ができると、仕事に対するやりがいを感じられるかもしれません。
人の役に立っている実感を得られる仕事は意外に限られます。感謝を向けられる仕事ということで、この点を物流事務のやりがいとして挙げられる方が複数いらっしゃいました。
そもそも物流自体、人々の生活を支えていますよね!
来客されたお客様の中にも気さくで優しい方もいらっしゃり、そういう方に優しい声をかけられたり褒められると頑張ってて良かったと思えます。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
ものを届けるということが当たり前にできるサポートをすることに責任はあるものの、感謝されると嬉しいとやりがいを感じる。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
物流総合職のやりがい4:経験を自信に変えられる
「きつい」と言われることもある、大変な側面も多い物流総合職ですが、だからこそ仕事での経験を自分の糧にすることができます。
働く時間を自分の下積みの時間だと考えたり、物流総合職としての経験をスキルアップ・キャリアアップに活かそうとしたりしたときに、物流総合職の仕事にやりがいを見出した方もいるようです。
現場や管理の面で臨機応変に対応できるチカラが自然に身に付くので若いうちは下積みにちょうど良いと思いました。
(引用元:HRtable独自のアンケートより抜粋)
「やりがいは特になかったです」という声もあったほど向き不向きがしっかりある仕事なので、経験をどのように活かすかという方向で考えてみるのも一つの手だと考えられます!
物流総合職を辞めたいと思った時の対処法
具体的には、以下の手順で転職・退職の準備を始めます。
- 転職活動を始める(求人探し→応募→選考)
- 具体的な退職日を決める
- 退職の意思を伝える
在職中に転職活動を行い、転職先が見つかってから転職するのがおすすめです。
なぜなら、退職した後もなかなか転職先が見つからないと、焦って転職先を決めて後悔してしまうからです。
さらに、転職先が決まっていることで、引き止められるリスクも減り、スムーズに辞めることができますよ!
転職活動の第一歩として、まずは求人探しから始めましょう。
次は、物流総合職からの転職におすすめの仕事を紹介します。
物流総合職からの転職におすすめの転職先4選
物流総合職を辞めた後のおすすめの転職先についてご紹介します。
- IT企業の事務全般
- 一般事務
- 総務
- 秘書
物流総合職からの転職におすすめの転職先1:IT企業の事務全般
物流総合職の事務経験を活かして、異業種の事務職に転職するのもおすすめです。
IT企業の事務なら若い会社が多く、整ってないものの幅広い業務を任せてもらえる上に将来性もあり、アットホームな会社が多いです。
ただし、会社によって大きくカルチャーが違い、合う合わないがあるのでしっかりと見極めが必要です。
物流総合職からの転職におすすめの転職先2:一般事務
一般事務は、専門性は低いものの、物流総合職のように突発的なトラブルで振り回されることは少なくルーティンもある程度決まっていることが多いです。
また、残業も少なく、ワークライフバランスが取りやすいのも魅力の一つです。
一般事務も専門性がそこまで高い訳ではありませんが、経理寄りの仕事があったり、ルーティンが決まっていたりして働きやすいです!
物流総合職からの転職におすすめの転職先3:総務
総務の仕事には、資材や備品の発注や社内イベントの企画・運営、電話・メールへの対応、来客対応などがあります。
総務の仕事は、一般事務と同様に決められて仕事に加え、気遣いができる人が活躍できるのでおすすめです。
会社によっては幅広い業務を任せてもらえるので、キャリアアップも期待できますよ!
物流総合職からの転職におすすめの転職先4:秘書
秘書には、社長秘書や弁護士秘書、議員秘書などがあり、スケジュールの管理や書類の作成・整理などの業務を行います。
業務内容は業種によっても異なりますが、決められた仕事がメインで細やかな気遣いができる方や傾聴力がある方におすすめです。
人のサポートをするのが好きな方におすすめ!
次は、物流総合職を辞めるべきか迷った時の対処法について解説します。
物流総合職を辞めるべきか迷った時の対処法
物流総合職を辞めるべきか迷った時の対処法1:辞めたい理由を明確にする
まず、辞めたいと感じている理由を明確にすることで、次の転職先で重視すべき条件を整理してみましょう。
例えば、仕事が激務でつらいと感じているなら、比較的残業時間が少ない業界や職種、ワークライフバランスが取りやすい会社であることが重視すべき条件となります。
また、今の仕事にやりがいを感じられないのであれば、どんな仕事ならやりがいを感じられるのか考えてみてください。
転職活動においては、譲れない条件を3つ考えておくといいですよ!
物流総合職を辞めるべきか迷った時の対処法2:キャリアプランを考える
物流総合職からの転職を考えるなら、まずは自分がどんな仕事をやりたいのか、どんなキャリアを築いていきたいか考えてみましょう。
自分のやりたいことを見つけるには、自分自身が学生時代や仕事・趣味においてやりがいを感じたことや、強みが発揮されたことについて考えてみてください。
そうすれば、自分がどんな仕事に向いているか、どんな仕事をやりたいか見えてきますよ!
物流総合職を辞めるべきか迷った時の対処法3:転職エージェントに相談する
転職先の条件やキャリアプランが明確になったら、転職エージェントに相談し、転職先としておすすめの会社の紹介をしてもらいましょう。
相談することで、転職活動に踏み切ることができたり、在職中でも転職エージェントのサポートを受けることで、効率よく転職活動を進められますよ!
物流総合職からの転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントを活用すると、自分のキャリアを無料相談できたりより自分に合った職場を紹介してもらえたりします。転職・就職について考えている方は、これからご紹介するサービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか!
物流総合職からの転職におすすめの転職エージェント1:ミラキャリ
ミラキャリは、20代未経験から事務職への転職に特化した転職エージェントです。
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「未経験からデスクワークに転職したい」「土日祝日休み、残業少なめの求人を紹介してもらいたい」という方はぜひ無料Zoom相談を申し込んでみてください!
こんな人におすすめ | ・デスクワークの仕事に転職したい ・土日祝休み・残業少なめなどの求人を紹介してもらいたい ・未経験から事務職への就職・転職支援に強いプロに相談したい |
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特徴 | 20代未経験から事務職への転職に特化 |
エリア | 北海道、宮城県 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 愛知県、静岡県 大阪府、兵庫県、京都府 福岡県 |
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物流総合職からの転職におすすめの転職エージェント2:えーかおキャリア
えーかおキャリアは、既卒や20代フリーターのキャリア相談に強い転職エージェントです。
学歴・経歴不問の求人を中心に扱っているため、職歴がない方や経歴時に自信がない方でも安心して利用できます。
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物流総合職からの転職におすすめの転職エージェント3:CREDENCE
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