・『将来が不安でフリーターを辞めたい!就職するにはどうすればいいの?』
・『アルバイトを辞めるタイミング、辞める時はどう伝えればいいの?』
フリーターから就職するには、自分の強みを活かせる求人選びや入社後の活躍が期待できるようアピールすることが重要です。
無料で求人の紹介や選考対策を行ってくれる就職エージェントを活用すると、選考に通過しやすい履歴書・職務経歴書の作成、面接対策を行ってくれるので、就職の成功確率が高まりますよ。
この記事では、就職エージェントの紹介に加えて、キャリアコンサルタントとしてフリーターの就職支援を行ってきた筆者が、フリーターを辞めたいと考えている方に向けて就職するための方法やアルバイトを円満に辞める方法をお伝えします。
五十嵐美貴
キャリアカウンセラー歴13年:2級キャリア・コンサルティング技能士(国家資格)、キャリアコンサルタント(国家資格)、CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー)。高校生から中高年までの幅広い年齢層の就職・転職支援、相談業務に従事。高校や大学での面接指導、職業訓練校や就労移行支援事業所での講師兼キャリアコンサルタント、就職・転職フェアでの相談コーナーにて、求職者を支援。
関連記事:フリーターに強い就職エージェントおすすめ22選|正社員就職に役立つのはどれ?
フリーターを辞めたいと思ったらすべきこと
フリーターを辞めたいと思ったらすべきこと1:自己分析とアルバイト経験の棚卸し
自分に合った企業と仕事に就くためには自己分析と、これまでのアルバイト経験の棚卸しをして、自分自身の事をよく把握しておく必要があります。
「自分の持ち味、長所は何か。その根拠となるエピソード」「何ができ何をやりたいのか」「仕事をしていく中で大事にしている価値観、信念」「正社員を目指す理由」「フリーターになった理由」「将来はどういう人間になっていたいのか」などを具体的に書き出し、見える化することが重要です。
フリーターを辞めたいと思ったらすべきこと2:業界・企業研究
自己分析やアルバイトの仕事の棚卸しをすることによって、明確になった自分のセールスポイントやスキルを活かして貢献できそうな職種と業種、企業を選んでいきましょう。
ハローワークや就活・転職サイト、エージェントを活用して情報収集するのもおすすめです。
複数の候補を選択したら、各々の企業の情報収集(企業研究)を行います。どんな人物が求められているのか、そこに自分と重なる部分はあるか、将来のキャリアプランが実現できそうな企業かの検討に加え、そこで働く自分の姿もイメージしてみましょう。
フリーターを辞めたいと思ったらすべきこと3:履歴書と職務経歴書の準備
履歴書と職務経歴書の作成には、慣れていないと結構時間がかかります。手書きの場合は1字でも間違えたら書き直しですので、より時間を要します。
自己分析とアルバイトの棚卸しが済んだら、履歴書と職務経歴書の作成に取り掛かりましょう。
志望動機と自己PRは応募先企業に応じて変える必要があります。従って、志望動機欄と自己PR欄は空白のままにして、応募先企業が決まってから書き加える状態にしておくといいでしょう。
就職活動のために必要な以上の準備を1人で行うのは大変です。無料で就職相談や求人の紹介、選考対策などを行ってくれる就職エージェントに相談するのがおすすめです。
フリーターを辞めたいなら登録すべき就職エージェント7選
それでは早速フリーターを辞めたい方におすすめの就職エージェントについて紹介していきますね!
えーかおキャリアは、20代のフリーターの就職支援実績が豊富な就職エージェントです。
専任のカウンセラーが自己分析や希望条件のヒアリングを丁寧に行い、ミスマッチの少ない求人を紹介してくれます。
- 専任のカウンセラーがマンツーマンサポート
- 安定して働ける職場を見つけたい
特徴 | 20代のフリーター・既卒・第二新卒特化 |
エリア | 東京/千葉/埼玉/神奈川/大阪/京都/兵庫 |
- 専任のカウンセラーがマンツーマンサポート
- マッチする社風と職場環境を考慮し、企業を紹介してくれる
- カウンセリングを通じて応募書類対策、 面接対策など幅広く就職・転職活動を徹底サポート
無料相談はこちら!
あわせて読む:えーかおキャリアは「フリーターに強い」は本当?利用者の口コミを紹介!
キャリアスタートは、未経験から正社員の就職支援実績が豊富なフリーター特化型の就職エージェントです。
企業ごとの面接対策を行ってくれ、自分では気づいていないような強みを引き出し、効果的なアピールの仕方をアドバイスしてくれます。
利用者からは、「親身になって相談にのってもらえた」「選考対策が手厚く、無事内定をもらえた」と好評です。
- 学歴・経歴不問の求人を探したい
- 徹底した面接対策を受け、就職を成功させたい
特徴 | フリーター・既卒・第二新卒特化 |
エリア | 首都圏、愛知県、福岡県、大阪府、宮城県、北海道、静岡県、茨城県、新潟県、 岐阜県、熊本県、宮崎県、三重県 |
- 徹底した選考サポートをしてくれる
- 企業ごとに対策をしてくれる
- 履歴書・職務経歴書・面接でのアピール方法をアドバイスしてくれる
無料相談はこちら!
あわせて読む:キャリアスタートはフリーターに強いのは本当?利用者の口コミを紹介!
- いろんな求人の中から自分に合ったものを紹介してほしい
- 幅広い業界・職種の求人を紹介してほしい
特徴 | 人材紹介会社大手のリクルートが運営 全国の求人が豊富 |
エリア | 全国 |
- 求人数・転職支援実績が豊富!
- 経験豊富なアドバイザーによるスピーディーなサポートが受けられる
- 職務経歴書・履歴書などの書類の添削、 独自に分析した業界・企業情報の提供、 志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれる
- 大手・優良企業の求人を紹介してほしい
- 全国の求人を探したい
特徴 | 幅広い業界・職種の求人を保有! |
エリア | 全国 |
- 転職セミナーや手厚い転職サポートが受けられる
- オンラインで気軽に参加できるセミナーで相談や選考対策ができる
- 応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれる
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- 学歴・経歴不問の求人を探したい
- フリーターから正社員になりたい
特徴 | フリーター・既卒・第二新卒特化 |
エリア | 関東、関西、中部、九州 |
- フリーターの就職支援に強い!
- 人柄重視の求人を紹介してくれる!
- 採用ハードルが低く、採用されやすい求人が豊富
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あわせて読む:ハタラクティブのフリーターからの評判はどう?正社員経験なしでもおすすめ!
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- フリーターから正社員になりたい
特徴 | フリーター・既卒・第二新卒特化 |
エリア | 関東、関西、中部、九州 |
- フリーターの就職支援に強い!
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- 書類選考なしの求人もある!
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- 企業選びや選考対策をしっかりサポートしてほしい
- 手厚いサポートを受けて就職を成功させたい
特徴 | フリーター・既卒・第二新卒特化 |
エリア | 関東・東海・関西中心 |
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- 社会保険が無い、離職率が高い、若手を育てる環境がない企業を排除して紹介
- マンツーマンの書類添削・模擬面接、就活力アップセミナーを実施
- 経歴に自信がなくても安心できる
- 学歴不問でフリーター、中卒、高卒、大学中退、第二新卒など幅広い経歴の求職者のサポート実績が豊富
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フリーターから就職するには複数の就職エージェントに登録して、たくさんの求人を紹介してもらうことが重要ですよ!
どれに登録すれば悩む方は以下の中から登録してみましょう。
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就職エージェントを利用するメリット
メリット1:フリーター向けの求人を紹介してもらえる
就職エージェントに相談すると、就職先の希望、これまでの経験やあなたの強みに合わせて、フリーター向けの求人を紹介してくれます。
特にフリーターの就職に特化したエージェントは、「フリーター歓迎」「既卒歓迎」の求人をたくさん持っており、フリーターに対して理解のある企業を紹介してもらえるので、通常の求人で応募するよりも書類選考に通過しやすくなりますよ。
また、就職エージェントは、転職サイト上には公開されていない、登録者だけが知れる良い条件の求人があります。
なので、1人で就職活動を始めて自分で求人を探すよりも、多くの求人の中から効率よく、自分に合った求人を探すことができますよ。
フリーター向けの求人の中から希望に合った求人を選んで応募することで、選考に通りやすく、自信を持って志望理由をアピールできるようになりますよ!
メリット2:書類選考に通過しやすくなる
フリーターで働いていて、初めて就職活動をする場合、正社員採用に向けた履歴書、職務経歴書を書いたことがない方も多いのではないでしょうか?
職務経歴書では、これまでの職歴と業務で工夫してきたこと、就職後に活かせるスキル・強みをアピールします。
誰にも添削やアドバイスをしてもらわずに一人で書いて応募すると、上手く企業にアピールすることができず、書類選考すら全然通らないということも起こり得ます。
だから、就職エージェントに履歴書や職務経歴書の添削をしてもらったり、アドバイスをもらうことが重要です。
就職エージェントの担当者が、アルバイトでの経験や性格を分析して、あなたが気づいていない強みを引き出した上で、企業に評価されやすい内容に添削してくれます。
そうすることで、企業にとって魅力的な内容に仕上がり、選考に通過しやすくなりますよ!
就職エージェントで応募書類の添削をしてもらうことで、通常だと書類選考に通過しないところにも通る可能性がありますよ!
メリット3:面接対策をしてくれる
就職エージェントでは、選考に通過するように面接対策までしてくれます。
面接で聞かれる内容やマナー・注意点を教えてくれたり、本番さながらの模擬面接を行ってくれるので、初めての就職活動でも安心できますよ。
また、就職エージェントは企業の人事担当者からどんな人材を求めているかヒアリングをしているので、企業毎の評価のポイントを踏まえたアドバイスがもらえます。
企業の面接相手に合わせて、どういう発言をすると相手の反応が良いか、どんなポイントで評価するかといった傾向や対策を教えてくれることもありますよ。
面接対策をしっかりサポートしてもらうことで、面接で上手くアピール出来るようになり、選考に通過しやすくなります。
慣れない面接でも、練習をすることで、本番でも落ち着いて面接に臨むことができますよ!
フリーターの就職事情|フリーターをやめたいなら
すぐに退職したいけれど、退職を言い出しにくい場合は、【退職代行ガーディアン】に相談してみましょう。
会社への連絡を代行してくれるため、職場に行くことなく即日で退職することができますよ!
フリーターを正社員に採用するなら何歳まで?(人事へのアンケート結果)
以下のようにリクナビNEXTが人事にアンケートした結果、フリーターから正社員採用をする対象として35歳までが上限(しかもその割合は5%)と回答しています。
今までの経験上、業界・仕事内容次第ではありますが、30歳を超えてくると極端に就職難易度が高まるのでできるだけ若いタイミングで就職を考えることをおすすめします。
就職活動を始めるのが遅くなると正社員として就職するハードルが高くなるので、迷っている方はなるべく早く就職活動を始めましょう。
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ただ、35歳を超えると就職できないという訳ではないので、労働政策研究・研修機構(JILPT)の35歳以上の正社員転換率データを紹介しますね。
非正規社員の正社員転換率
男性 | 女性(無配偶) | 女性(有配偶) | |
35~39歳 → 40~44歳 | 17.5% | 11.7% | 6.0% |
こちらは労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査結果で、35~39歳の非正規社員が5年後に正社員へどれだけ転換しているかを割合を出しています。
このデータのように35歳以上でも正社員として就職することは可能です!ただ、転換率は他の年代と比べると低くなるので就職エージェントなど多くの就職サービスを利用することが肝心です。
将来が不安でフリーターを辞めたいと感じる理由
将来が不安でフリーターを辞めたいと感じる理由1:収入が少ない
フリーターは時給や日給制のため、10代、20代前半のうちは働けば働くほど収入になり、場合によっては同世代の正社員よりも収入が多くなることもあるでしょう。
しかし、年齢を重ねるにつれ、昇進や昇給、ボーナスによって収入が上がっていく正社員に比べ、収入が横ばいのままで増えていきにくいフリーターとでは収入格差が広がっていくばかりです。
厚生労働省の調査から分かるように、10代の頃は若手社員として正社員・非正規雇用の賃金の差はありませんが、20代の前半から徐々に差が開いてきます。
また、社員向けに用意されている住宅手当や家族手当、扶養手当なども非正規雇用の場合は支給されないため、既婚者や結婚を考えているフリーターにとっては生活を維持するだけの収入の確保が難しい状況です。
将来が不安でフリーターを辞めたいと感じる理由2:雇用の不安定さ
正社員は本人に重大な過失がない限り、解雇されることはありません。
有期雇用のフリーターは、会社側の都合により契約の更新がされなければ、そこで勤務終了となります。また、社会情勢や会社の経営難などによって、人員削減が必要になった場合にはフリーターが真っ先に対象になりがちです。
フリーターにはいつ何時失職しないとも限らない不安があります。失職するたびに、再度職探しをしなくてはならず、ストレスも溜まります。
次の仕事先が決まるまでの生活資金も案じられますし、前職場で雇用保険が掛けられていなければ、失業手当を受けることもできません。
将来が不安でフリーターを辞めたいと感じる理由3:社会的信用度の低さ
フリーターは定職に就いておらず、収入や雇用の不安定なイメージがあり、どうしても正社員よりは社会的信用度に欠けてしまいます。
たとえ毎月生活に余裕がある収入を得ていたとしても、車や住宅を購入する際のローンが組めなかったり、クレジットカードを作ることができない可能性があります。金融関係会社の審査は厳しく、非正規雇用者は契約できないという規定があるところもあります。
また、アパートやマンションなどを借りる場合、毎月の支払いが可能な十分な資産があったり、具体的な信用がなければ、家を借りることが難しいケースもあります。
フリーターを辞めるメリット
フリーターを辞めるメリット1:安定した暮らしができる
正社員になることで、安定した仕事と収入、暮らしを得ることができます。昇給やボーナスのほか、住宅手当、家族手当、扶養手当、資格手当など企業によって様々な手当てが用意されています。
また、会社員であれば、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険などの保険料は毎月の給料から天引きされますが、これらは病気や怪我、失業などで働けなくなった場合の生活の保障になるものです。
健康診断や退職金もあり、なかには昼食の補助金がある企業もあります。このように社員の生活基盤を支えるための様々な福利厚生があるのも魅力です。
フリーターを辞めるメリット2:社会的信用度がアップ
正社員としての定職を得ることで、毎月一定の収入もあることから信用度が上がり、車や住宅購入の際にローンを組んだり、クレジットカードを作ることができるようになります。
アパートやマンションなどの賃貸物件を借りることにも支障はなくなります。
生命保険や医療保険をはじめ様々な保険に加入する際は審査があり、収入や職業によっては制限が加わったり、場合によっては加入できない場合がありえますが、正社員になることで加入することができるようになります。
フリーターを辞めるメリット3:スキルアップ、キャリアアップができる
正社員は無期雇用で定年まで働くことができますので、勤務態度の悪さや重大な過失、経営不振によるリストラでもない限り、解雇される心配はありません。
従って、長期にわたって勤務することができるため、仕事を通じて知識と経験を積み重ねることで、スキルアップができますし、昇進のチャンスもあり、キャリアアップも図れます。
仮に将来、転職をすることになったとしても、即戦力としてアピールすることも可能になります。
フリーターを辞めて就職する場合のアルバイトを辞めるタイミング
フリーターを辞めて正社員への就職を目指すなら、現在アルバイトをしている人は仕事を続けながら就職活動をしましょう。
就活を始めてから就職先が決まるまでには、順調に進んだとしても約3カ月間を要します。これまで就活経験の少ない人なら、もっと多くの日数がかかる可能性があります。
もし、アルバイトを辞めてしまったとしたら、この就活期間中は無収入になり、経済的に困窮することになりかねません。
仕事をしながら就活のための時間を確保するのは、たやすいことではないかもしれませんが、いつまでに就職をするか就活のゴールを決め、それに合わせてスケジュールを組み、地道に活動をしていきましょう。
フリーターがアルバイトを辞める時のポイント
フリーターがアルバイトを辞める時のポイント1:1ヶ月以上前に相談する
法律上は2週間前に申告すれば、退職することが可能ですが(参考:日本労働組合総連合会)、引き継ぎやあなたが抜けた後の人員配置のことも念頭に置き、辞める1カ月以上前に相談するのが社会人としてのマナーです。
内定が出たら、企業の採用担当者と入社日を相談した上でアルバイト先の退職日を調整するといいでしょう。
アルバイト内容によっては、一人欠けると業務に差し障りが生じ、職場や従業員に迷惑をかけることになりかねません。
あなたが辞めることで新たな人材の採用をする必要が生じた場合は、勤務先によっては数カ月前までの申告と定められているところもありますので、早めに相談しておきましょう。
フリーターがアルバイトを辞める時のポイント2:直属の上司に直接会って伝える
退職の申し出をするのは気まずく、言いにくいものですが、だからといってメールで伝えたりするのではなく、直属の上司に直接会って口頭で伝えるのがマナーです。
社長や人事担当者にいきなり伝えたり、言いにくいからとアルバイト仲間を通じて伝えてもらうのはマナー違反です。
自分自身で直接直属の上司に伝えるまでは、周囲に情報が漏れないように配慮し、1対1で話ができるタイミングを見計らうことも大事です。
フリーターがアルバイトを辞める時のポイント3:前向きな退職理由を伝える
退職の申し出をした際、その理由は必ず聞かれるはずです。その際、曖昧な返答をすると、引きとめられて、スムーズに退職できない可能性もあります。
また、苦し紛れにその場しのぎの嘘の理由を述べるのも、トラブルのもとになりかねませんので、「正社員としての就活に専念するため」「正社員の就職先が決まった」などの前向きな理由を話しましょう。
また、たとえ事実であったとしても人間関係や待遇の悪さなど、職場への不平不満を理由にせず、これまでお世話になった感謝を述べ、円満に退職しましょう。
フリーターがアルバイトを辞めさせてもらえない時の対処法
上司が引きとめるために新たな好条件を提示したり、人員不足を理由に何とか残留させようと説得をしてきたとしても惑わされることなく、しっかりと退職の意思表示をし、毅然とした態度で臨むことです。
説得すれば何とか残ってくれるのではないかと相手に期待を持たせないことが重要です。
また、退職することで周囲に迷惑をかけることを申し訳なく思う気持ちと、これまでの感謝を伝えるなど誠意と礼を尽くした上で、正社員として入社する日が決まっているなど、新たなチャレンジをする前向きな姿勢を示せば、納得してもらえることでしょう。
事前に伝える内容を文章に書き出して、整理しておくといいでしょう。
フリーターを辞めて就職するまでの流れ
登録フォームに従って、プロフィールや最終学歴、職務経歴、希望条件を入力していきます。
たくさんの求人を見つけるために、就職エージェントは、総合型の就職エージェント1〜2社と、特化型の就職エージェントを2〜3社登録するのがおすすめです!
就職エージェントは求人票や企業のホームページだけでは得られない社風や環境、業界の動向などの情報も提供してくれます。その業界や企業ならではの選考ポイントなどのアドバイスもしてくれますよ。
メールや電話で担当者から連絡が来たら、面談の日程調整を行います。
早くて当日、遅くても3営業日以内に担当者から連絡が来るので待ちましょう。
この間に、以下の内容について考えておくと面談がスムーズに進みますよ!
- 業界・職種
(例:食品業界、事務職、営業職など…) - 働き方
(ワークライフバランスをとりたい、在宅・時短勤務など…) - 長期的なキャリアプラン
(専門スキルを磨きたい、管理職を目指したいなど…) - 勤務地の希望・転勤の有無
- 年収
経歴や希望条件のヒアリングを行います。
このときに希望の条件や優先順位・これまでの経験やスキルを整理しておくと、話がスムーズに進み、希望の条件や活かせるスキルに合った求人を紹介してもらうことができますよ!
- 現在の状況
- 就職しようと思ったきっかけ
- 業務経験やフリーター期間の活動
- 将来やりたいこと・ありたい姿
- 希望する業界・職種・条件
転職エージェントとの面談は企業との採用面接ではありませんので、自分自身を飾ることなく正直に話すことが大事です。そのことがあなたと企業とのミスマッチの予防にもつながります。
希望に合った求人を紹介してもらいます。
希望の条件がすべて揃う求人は限られているので、譲れない条件の1つ〜3つ決めてたくさん紹介してもらいましょう。
※応募するかどうか、その場で即答する必要はありません。
- 基本情報(企業理念、設立年度、従業員数、所在地など)
- 社長のあいさつ
- 求める人物像
- IR情報
- SDGsの取り組み
- どんなサービスを提供しているか
- 仕事の内容
- 給与
- 休暇・休業制度・福利厚生
- 残業時間
- 転勤の有無
条件だけでなく、働くうえで大切にしたい「価値観」がその企業で実現できるか否かも考慮する必要があります。「自分にとって仕事とは何か」「仕事に何を求めるか」を自問自答し、明らかにしておきましょう。
働くうえで大切にしたい「価値観」には例えば、仕事を通じて成長したい、蓄財のために働きたい、裁量度の高い仕事をしたい、専門性を高めたい等々があります。
企業の採用ページや口コミサイトをチェックして、希望通りの仕事内容・条件かどうか、自分の価値観に合うかをチェックしましょう。
納得のいく求人をご自身で選んで、履歴書・職務経歴書を作成します。
フリーターから就職を目指す場合、転職市場の状況や条件によっては選考に通過することすら難しい場合があるので、なるべくたくさん応募してみましょう!
早ければ3日、だいたい1〜2週間程度で選考結果が出ます。
選考の通過率を高めるために、担当者に応募書類の添削、面接対策を行ってもらいましょう。
履歴書
- 氏名・住所・生年月日・連絡先
- 学歴・経歴(高校から現在までの学歴・経歴を記載)
- 免許・資格(保有している免許・資格を記載)
- 志望動機(応募先企業への志望動機を記載)
- 本人希望欄(入社時期や勤務時間などの希望があれば記載)
職務経歴書
- 職務要約(どんなアルバイトをどんな役割で行ってきたか概要を記載)
- 職務経歴(具体的な業務・成果(売上など)・意識していたことを記載)
- 自己PR(アルバイトなどの経験に基づく自分自身の強みと就職後活かせるスキルをアピール)
あわせて読む:【例文つき】フリーターの履歴書の書き方|志望動機のポイントを解説!
あわせて読む:フリーターの職務経歴書の書き方|自己PRの例文・ポイントを紹介!
履歴書と異なり職務経歴書には定型フォーマットはありません。自動作成ツールを用意している転職エージェントもあります。ネットで検索すれば多くの見本もあるので、参考にしてみるといいでしょう。
企業に来社もしくはオンラインで面接を行います。
就職エージェントでは事前に選考のポイントや過去の選考情報を提供してくれたり、本番宛らの模擬面接を行なってくれますよ!
- 自己紹介
氏名、簡単な経歴、現在のアルバイトなどの活動、今後やりたいことなどを1分または3分程度で紹介 - 就職活動を始めたきっかけ
フリーターとして過ごしてきた理由、就職を希望するようになった経緯など - 志望動機
企業の魅力を感じた点、入社後やりたいことなど - 自己PR
アルバイトなどの経験に基づく自分自身の強みや、就職後その強みを活かしてどんな活躍ができるかなど - 今後のキャリアプラン
入社後にどんなことを成し遂げたいか、どうキャリアアップしたいかなど
自分の魅力をうまく伝えたり、質問に対してきちんと受け答えができるようにするためには、練習をすることが重要です。
面接で話す内容だけでなく、面接でのマナーや態度、姿勢、しぐさ、身だしなみ、言葉遣い、話すスピードなどもチェックしてもらうことができますよ。対面とオンライン面接の両方の練習をしておくといいでしょう。
面接当日は、企業のオフィスまたはオンラインで面接を受けます。スーツを着て、身だしなみを整えて面接に向かいましょう。
最終面接に通過すると企業から内定連絡がきます。
条件や入社日の調整をして内定を承諾します。年収などの自分からは言い出しにくい条件面の調整も行ってくれます。
あなたの希望をしっかりと伝えておきましょう。
就職のためアルバイト先を円満に辞めるコツをアドバイスしてくれたり、入社後のフォロー体制も整えている転職エージェントもあります。自分がどんなサポートを受けたいかを基準にエージェントを選ぶことも大事ですよ。
あわせて読む:フリーターの就職活動のやり方がわからない人必見!流れ・進め方を徹底解説!
あわせて読む:フリーター・ニートから就職したい人向け|就職活動の流れ・やり方を解説
フリーターからの就職でよくある質問Q&A
質問1:フリーターの就職におすすめの資格はありますか?
フリーターの就職におすすめの資格には、仕事で使用するツールや基本的な知識があることを証明できる以下の資格があります。
- 普通自動車第一種運転免許
- 日商簿記検定
- ITパスポート
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- 介護職員初任者研修
- 秘書技能検定
それぞれの資格がどんな業界・職種への就職に活かせるのか知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
あわせて読む:フリーターからの就職におすすめの資格8選|取得しやすい・就職に役立つ資格を紹介!
ただし、資格が必須ではない職業の場合は、資格を取ることよりも、まずは派遣やアルバイトで始めてみることをおすすめします。
なぜなら、資格よりも実務経験が重視されるからです。
例えば、簿記の資格を持っていても、未経験で経理職に就職するのは難易度が高いです。しかし、経理に近い一般事務などの経験があれば、有利になることがあります。
なので、まずは近い領域の仕事を派遣やパートで始めてみるといいでしょう。
派遣の仕事を始めるなら、大手で求人数が豊富なテンプスタッフがおすすめです!
質問2:フリーターで職歴がなくても職務経歴書は必要ですか?
職歴がない場合も職務経歴書は必要です。
職務経歴書が必要ない場合もありますが、職務経歴書を用意しておくと、面接では伝わらない自分の魅力をアピールすることができますよ。
アルバイト経験があるのであれば、アルバイトの業務内容や心がけていたこと、売上などの数値化できる成果などを書いてみましょう。
あわせて読む:フリーターから正社員を目指す人向けの職務経歴書の書き方|職歴なしの職務要約・自己PRの方法【例文・見本付】
質問3:フリーターであることは選考で不利になりますか?
フリーターであること自体が選考で不利になることはありません。
正社員として働く意欲があること、基本的な社会常識やマナーがあることをアピールできれば採用してもらえますよ。
もちろん、面接では、フリーターになった経緯を聞かれるので、フリーター期間に何をしていたかや就職を希望する理由をきちんと話せるようにしておくといいですよ。
あわせて読む:フリーターからの正社員就職で聞かれる面接質問例・回答例|面接対策・就活のコツを解説!
フリーターを辞めたいならまずは相談しよう!
この記事では、フリーターを辞めたい、就職したいという方に向けて、就職するメリットや就職する方法を紹介してきました。
フリーターから未経験で就職するのは自身の状況や希望する職種・地域などによって難しい場合もあります。
しかし、企業に自分の魅力や意欲をうまく伝えること、就職エージェントを活用することで、長期的に働ける企業に入社することができますよ!
就職活動の第一歩として、まずは就職エージェントに登録しましょう。
- えーかおキャリア|親身になって相談に乗ってくれると好評!
- キャリアスタート|マンツーマンで選考対策を徹底サポート!
- リクルートエージェント|全国の未経験歓迎の求人が見つかる
みなさんの就職活動が上手くいくように応援しています!ここで紹介した就職エージェント以外から自分にあった転職エージェント・就職エージェントを探したい方は以下の記事も合わせて読んでみてください!