- 未経験から施工管理に転職するにはどうすればいいの?
- 施工管理の転職先やキャリアパスについて詳しく知りたい
と思っていませんか?
この記事では、未経験から施工管理に転職したい人に向けて、未経験から転職するメリットや施工管理の仕事内容について解説します。
あわせて読む:施工管理に強い転職エージェントおすすめ6選|建設業界の求人を探すなら?
未経験から施工管理に転職できる?
施工管理は未経験でも転職は可能であり、求人でも「未経験OK」という企業も多く募集しています。
「施工管理技士」という国家資格もありますが、この資格は実務経験が無いと取得はできませんので、まず建設会社で働き経験を積むことが必要です。
そのため、資格がないからといって転職ができないことはありません。
建設会社の多くは施工管理の人材が不足している状況ですので、未経験も積極的に募集しています。
未経験で転職しても、企業が一から指導する体制は整えていることがほとんどで、人材育成のため、資格取得のためのサポートをする 企業も多く存在します。
あわせて読む:施工管理は転職しやすい?求人が多い理由を解説!
キャリアコンサルタント 杉橋 綾太さんのコメント
結論から言うと年齢が若い方であれば、未経験から施工管理に転職することはそう難しいことではありません。
建設会社の多くが人材不足の状況で、若手の採用や人材育成に力を入れていますのでコミュニケーション能力や熱意があれば十分転職する事が可能です。
但し、大手建設会社は未経験の採用をしている会社が少ない為、もし大手建設会社に入社したいのであれば中小建設会社で経験やスキルを身に付けなければ転職することは難しいでしょう。もしくは、派遣会社経由であれば準大手の建設会社などで働くことは可能です。派遣で希望の大きい会社で経験を積む、そこから正社員登用を目指すか、その経験を活かして転職するのも一つの手でしょう。
未経験から施工管理に転職するコツ
未経験から施工管理に転職するコツ1:未経験OKの求人に応募する
施工管理は人手不足のため、未経験でも採用をしている企業は多いです。
大手の企業ではなく、中堅のゼネコンや工務店は特に未経験OKの企業が多いので、施工管理の仕事に興味があれば、ぜひチェックすることをおすすめします。
未経験OKの施工管理の求人を探すなら、建設・設備求人データベースで探してみましょう!施工管理の求人が9.013件(※2022年8月時点)あり、未経験歓迎の求人も豊富です。
無料登録はこちら!
未経験から施工管理に転職するコツ2:臨機応変な対応ができることをアピールする
企業側が施工管理の募集の際に、求める人材の例として、「臨機応変に対応ができる人材」があげられます。
施工管理の仕事は、
- 工程管理
- 施工管理
- 品質管理
- 安全管理
- 原価管理
など、業務がたくさんあることが特徴です。これらの業務を日々進めていかなければなりません。
しかし、現場では職人への対応や、トラブルに対する対応など色々なことが起きます。今している作業を中断して、対応しなければならないことも日常茶飯事です。
そのため、臨機応変に業務の切り替えができる能力が必要です。
もし、臨機応変に対応ができる自信がある方は、ぜひアピールして欲しいポイントになります。
未経験から施工管理に転職するコツ3:リーダージップをアピールする
さらに、施工管理に転職するためのアピールポイントとして、「リーダーシップ」があります。
施工管理は自身で施工するのではなく、職人を動かして現場を進めていきます。
はっきりと指示をしないと、人はどう動いてよいか迷いますし、間違いがあれば指摘して正しい方向に導かなくてはなりません。
このように、人の先頭に立って指示・指導ができる人材は施工管理に向いている素質です。
前職でプロジェクトリーダーをした経験がある方や、管理職に就いたことがある方はアピールができるポイントになります。
キャリアコンサルタント 杉橋 綾太さんのコメント
多くの建設会社が施工管理の手が足りない状況ですので、転職すること自体はそう難しいものではありませんが、希望する企業に受かるには面接時にしっかりと自己アピールしましょう。
今までの職歴の中で、リーダーなどのまとめ役や調整役の経験がある方、マルチタスクが得意な方、仕事の優先事項をすぐに決められるなども重要なアピールポイントになります。
今までの職歴を振り返って施工管理としてどのようにアピールできるか考えてみましょう。
未経験から施工管理に転職する3つのメリット
未経験から施工管理に転職するメリット1:転職のハードルが低い
建設業は人材不足に悩まされており、その中でも施工管理の人材不足は深刻な問題になっています。
そのため、多くの建設会社は未経験でも積極的に募集をしており、人材を求めている現状です。
建設業の有効求人倍率は、2022年4月のデータで3.88倍と出ており、求人掲載企業の数より、応募する人材が圧倒的に少ないことがわかります。
大手企業であれば、経験や実績を求める企業もありますが、中堅の企業であれば未経験でも積極的に採用をしている企業も多いので、転職のハードルが低いといえます。
未経験から施工管理に転職するメリット2:働きながら資格取得が目指せる
未経験から施工管理をするメリットとして、働きながら資格取得が目指せることがあげられます。
「施工管理技士」取得をするには、実務経験が必要です。現場で実務を実践することで、施工管理の仕事を少しずつ覚えることができます。
また、施工管理技士は、建設業界にとってニーズのある資格のため、資格取得をバックアップする企業も増加しました。
資格を取得することができれば、資格手当などの昇給にも期待ができるのでモチベーションのアップにもなります。
未経験から施工管理に転職するメリット3:マネジメント能力のアップ
施工管理の仕事は、マネジメント能力のアップに繋がります。
その理由として、施工管理は一つの建物に対して、実行予算を組み、工程の管理、材料の発注、人員の手配など、ビジネスとして必要な業務を全て行うからです。
また、クライアントとの打合せ、協力業者への交渉などのコミュニケーション能力の向上にもなります。
施工管理を経験することで、他の業種でも通用するマネジメント能力を高めることができるはずです。
施工管理の仕事の魅力や向いている人について知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください!
キャリアコンサルタント 杉橋 綾太さんのコメント
建設会社は施工管理の人手不足が続いていますが、将来の課題としては現在働いている先輩施工管理者の後継者が少なくなってきていることにあります。
その為、新しく入社される方々には期待が込められ資格取得やスキルアップの機会を積極的に与えてくれます。
また、過去に比べると就業環境もかなり改善されつつあり、女性でも転職しやすい環境作りや働きやすい風土作りに業界として力を入れていますので今後期待が寄せられています。
あわせて読む:施工管理に向いている人の3つの特徴|魅力・やりがいを解説!
施工管理の転職先の種類
施工管理の転職先1:ゼネコン
施工管理の転職先としてゼネコンがあげられます。
ゼネコンは、設計・建設・研究を行う総合建設会社で、ビルや施設、工場や店舗などを手掛ける企業です。
建物を建設する際には、現場を管理する施工管理者が必要であり、多くの建設会社が施工管理を募集しています。
現場の規模にもよりますが、現場に事務所を構え、複数人で管理を行います。
ゼネコンは、売上高によって3つに分類されており、「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」「中堅ゼネコン」があります。
スーパーゼネコンは、経験者や資格保有者を募集している傾向が強いですが、準大手ゼネコンや中堅ゼネコンは未経験の募集が多くあります。
施工管理の転職先2:ハウスメーカー
ハウスメーカーも施工管理の募集を行っています。
ハウスメーカーは住宅をメインで販売、施工する企業で、顧客は個人が多いです。
ハウスメーカーは、営業と施工管理で役割を分けている企業も多く、営業がクライアントに提案し受注する、施工管理が営業が受注した工事の施工を進めるという役割に分担されています。
ハウスメーカーの施工管理は、現場に事務所を構えることはほとんどなく、一人が複数件の工事を担当することが多いです。
施工管理の転職先3:デベロッパー
デベロッパーとは、不動産・建物の開発事業を行う企業を指します。
デベロッパーの仕事は、ビル・マンションから街の開発事業と幅が広いことが特徴です。
また、ビルやマンションの耐震工事、改修工事も行い、省エネを目的とした設備更新も積極的に行っています。
そのため、施工計画を立てて現場を管理する施工管理者を募集している企業も多いです。
施工管理のキャリアパス
施工管理のキャリアパス1:現場責任者
施工管理で、キャリアップを目指すのなら、まずは実務を経験し施工管理としての仕事を覚えていきます。
先輩・上司の指示に従い経験を積んでいき、責任者として仕事を任せられるようになりましょう。
施工管理の仕事はとても多いので、未経験者が1度にたくさんのことを覚えることは難しいです。
焦らずに、少しずつ覚えていくことが重要になります。
施工管理のキャリアパス2:施工管理技士
経験を積み、施工管理の仕事を覚えたら、施工管理技士の資格取得を目指します。
施工管理技士の資格取得のために必要な実務経験は、学歴によって異なりますが、最低で1年以上は必要です。
また、1級施工管理技士の資格取得には最低でも4年6ヶ月は実務経験が必要になります。
まずは、2級施工管理技士の取得を目指すといいでしょう。
企業によっては資格を取得をすることで、資格手当がつくなど昇給にも期待ができます。
施工管理技士の資格を取得しても、手当がない、昇給しない場合は転職も視野に入れるといいでしょう。
施工管理技士は1級、2級ともにニーズがあるので転職にも有利です。
特に1級施工管理技士は人材が不足しているといわれてますので、資格を取得をすることができれば、給料面でも優遇される可能性は高いです。
通常、年齢を重ねるごとに転職は難しくなりますが、施工管理技士を取得し実務経験が豊富であれば、年齢に関係なく転職は有利になる可能性が高いです。
年齢を重ねても、自分のスキルとして社会に貢献ができることが施工管理の魅力といえます。
施工管理の求人を探すなら、建設業界に詳しいコンサルタントがサポートしてくれる転職エージェントに相談するのがおすすめです!
次は、未経験から施工管理に転職するならおすすめの転職エージェントを紹介します。
未経験から施工管理に転職するならおすすめの転職エージェント
- セコカンNEXT
未経験から施工管理への就職・転職におすすめ! - 建設・設備求人データベース
建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - ベスキャリ建設
施工管理の派遣求人に強い!
希望の条件に合う求人をなるべくたくさん見つける為にも、転職エージェントは2〜3社登録しておくのがおすすめです!
迷った方は、未経験歓迎の施工管理の求人が豊富なセコカンNEXTに登録するのがおすすめです!
無料相談はこちら!
未経験から施工管理に転職するならおすすめの転職エージェント1:セコカンNEXT
セコカンNEXTは、施工管理を中心とした建設業界の求人に特化した転職エージェントです。
20代・30代で未経験から施工管理に就職したい方から建設業界で年収アップしたい経験者向けの求人まで幅広く取り扱っています。
施工管理の業務を理解したコンサルタントがサポートしてくれるため、マッチ度の高い求人を提案してもらえます。
こんな人におすすめ | ・施工管理の豊富な求人の中から選びたい ・施工管理の転職・仕事について詳しいコンサルタントに相談したい |
求人数 | 施工管理:18,273件 ※2023年4月7日時点 |
求人エリア | 全国 |
- 施工管理の求人が豊富!
- 未経験歓迎の求人も豊富!
- キャリアアップできる求人が見つかる!
- 施工管理に詳しいコンサルタントがサポートしてくれる
無料相談はこちら!
あわせて読む:セコカンNEXTの評判はどう?3つの特徴を解説!
未経験から施工管理に転職するならおすすめの転職エージェント2:建設・設備求人データベース
建設・設備求人データベースは建設業の求人数が豊富な転職サイトです。
また、建設業界に特化しているからこそ業界や企業に詳しく、待遇・福利厚生の詳細、求人企業の業界内での立ち位置や強み・弱み、経営状況、社風や配属部署の雰囲気といった、他では手に入らない具体的な情報も提供してくれます。
企業ごとに好まれる人物像、評価される経験、過去の面接での質問傾向や面接官の人柄なども把握した、建設業界の転職支援実績豊富なコンサルタントがサポートしてくれるので、選考にも通過しやすくなります。
こんな人におすすめ | ・豊富な求人の中から自分に合ったものを探したい ・資格を活かして転職したい |
求人数 | 施工管理:7350件 (※2023年4月7日時点) |
求人エリア | 全国 |
運営開始時期 | 2011年(参考) |
- 東証プライム市場上場企業の株式会社クイックが運営!
- 上場企業が運営しているから安心!
- 建設業の求人が豊富!
- 希望の条件にマッチする求人が見つかる!
無料で手厚いサポートが受けられるので、まずは無料登録してみてください。
まずは無料登録してみよう!
口コミを見たい方はこちら
あわせて読む:建設・設備求人データベースの口コミ・評判はどう?
未経験から施工管理に転職するならおすすめの転職エージェント3:ベスキャリ建設
ベスキャリ建設は、東証プライム上場グループのコプロ・エンジニアードが運営する、建設・プラント業界に特化した転職エージェントです。
建設業界に詳しいキャリアアドバイザーが希望条件にマッチする求人を提案してくれます。
また、経験・スキルに合わせて担当者が給与交渉も行ってくれるため、年収を上げたい方にもおすすめです。
こんな人におすすめ | ・建設・プラント業界の豊富な求人の中から選びたい ・建設・プラント業界の転職・仕事について詳しいコンサルタントに相談したい |
求人数 | 施工管理:13,387件 ※2023年4月7日時点 |
求人エリア | 全国 |
- 建設・プラント業界に特化!
- 東証プライム上場企業のグループ会社が運営!
無料相談はこちら!
次は、転職エージェントを使った転職活動のやり方を解説します。
転職エージェントを使った施工管理の転職活動のやり方
登録フォームに従って、プロフィールや最終学歴、職務経歴、希望条件を入力していきます。
なるべきたくさんの求人を見つけるために、複数社の転職エージェントを活用するのがおすすめです。
- 建設・設備求人データベース
建設業経験者におすすめ!建設業の求人が豊富!上場企業が運営 - ベスキャリ建設
施工管理の派遣求人に強い! - セコカンNEXT
未経験から施工管理への就職・転職におすすめ! - リクルートエージェント
求人数・転職実績・施工管理・建設業界の求人が豊富
メールや電話で担当者から連絡が来たら、面談の日程調整を行います。
早くて当日、遅くても3営業日以内に担当者から連絡が来るので待ちましょう。
この間に、以下の内容について考えておくと面談がスムーズに進みますよ!
- 業界・職種
(例:建築事務所、ハウスメーカーなど…) - 働き方
- 長期的なキャリアプラン
(専門スキルを磨きたい、大規模なプロジェクトに携わりたいなど…) - 勤務地の希望・転勤の有無
- 年収
経歴や希望条件のヒアリングを行います。
このときに希望の条件や優先順位・これまでの経験やスキルを整理しておくと、話がスムーズに進み、希望の条件や活かせるスキルに合った求人を紹介してもらうことができますよ!
- 現在の状況
- 転職しようと思ったきっかけ
- 業務経験
- 保有資格
- 将来やりたいこと・ありたい姿
- 希望する業界・職種・条件
希望に合った求人を紹介してもらいます。
希望の条件がすべて揃う求人は限られているので、譲れない条件の1つ〜3つ決めてたくさん紹介してもらいましょう。
※応募するかどうか、その場で即答する必要はありません。
- 基本情報(企業理念、設立年度、従業員数、所在地など)
- 社長のあいさつ
- 求める人物像
- IR情報
- SDGsの取り組み
- どんなサービスを提供しているか
- 仕事の内容
- 給与
- 休暇・休業制度・福利厚生
- 残業時間
- 転勤の有無
以下の記事では、施工管理の転職先を探すときの求人項目別にチェックすべきポイントを解説しているので、あわせて読んでみてください!
納得のいく求人をご自身で選んで、履歴書・職務経歴書を作成します。
早ければ3日、だいたい1〜2週間程度で選考結果が出ます。
選考の通過率を高めるために、担当者に応募書類の添削、面接対策を行ってもらいましょう。
履歴書
- 氏名・住所・生年月日・連絡先
- 学歴・経歴(高校から現在までの学歴・経歴を記載)
- 免許・資格(保有している免許・資格を記載)
- 志望動機(応募先企業への志望動機を記載)
- 本人希望欄(入社時期や勤務時間などの希望があれば記載)
職務経歴書
- 職務要約(どんな業務をどんな役割で行ってきたか概要を記載)
- 職務経歴(具体的な業務・成果(売上など)・意識していたことを記載)
- 自己PR(自分自身の強みと転職後活かせるスキル・経験をアピール)
あわせて読む:【例文つき】施工管理の志望動機のポイントを解説!
あわせて読む:【施工管理の転職】自己PRのポイントを例文付きで解説!
企業に来社もしくはオンラインで面接を行います。
転職エージェントでは事前に選考のポイントや過去の選考情報を提供してくれたり、本番宛らの模擬面接を行なってくれますよ!
- 自己紹介
氏名、簡単な経歴、今後やりたいことなどを1分または3分程度で紹介 - 転職活動を始めたきっかけ
転職を希望するようになった経緯など - 志望動機
企業の魅力を感じた点、入社後やりたいことなど - 自己PR
経験に基づく自分自身の強みや、転職後その強みを活かしてどんな活躍ができるかなど - 今後のキャリアプラン
入社後にどんなことを成し遂げたいか、どうキャリアアップしたいかなど
あわせて読む:施工管理の転職面接で聞かれる質問例と回答のポイント
最終面接に通過すると企業から内定連絡がきます。
条件や入社日の調整をして内定を承諾します。年収などの自分からは言い出しにくい条件面の調整も行ってくれます。
あなたの希望をしっかりと伝えておきましょう。